繁盛店の法則 | おしぼり@三協通信ウェブ版

繁盛店の法則

今回は,紙媒体での三協通信の最終号をお届けしたいと思います.


以下に書いてある通り,今後はこちらの三協通信Web版にて不定期で情報をお届け致します.


今後ともよろしくお願いします<(_ _)>


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今年は,あまり晴れ間が見えず雨の多い夏でしたが,みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか?


景気の方は,ちょっと晴れ間が見えたのか上向きとの報道もあり,みなさんのお店にも良い影響が出てくれば良いですよね.


私は,未来を読むことはできませんが,歴史をひも解くと,当たり前のことですが,景気が良い時期と悪い時期は交互に訪れます.


その時期がどの程度続くかが問題ではありますが,必ず良い時期は来ると信じ,これからも皆さんのお役に立てるように「快適で楽しいお店づくりをサポートする」をモットーにコツコツと頑張っていきたいと思います.


なぜ,こんな話を冒頭でするかというと,今回で紙媒体による,三協通信が最終回となるからです.


それで,あらためて皆さんにお伝えしたいと考えました.


紙面上では,今回が最終回になりますが,皆さんへの情報発信をやめるわけではなく,こちらの紙面でお伝えしているようなことを今後は,インターネットや携帯にて発信していきたいと思います.


ここ数年でインターネットの環境は激変しました.世界中のホームページ数も1兆を超え,今もなお増え続けています.誰でも簡単に,ブログ等で情報発信もできるようになりました.三協通信を始めた約4年前には考えられないことです.こういった時代背景もあるので,情報発信の手段をインターネットや携帯に切り替えることに致しました.


もちろん,皆さんは三協のお客様ですから,お取引を継続していただける限り,関係が途切れることはありません.4年に渡って,26回も続けることができたのは,みなさんのおかげです.本当にありがとうございました.

さて,今回は最終回ということもあり,全26回を皆さんからの反響が大きかった繁盛店のレポートの中から私が「ここが繁盛のポイントかな?」と感じた点をピックアップして(ずれているかもしれませんが)お伝えしたいと思います.


特集!繁盛店の法則



まずは,第2回に登場していただいたのが那須烏山市の「クローバーステーキハウス」さん.私が感じた繁盛のポイントとは,

ずっと微妙に変え続ける②全部は出さない③教育の徹底


①「ずっと微妙に変え続ける」は,日々レストランに必要な勉強をしながら,時代の変化やお客様のニーズに合わせて少しずつでも改良を重ねていくということ.「老舗と言われているお店とは,世の中に合わせ数百年変わり続けたお店」という店長さんの話が印象的でした.


②の「全部は出さない」とは,お店の魅力のこと.来たお客様にありったけの魅力を一度に出そうとすると,あきられてしまう,何回来ても飽きられないお店づくりをするのがポイントだそうです.


③の「教育の徹底」とは,例えば,社員が何かミスをした際にはすぐに叱るのだそう.それも反論が出るほどに強く.そうして心の中に思っていることを引き出し,納得感が出るように教育していくのだそうです.以上が私の感じたポイントでした.

次に,第10回に登場していただいたのが,佐野市の「ちゃこや」さん.私が感じたポイントは

自分が源泉の考え方をする②繁盛店を見にいく③黒子に徹する


①の「自分が源泉」とは,起きていることは全て自分が作り出しているという考え方.この考え方をすることによって,「景気が悪い」とか,「立地が悪い」といったことを考えなくなり,糸口が見つかるのだそう.佐野駅前が空洞化するのに反して,「ちゃこや」さんは繁盛しているので,この話も納得でした.


②は,飲食店に限らず繁盛しているお店は遠方であろうが見に行き勉強しているのだそうです.繁盛しているお店のオーナーさんほど繁盛店を見て勉強しているところが驚きでした.


③は,お客様が楽しめることを常に考えているということ.「ちゃこや」さんは,元々お寿司屋さんなので,新鮮なお刺身など職人のこだわりの部分を全面に打ち出すこともできるわけですが,お店のエゴは出さず商品をあまり主張しないそうです.「あくまで主役はお客様」というのが印象的でした.


22回には,居酒屋和民の渡邊美樹社長の話を伺いました.私が感じたポイントは

理念②方法は無限③お客様満足


①の「ワタミ」さんの理念は,「100年後地球上で一番ありがとうを聞いた企業でありたい」というもの.年月の長さもそうですが,この壮大な理念に全てが凝縮されています.とてつもなく大きな目標を持つからこそ全てが成し遂げられるのだと感じました.


②の「方法は無限大」というのは,例えば,お客様視点から見て改善したいことがあったとしても,普通は障害が出てきたりして諦めてしまいますが,そういった時に「方法は無限」と考え,更にあらゆる手を尽くし行動すると,必ず活路が見えてくるのだそうです.


③の「お客様満足」はそのままですが,それも徹底していて,社員には「お客様の奴隷になれ!」と徹底教育し「つくして,つくして,つくしつくした」そうです.企業をあれだけの規模にする人は,何においても徹底の仕方が半端でないことを強く感じました.


24回では,居酒屋「てっぺん」さんを取り上げました.私が感じたポイントは

本気の朝礼②夢を語る③プラス思考の徹底


居酒屋「てっぺん」さんの場合,①の本気の朝礼に全てが凝縮されているかもしれません.実際に見学した印象は,「マジか・・・」という感じで,本気度が普通の朝礼とは全く別物でした.あれだけ徹底していれば必ず繁盛するでしょう.


その原動力となっているのが②の「夢を語る」こと.「てっぺん」さんの社員はほとんどが独立希望者ですから,それに向かって今どうするのかということを常に考えるという仕組みがありました.


③の「プラス思考」もまた,朝礼で徹底的に潜在意識に植え付ける感じ.「最近嬉しかったこと」などテーマ自体が前向きなので,それを通して全員がプラス思考を身につけていました.

最後に私なりに,繁盛店のみなさんの中で共通することをまとめたいと思います.

お客様第一主義②常に勉強し改善する③社員教育を徹底している④大きな夢・ビジョンを持っている


以上のことが繁盛店に共通する項目だと感じました.実際にまとめてみると,当たり前に感じられるようなことを,軸をぶらさずに高い次元で,徹底していることが本当の繁盛の秘訣なのかもしれませんね.皆さんはどのように感じたでしょうか.今後の皆さんのお店に少しでも参考になればと思います.

最終号はいかがでしたでしょうか.次回よりインターネットもしくは携帯の「三協通信ウェブ版」でお会いしましょう.長い間本当にありがとうございました.今後ともよろしくお願い致します.