前回からまたまた更新に間が空いてしまいました。
書きたいことはたくさんあるのにPCを開くに至らない日々。
お久しぶりの更新は、前回の続き。
岩出山(宮城県大崎市)で開催されました
「中鉢美術館7周年 伊達政宗公生誕450年記念」の刀の展示でございます。
まずは岩出山の旧有備館そばにあります中鉢美術館から。
100名30分交代の入れ替え制で見学。
そらもう混んでました( ̄▽ ̄)
持ち時間が来るまでけっこう待ちましたので、有備館に遊びに行きましたよ~
いつ見ても素敵なお庭。
水連は夏のいっときしか見られない大好きな花。
この日はバサラやら刀剣乱舞ファンと思しき方が多く中撮影会してました。
偏った趣味を持つ身として、どんな世界観でもハッスルしていただいてOKなのですが、ひと目で見てアレがソレだと確認できるイデタチや行動は、どんなもんかなぁとモヤっとしたりもしまっする。
さて、中鉢美術館。
全部を書き連ねるのが困難なのでピックアップすれば
真田幸村の刀が六文銭マーク入ってて可愛かったのと
村正が何振りか来ていて感動!(ノ◇≦。)
レプリカも来ていましたが、ひと目で違いがわかるほど持っている迫力が違う!!
「妖刀」として有名な村正はエピソードにことかきませんが、つまるところは天下の徳川家関連の方が多くこの刀で切られているせいで、徳川から嫌われた刀ってことなんだ。
だもんで
「よくぞ徳川に折られず屠られず、無事にこの時代まで~」
という感動で胸いっぱいでした。
( ̄▽ ̄)
加藤清正公が大陸で使った際の血錆がついたままの刀も迫力あったです。
妖刀といえば村正、名刀といえば正宗ってイメージがあります。
エピソードのひとつに、川にこの二振りを突き立ててみたところ、流れ来る葉が次々と村正のほうへ流れては切られて裂けて流れ落ち、正宗のほうへは一葉も流れ行かなかった。
なあんて話があるほど。(名刀となると実話から眉つば話までエピソードが山とあるのよ)
この「正宗」をなんとまあもったいなくも割いちゃった名刀が「振分髪(ふりわけがみ)」なんですが、これと憧れの大倶梨伽羅に会いに今度は徒歩20分ほどかけて別会場へ移動です。
こちらの会場も混んでいました。看板にある目玉の名刀展示に心が躍ります。「振分髪」はじめ各刀のお話はまた別記事にしますね。
移動途中で見かけたポスター2枚を紹介しましょうか。
岩出山で毎年開催される「政宗公まつり」
武者行列が楽しいお祭りです。
政宗公まつりと同じ日に開催される「甲冑コスプレ世界大会」あわよくば国際的な祭りにしちゃおうってネーミングに戦国さを感じますw
これ、いつか絶対参加したいので
それまで開催継続してほしいな。
イベントというのは何回かで終わるとイベントどまりですが、長く毎年必ず、となると「文化」に昇華します。この大会を文化まで持ってってほしいw
ところで、今回刀の展示に一緒に出かけた友人が、お父様亡き後の実家を貸し出すそうで、いつ借り手があってもいいようにと、ここ何年も片づけたり掃除したりに通っていたのですが
いよいよもって借り手が現れ、最後の掃除と出かけていったところ
刀やら槍やら出てきたとメールが届き
「いったい今まで何を片づけていたのか」と笑いながら返信したところ
「実家」
と返ってきたのでまた大笑いしました。
いやいや借り手さんが入った後、納戸や引き出しから、刀だの槍だの出てきたらさぞビックリしたろうと、想像してはまたおかしかったのですが
さらに後日、「鏑矢が出てきたよ~」とメールが届き、お腹をかかえて笑いました。うそでしょ!?ほんともうどこ片づけてたんだろ?
(*≧m≦*)ププッ
鏑矢(かぶらや)といえば、源平合戦の中でも名場面のひとつ
那須与一が扇の的を狙い、よっぴいてヒョウと放った矢でございます。決戦を期した壇ノ浦の戦いのひとつ前、屋島の戦いの有名すぎる名場面ですね。
以前にも紹介しましたが、もともと伊達家は源軍。源頼朝の御家来でした。
源軍の弓の名手と言えば真っ先に「那須与一」と出てきますが
実はこれより少し前にもとんでもない名手がいたので紹介してみますね。
その人は「源為朝(みなもとのためとも)」
頼朝・義経ブラザーズの叔父様にあたる方で、とんでもない剛腕。乱暴が過ぎて九州に流されれば、一帯を制覇。
保元の乱で敗れて伊豆大島に流されればそこを支配という規格外の人で、剛弓の名手であったとか。
300人乗りの船を弓1本で沈めたというからとんでもないよね。
那須与一がスマートなスナイパーなら、為朝は対戦車砲みたいな人。ずいぶんカラーは違いますが、源軍の弓の名手には間違いないですね。
当時で身長2m以上の大男というから、なんもかんも企画外だわ。
( ̄ー ̄;
源義経が八男でありながら「九郎義経」を名乗ったのは、この規格外の叔父様が八男だったから、遠慮してひとつ下がった九郎を名乗ったなんてエピソードがあるくらい、一目おかれた叔父様なのです。
さてぐだぐだとなりましたので今回はここまで。
しからば、ごめん!
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