きょう、アメブロのご招待で映画「プレステージ」の試写会に行ってきました。
この映画、予告編で知ってたんですが、水の入ったガラスのはこの中でもがき苦しむシーンが印象的でした。
一応、ふたりのマジシャンが騙しだまされするトリッキーな映画というくらいの予備知識は持っていました。
実際に映画を見てもまさにそのとおり。ふたりの若き天才マジシャン、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)の嵌め合い、騙し合い、出し抜き合いの話です。
最初、ふたりは組んでいました。ふたりの他には、アンジャーの妻と、もうひとりの仲間(マイケル・ケイン)がいて、ガラスの水槽からの脱出のマジックを披露していました。
ところがボーデンはもっとむずかしい演出をやろうと言いだします。アンジャーの妻を水槽に入れるとき両手両足を縛るのですが、そのとき、二重に縛るべきだと主張します。
そして皆の反対を押し切り、現場でそれを勝手に実行。その結果、妻は脱出できずにおぼれ死にます。
これにより、ふたりはたもとを分かち、今度はアンジャーがボーデンを撃ち、左の薬指と小指を吹き飛ばします。
これでたんなるライバルではなく、憎しみ合うようになるわけです。
ここからは、互いに出し抜き合い、秘密を探り合い、相手をおとしいれることばかり考えるようになっていくわけです。
そしてそこに絡んでいくのが、新しいアンジャーのアシスタントの若い女性(スカーレット・ヨハンソン)。
アンジャーは、ボーデンの瞬間移動マジック(たんなる替え玉を使った入れ替わりでは説明が付かなく、どうしても謎が解けない)の秘密を探ろうと、彼女にスパイをさせようとするのですが……。
じつはこの謎、最後までひっぱります。
さらにボーデンが妻にすら隠している秘密とはなんなのか?
今思えば、けっこう伏線は張ってました。でも、それを読み取れていませんでした。
ネタバレになるので言えませんが、すくなくとも三回は、最後の謎の手がかりなりヒントなりを事前に提示しています。
でも、まったくわかりませんでした。南野はぼんくらです。
一方、アンジャーの方は、ある科学者にたどり着き、財産をはたいて、瞬間移動をほんとうにする機械を作らせようとしますが、とんでもない結果が。
しかしそのことにより、アンジャーはある計画を立て、実行します。誰も幸せにならない計画を。
そのことにより、破滅に向かっていくのですが、おそろべく代償の結果手にしたものは、驚愕の結末だったのです。
う~ん。ネタバレしないように気をつけて書くと、この程度のことしか書けません。
トリック、トリックの騙し合いの上、時系列がすこし乱れているので、そうとう頭を使いますが、スリリングな上、最後のどんでん返しではびっくり仰天。
そういうのが好きな人はぜひ観ておくべきでしょう。
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これがぐうぜんできたトンデモマシーン。悪魔の機械かも。
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