2011.7 たんばら・吹割の滝1day その2 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

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カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

その1~たんばらラベンダーパーク~はこちら


一度沼田駅に戻って、路線バスに乗り換えて吹割の滝へ。

バスに50分ほど揺られると、滝の入口に着きます。


「東洋のナイアガラ」と呼ばれる吹割の滝は、その名の通り

大きな岩の割れ目から、大量の水が激しく落ちていく豪快な滝です。

夏の水辺はとても心地良く、また水の流れを追うのが好きな身としては

滝を見に行くのはとても楽しみでした。


道路から入口の看板を見つけて脇道に入り、

しばらく木造りのお店が立ち並ぶ坂を下っていきます。

下りきると、そこからは「吹割渓谷」として、遊歩道が整備されています。

下るほど、マイナスイオンの効果なのか、涼しい空気が漂って、

水の音が間近に聞こえてきます。


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水の音。









実は、水の流れをさまざまな表情でカメラに収める練習も

兼ねていたのですが、これはまた難しいですね。

シャッタースピードを遅くして、白い糸のような流れを表現したかったのですが

背景とのバランスとか、スピードが遅い分全体がぼやけてしまうだとか、

試行錯誤しながら撮っていきました。

まだまだ勉強&実践が必要だと実感。がんばります。


川沿いの道を、滝に向かって歩いていきます。


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見守る先。














水底には、流れが描き出した自然の紋様がくっきりと。


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水の紋様。









色々な自然の色がいっぺんに写りこんだ、面白い写真になりました。


滝の近くまで来ると、いよいよごうごうという激しい水の音が

脳を直接揺さぶります。

重く深い音に包まれる、不思議な感覚とともに、すぐ目線の高さに

岩の割れ目を流れ落ちる滝が現れました。


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東洋のナイアガラ。









滝があまりに近くに見えるので、思わず吸い込まれそうになるほど。

水しぶきを上げてドォォォと水が落ちていくさまは、圧巻でした。

とても迫力のある滝です。


豪快な音が心に沁みるのを感じながら、滝のまわりをぐるっと回って

上流の方に向かいます。

上流側から滝の方を振り返ると、こんな感じ。


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降り注ぐ。









上流の方はかなり開けていて、底が浅い部分が広く続いており、

川に入って遊んでいる子供たちがたくさんいました。

川遊びってとてつもなく楽しかった思い出があります。

自分も靴を脱いで、川に入ってみると、冷たくてするっとした感触が足を包みました。

水がとても綺麗で、日の光の模様がそのまま足の甲に落ちてきます。

しばらく川に浸かったまま、ほっと一息。


遊歩道は、川沿いを離れ、少し森の中を上っていきます。


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木漏れ日。









夏の強い日差しを柔らかく解きほぐしてくれる様子が

綺麗だったので。


ここからは山道になり、上っていくと、滝を上から見下ろせる

観瀑台に行くことができます。

さすが渓谷…結構、高低の差が激しい道でした。

途中、川を横切る吊り橋も渡ることができ、冒険気分です。

風通しの良い吊り橋からの眺めもまた美しいです。


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雄大な流れ。









しばらくは両側を森に囲まれて、川の見えない坂道が続くのですが、

途中の「観瀑台まで○m」という看板に励まされつつ、道をたどっていきます。

この道は「詩のこみち」という名がついていて、途中途中に滝を詠んだ俳句が

彫られた句碑が立っています。

休憩しつつ、俳句に思いを馳せるのもまた楽しみのひとつですね。


観瀑台は3か所あるのですが、第一観瀑台からの眺めはこんな感じです。


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上からの眺め。














これくらいの高さまで登るので、結構急な山道です(笑)。

近くの方が、滝の迫力は感じられるのですが、こちらからは

滝の全容が分かるので、こういう形に割れ目が入っていたのか~など

新しい発見がありました。


第二、第三とめぐり、今度は下り坂を下り切ると、吹割大橋に出ます。

道路に戻ってきて、渓谷一周完了です。


水の流れは自然が作り出す神秘のひとつですね。

どんなに見ていても飽きません。


帰りのバスが来るまで少し時間があったので、改めて滝のそばへ。

少し日が暮れて、一日の終わりが近づく雰囲気を感じ取れます。


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また会いましょう。









水面から顔を出す細枝が、水の旅路を見守っているような、

またねと言っているような、そんな風に見えました。


四季折々の表情を見せてくれる滝でもあるので、また紅葉の季節や、

今の時期だと雪化粧でしょうか、そんな顔も見に行ってみたいなと思います。


日帰りの旅でしたが、暑さとともに、小さい頃夏休みに死ぬほど遊んだ記憶を

呼び起こしながら、"夏"を満喫した一日となりました。

大人の夏休みが、子供の夏休みになってもいいですよね。

夏は、やっぱり一番大好きな季節です。