こんばんは、なかしんです。
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

えー、虫の息だったR33のバッテリーが昨年末とうとう逝きました。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-よくある光景
(何度目でしょうかこの光景、数え切れません。)

流石にバッテリー購入をやっとの思いで決意したの
で・す・が、
R33用は面倒な事に専用品のため、地域一番点でさえ置いてません。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-SAB
(たまたま品切れなのかは不明)

通販でGSユアサ製をGET。辛うじて年越しに間に合いました。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-GSユアサ

さて、本日はR33のバッテリー交換について説明したいと思います。
『え?バッテリー交換なんてどの車も一緒でしょ?
 ボンネット開けてケーブルと固定金具外すだけでしょ?』

とナメているそこのア・ナ・タ。
画面の前のアナタの事ですよ!
ある日突然R33を入手し、運悪くバッテリー交換が必要な状況になって
「あれ、バッテリーがエンジンルームに無いじゃん!」
と慌てても知りませんよっ。

おっと、生きた化石のR33なんて買う奴の気が知れねぇとか言ってるヤツら、
いいから最後まで聞け。

という事で、説明開始致します。
まずR33のバッテリーはエンジンルームにありません。
このへんにあるのです。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-搭載位置
前後重量配分の改善のためです。
なんせおデブちゃんですからね、R33は。

エンジンルームに端子があり、バッテリー上がりの救援だけは
ここから出来るよう工夫がなされています。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-端子
とても便利です、なかしんのように使用頻度が高い人には(爆)

トランクルームを開けてと・・・バッテリーは見えません。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-トランクルーム
ここのクリップ6か所(赤い矢印)を外しましょう。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-クリップ
バッテリー様発見、でも黒い鉄板が邪魔で外れる気配がしません。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-バッテリー発見
ん?何か書いてあるラベルを発見(A部)。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-A部拡大
「バッテリが上がったら・・・・・」
って、肝心のその先が見えねぇ(超激爆)
「この瞬間が、日産車だね」
って昔のCMを思い出しました(ここ爆笑)

この邪魔極まりない黒い鉄板を外します。
正式名称は「リヤストラットタワーボード」と言います。覚えておきましょう。
でも長いので、以下「黒い鉄板」と称します。
黒い鉄板はM8 12本で締結されています。
青い矢印がナット、赤い矢印がボルトです。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-黒い鉄板のボルト
車体剛性向上の重用な部品なので車体に強固に取付けられているのです。

黒い鉄板を外したら、後は普通のバッテリー交換と同じです。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-バッテリー外す

まずマイナス端子側(左のケーブル)から外し、プラス端子(同右)を外し、
上の固定ナット2箇所を外したらバッテリーは外せます。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-バッテリー外れた

ストラットタワーバー(シルバーの横棒)が邪魔ですが、バッテリーをちょっと
斜めに傾ければタワーバーの下から抜けます。
タワーバーを外しても良いのですが、両端の取付ボルトがM12でメチャ固いし、
車体全体の「張り」が変わってしまうので脱着はお勧めしません。

おっと、先ほどのラベルの全容が明らかになりました。
全国のR33オーナーの方、通りすがりのアナタ、必見です。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-ラベル全容
って、ロクに役に立たねぇ情報だった(爆)

さて、古いバッテリーには透明のホースが横に挿さっているので、
これを新しいバッテリーに必ず移植します。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-新旧

このホースは、設置したらこの緑の矢印の穴に挿込みます。
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-ホース挿す
ホースはバッテリー内で発生した水素ガスがトランクルーム内に充満して
水素爆発に至るのを防ぐための保安防災上重要な部品です。

水素爆発と言えば・・・
$なかしんブログ 奮闘サラリーマン日記-水素爆発
これと同じ!アトミックエマージェンシー!
という事で、爆発炎上が怖いあなたは必ずホースを通しましょう。
(実際にはホースが外れても爆発には至りません。ご安心下さい。)

あとは逆の順序で元に戻せばミッションコンプリート。
あの黒い鉄板のボルト・ナットの締結トルクは、
12.7~15.7N-m(1.3~1.6kg-m)です。覚えておきましょう。

いかがですか?お役に立ちましたか?
そうですか、それはよかった。
それではごきげんよう。

2012年1月4日 なかしん