2011.6 西武ゆり園・狭山湖 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

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カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

1日旅行です。

花暦を調べたところ、ゆりが満開という情報をゲットし、

さっそく出かけることにしました。


西武ゆり園は、西武ドームのすぐ隣にあります。

野球の試合はなかったようでしたが、ゆり園が見ごろということで

昼間には、訪れている人がたくさんいました。


ゆりといえば、あの大きな花が魅力ですよね。

一輪でもものすごい存在感。

色も、白も含めて「くっきり」という感じ。

ちなみに、花言葉は「威厳」「純潔」「無垢」だそうです。

(ゆりにも色々な種類があり、それぞれ微妙に花言葉は違うそう。)


ゆり園は、狭山丘陵の地形そのままなので、意外と山!

山の中にゆりが咲き誇っています。

そのあいだの小道をぐるっとめぐる形です。


たくさんのゆりは、ピンク、白、深いオレンジ…

本当に様々な色があって、どれも目を引く。

いい意味で、主張の強い花。


小道を進んでしばらく行くと、開けた場所に出ます。

そこはまさにゆりの絨毯!


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たくさんの仲間。
















斜面に、色とりどりのゆりが花を揺らしていて、

遠くから見ると、パッチワークみたいに見えます。

背景に映せば、油絵に描いたような雰囲気に。


一方で、一輪だけすっくと立つゆりにも惹かれました。

少し濃くて、鮮やかなピンクは他のものとは違う、自分だけの色。


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上と、下。
















一輪まっすぐに立つ姿に、自分の背も伸びるようでした。

実は、この写真は、ゆりの足元に咲いていたつゆ草と一緒に

ゆりを入れようと苦労して撮った写真です。

印刷すると切れてしまうのですが…Webで残せて良かったー。

大きいものと小さいものが、一緒に生きている感じが良かったので。


丘を登る途中で、飴のようなピンクと真っ白な花が

交互に列を成しているところに出ました。

雨上がりの日だったので、地面の土はぬかるんでいましたが、

ゆりの花弁の上に、雨粒の宝石がたくさん落ちているという景色に出会えました。


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小さなきらめき。









ゆりは、香りも楽しめますね。

ふわりと漂う、大人の女性をイメージするような香りです。


色とりどりのゆりを横目に眺めながら、丘をのぼります。

オレンジのゆりばかりが群生しているところ、真っ白なゆりが手向けのように揺れているところ、

色々な顔を見せてくれました。


丘のてっぺんからは、今度はゆりの絨毯が見下ろせます。

思わず飛び込みたくなるような光景です。


ここで、いつもと違う見方で写真を撮ってみようとチャレンジ。

絨毯のまわりは植え込みと鉄製の柵で囲まれているのですが、

その柵の穴から、カメラごしに覗きこんでみる。

すると、ちょっとメルヘンチックな一枚が撮れました。


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違う世界の入口。









視界が狭まって、まるで万華鏡の端みたいに

花のかたまりが丸まっていました。

ああ、こんな風に見えているのか、蒼生には。

そんな風に思い、知らない人の一面を知れたような感じ(笑)がして、

少しうれしくなりました。


また絨毯のまわりを巡ると、再び森の中へと入ります。

ここで、今日一番、その色に惹かれました。

一輪のゆりが、森の中で絨毯を遠巻きに眺めながらひっそりと

咲いていたのですが、その花弁の色が淡いピンク色で。

どことなく、和の情緒を漂わせる、上品な色。


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和の香り。








この色が、たくさんのゆりの中で一番のお気に入りでした。


こうしてぐるっとひとめぐりして、入口まで戻ってきました。

都心から近いところに、森林浴をしながらゆりを楽しめる場所があるとは。

すかりゆり(花びらの形もまっすぐで、色も単色のもの)の見ごろの時期に行ったのですが、

もう少し夏に近づくと、今度はハイブリッド(花びらも波打っていて、色も複数のもの)の見ごろになるそうです。

来年は、そちらにも行ってみようかなと思います。


初夏の風を感じる、すがすがしいゆり。

「純潔」という花言葉がぴったりだなぁと感じました。

春と夏のあいだの、みずみずしさを感じたい方は、ぜひ訪れてみてください。


さて、まだ日が高かったので、周辺の建物や自然も訪ねてみることに。

まずは、ゆり園のすぐ隣にある、狭山不動尊に足を向けました。


お寺には、もうひとつの初夏の代名詞、あじさいが!

来てよかった!


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空に向かって。









あじさいは好きです。

青いということもありますが、自分的にゆかりのある花だったりもするので。

何より、小さな花がいくつも寄り添って、空に向かって青を放っている姿が

素敵だと思う。

7月にはあじさいの名所、鎌倉にも行きました。

そちらはまた別の機会に紹介できれば。


お寺の本堂をめぐったあとは、裏手の門から狭山湖を目指します。

道路沿いを1kmほど歩くと、狭山自然公園に出ます。

この公園、相当広いらしく、入口から湖が見えてくるまで、さらに

15分ほど歩きました。

視界が開けると、右も左も水面になります。


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水をたたえて。









湖の中心を、一歩に貫く道があって、

かっこいい!渡りたい!と思ったのですが、そろそろ日が暮れてきそうということで

断念しました。。

公園はかなり広く、いろいろな見どころもあるようなので、

また改めて時間を取って出かけたいと思います。

風もなく静かで、親子が楽しそうに遊ぶ声が聞こえてくる、

休日の安らかなひとときです。

少し休んでから、西武球場前駅に引き返しました。


たった1日の小旅行でしたが、どんなに小さな出会いでも

カメラに収めるときは、やっぱり何か発見があって、

胸がドキドキ、わくわくします。

それがどこかに出かけることの楽しさ。


もっともっと、見たことのない景色に出会いたいですね。