2012.5 ひたち海浜公園と海の鳥居 その2 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

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カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

海と風と柔らかな日射しを感じるひたち海浜公園。

ネモフィラの咲き誇る、一面青の「みはらしの丘」を抜けて

道路をまたぐ橋を渡ると、開けた大草原が見えてきます。

風が吹きわたる様子が目に見える。

*その1~ネモフィラの花~はこちら


草原の向こうには、ランドマークの観覧車の姿。

子供と来ても楽しい、ちょっとした遊園地がこの先にあります。

そんな親子連れを見守る、この季節を彩る花畑を目指して

草原をいつもより大きな歩幅で横切りました。


お目当ては、ポピーの花です。


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Spring has come!









見渡す限りの青い景色もまた海の中にいるようで

素晴らしかったですが、こうしたカラフルでひらひらと優雅な

花の大群も目を見張るほど素敵です。

素直に美しいと思える光景。

春に湧き立つ姿は命そのものです。


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lady red.









ポップなカラーで撮ってみました。

何だろう、この花は綺麗な女の人の風になびくスカートみたい。

そんな女性らしさをすごく感じますね。


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垂直線。














花が葉っぱより一段と高いところまで伸びて、

すっくと茎一本で立つ姿はそれでいて凛々しい。

つぼみは頭を垂れているんですけどね。

花が咲いたときに、一番、誰よりも高く。

気高い花です。


雲ひとつない空には眩しく、目に焼きつくような赤、桃。

競い合うようでありつつ、調和もしている。

そういうところが自然はいいなと思います。


ポピー畑の真ん中には小さなアルミの橋があります。


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赤い波。






周りを赤で埋め尽くされて、

橋自体が幻のようにも見えます。

写真を撮っているあいだに、若いご夫婦と、

お年を召したご夫婦がこの橋を渡っていかれました。

花畑の中心に寄り添うようにして立つご夫婦の姿は

どちらもとてもいい風景でした。

心なごむ。


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あとさき。














そして彼らが通り過ぎたあとを、

優しく見守るポピーたち。

穏やかな春の昼下がり。


さて、ポピーの花言葉も調べてみました。

まず、ポピーって芥子の仲間だったんだ…ということを知り驚き。

花言葉もいろいろあるみたいで、花の色によっても違うのですが、

「陽気で優しい」とか、赤は「慰め」「感謝」という意味もあるそう。

白の「忘却」「眠り」というのも好きです。


ですが、一番しっくりきたのはこれ!


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恋の予感。














はあと型です。

気づいて何枚も撮りました。

かわいらしい!


さて、花畑をぐるりとまわりこむと、背景に遊園地が見えてくる

場所に出ます。

ここから眺める、風に揺れるポピーの花は

先ほどとはまた違った情感を与えてくれます。


夢のなかみたいな世界。


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ファンタジー。















海浜公園には、至るところにその季節の花が咲き誇り

この公園をすべて見るには、一日必要そうです。

それくらい広くて、とにかく自然。


本当は海際のエリアまで行って、海のそばに生える植物とか

砂丘観察とか(笑)いろいろしたかったのですが

バスの時間があっという間に来てしまったので、泣く泣く公園を後に。

また別の季節に、今度は行けなかったエリアを回りたいなと思います。


最後に、この日たくさんの写真を彩ってくれた立役者を。


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空をなぞる。









彼もまた、春の色合い。