新型インフルエンザが強毒性の新しいインフルエンザだとして、世界で大騒ぎになった。
日本でももちろん大騒ぎ。
WHOがフェーズを上げていった事で起こった、偽パンデミック。

そして、欧米でもいらなくなった新型インフルエンザのワクチン(これはカナダで接種後にアレルギーになるという副作用が明らかになり、中止となった)を日本が買い取った。危険が懸念され、どこも使わなくなったワクチンだった。
当時の記事 時事通信 2009年11月23日
【ニューヨーク時事】カナダの衛生当局は22日までに、英医薬品大手グラクソ・スミスクラインが製造した新型インフルエンザのワクチン17万回分の使用を 中止することを決めた。CTVなどカナダの複数のメディアが伝えた。接種後に通常よりも高い比率で重いアレルギー反応が発生したためで、グラクソ側が、原因を調査するため暫定的に使用を控えるよう当局に要請した。
既に、感染も下火になっていたにもかかわらず、日本ではパンデミックに備えるためということで、このワクチン導入を決めた。
当時の新型インフルエンザワクチンについてのパブコメはこちら
↓
http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p100222-1c.pdf
新型インフルエンザワクチンの総額は1126億円だった。
しかも、このワクチンは、一本も使われないまま廃棄された。
このグラクソスミスクライン社の新型インフルエンザワクチン「アレパンリックス」のアジュバンドはAS03。
子宮頸がんワクチン「サーバリックス」はグラクソスミスクライン社のワクチンで、アジュバンドはAS04が使われている。
新型インフルエンザワクチン「アレパンリックス」AS03そして、子宮頸がんワクチン{サーバリックス」のアジュバントは、ASO3をさらに強化させたASO4。
ASO3で既に問題が起きていた。
ASO4は更にそれを上回る内容のもの。
それが私たちの子どもに射たれた訳だ。

そして、三日ほど前に、東大医科研の上昌広氏が、またとんでもないことをツイートで紹介していた。
「なぜ、ワクチンや血液製剤だけ自給論が出るのでしょうか?安全保障の観点からはかえって危険です。 Vol. 121 新型インフルエンザワクチンは、なぜ不足したか? | MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp/mt/?p=923 」
この輸入ワクチンが接種されていたら、副反応問題が大きなニュースになっていたかもしれない。
【欧米では輸入ワクチンは普通】
などと言い、海外と同様にすべきとの発言も、医薬品類の扱いにもう少し医師として慎重であるべきだ。パブコメの声をよく読んでから言ってもらいたい。
日本の化血研の問題では、厚労省が立ち入りをして化血研社内の製造過程や書類を確認した。
匿名の情報が厚労省に寄せられ発覚したとのことだったが、輸入されるワクチンに同等のことが日本政府としてできるのか?
大いに疑問である。