企業の発展よりも国民の安全を!! -322ページ目

地震発生、驚きましたが無事です

伊予灘で地震発生
揺れはかなり強く長かったです
とりあえずわが家には被害はありませんのでご安心ください
市内・近隣の状況は暗いので分かりませんがいまのところ消防車のサイレンなどは聞こえません

考えてみると今回の震源の位置だと津波が発生すれば伊方原発に真っすぐ来る位置ですねえ
再稼働への警告のような気がします

震源の深さが80kmだそうですから、震源からの距離が60kmくらいの別府では斜め下45度くらいの方向から「地震波」が来たわけで斜めに揺れたのでしょうね
ちょっと驚きましたよ

川内原発、合格 第1号へ


大見出しで出ていましたが本当に良いのでしょうか
重大な問題点は2つ

その1~
  福島原発の事故がどのように起こったのかまだ調査も出来ていないのに「新安全基準」のごときものを作ってそれが合理的で信頼できるとは全く思えない事
 次の事故を防ぐには、前の事故はプラントのどの部分にどのような欠陥があったのかをきちんと解明し、その部分を補強するのが基本だと思いますが、福島原発ではどこがどのように壊れたのか、さえ分かっていません
 ですからある意味ではベント設備のようね「補強しやすい部分」だけを補強して「平均点」を上げているようにも見えます。
 しかもそのベント設備にしても同じシステムを複数作っての何の解決にもなりません。なぜなら同じ原因で全てが同時に壊れる可能性が高いからです。
 現に福島の事故でも複数あったベントシステムが全て使えなかったわけですから・・・

 そんな意味で
   原因をきちんと究明する
   その原因の一つ一つについてきちんと解決策をとる
これが問題解決の基本です
この基本を踏み外した安全対策など全く当てにはなりません

原発のように一つの県を潰すほどの事故が起こる可能性がある施設では少なくともこの基本は守るべきでしょう


その2~
 原発依存の自治体を作り、その弱みに付け込むなどこうせいな事ではありません

 原発立地で「補助金・交付金」などをどんどん出し、自治体の財政を膨らませて後戻りできなくさせた国と電力会社の行為はとても通常の理性と良心を持った人たちの行いとは思えません
 まるで「反社会集団」の行いと見まがうばかりです
 そのおかげで自治体内に反目が広がるなど、これまた「反社会集団」のやり口です
原発を押し付けたのですから、いま危険な原発から脱却したい自治体には相応の援助をする義務が、電力会社と国にはあるように思います。
 福島県のように事故で倒れてからではなく、倒れる前に引き返すチャンスを、全ての自治体に与える責任が国にはあると思います。


全電源喪失の記憶~証言 福島第1原発~2

第1章「3.11」 <2>  「非常用発電落ちた」
        急変、警報音も停止





100分の1秒の顔


朝起きた時は曇りでしたが7時頃には降り始めだんだん強くなりました
こんな時、軒下から見る小さな池の表面の表情が面白い
池の顔は刻々と変わりますが、それが見えているか?
見ているけれど見えないものが多い
この一瞬も見えていないけれど確かに存在したわけですね
私たちも確かに存在しているのですが人類の長い歴史から見ればほんの一瞬
そんな人類にしても宇宙の歴史から見れば一瞬のまたたき
原発の愚行もそんな一瞬の中の事なのだろうなあ
などと愚考が続きます
雨の朝のヒマジンはする事がありませんからねえ

全電源喪失の記憶~証言 福島第1原発

共同通信による凄い連載が始まりました

 いま、原発再稼働が画策されています
 その動きの一番弱点は「現場福島に居た人」ではなく「安全な東京に居て」事故の被害や犠牲者の事よりも「東京の電力不足を心配する人たち」だけがその中心に居て再び危険な原発を動かそうとしている事です。

私たちは、安全確保のために「危険な現場で働いていた皆さんの証言を聞き、そんな皆さんのご意見を生かして今後の原発の処置を考える参考にし、当局にも要求して行かなければならないと思います。

共同通信ですから皆様の地方の地方紙にも出ていると思いますので是非お四もください
もしもそんな新聞を購読されてなければ、このホームページやブログをご利用ください

現場の皆様の証言ですから私が意見をかく場面などあまりないと思いますので、とりあえずは記事だけをご覧いただく事になると思います


私は大分合同新聞の記事ですが、皆様の地方の新聞でご確認ください

風評被害とは言いますが・・・・

中国・韓国の日本東北地方の農水産物の輸入規制が地域の人たちに与えるダメージが大きい事はよく分ります
でも東北地方は外国から見れば膨大な量の放射性物質を撒き散らした福島第1原発のすぐ近くでしょうし、福島原発からの放射性物質が農業地や海洋を汚染した事、そしてその放射性物質の垂れ流しをいまだに止められない状況を思えば近隣諸国民がそんな不安を抱くのは当たり前だと思います。
そして、他の毒物と違い放射性物質は
市民には検出の方法がなく
即効性の毒性ではなく
体内に蓄積されて年月を経て害が現れる
事を思えば近づけたくないのは日本国民である私も同じですよ。
おまけにこれまでの東電や政府の発表のいい加減さから考えれば、いま「安全です」と言っても信用しないのは当然です。
だれも自分の健康を犠牲にしてまでそんなものを買い、食べようとは思いませんよ。
そんな事を「風評被害」と呼ぶ事自体が東電や政府の責任逃れだと思います
そんな被害の根源は全て「福島原発の事故」に起因するわけですから事の細大を問わず
すべて東電と政府が補償すべきではないのでしょうか。
このような事が「放射性物質」という目に見えず年月を経て重大な被害を出す物質を撒き散らす危険性を常に持っている原発の恐ろしさで、福島はその警告を私たち日本人と世界の人類に教えてくれたわけです。
ところが、東電をはじめとする日本の電力会社と原発関連企業、そして日本の自民党政府は、その警告を無視して、また原発を動かそうとしています。
今度事故が起こればレッドカードで日本は地球から退場になりますよ
そんなビクビクしなければならない状況でも「原発」を起用するのですか?

猫の目、サギの目、鷹の目

H
昨日、実相寺サッカー場で撮影した写真で作りました
K
猫の目は頭の前方に2つ並んでついています
  猫の脳はこの二つの画像を重ね合わせ細部の微妙なずれから
  それらまでの距離を計測し獲物に飛びかかります
  多くの肉食系動物の目はこの方式を採用しています
サギの目は頭の左右についていて、猫のように両眼の画像を重ねて距離を知るには不向きです
  春木川で出会うサギを見ているとそんな弱点を補う行動が見られます
  私が近くを歩いていると長い首を左右に動かします
  左右に動かす事で「違う方向から見て」距離を確認しているように見えます
  これは水中の獲物を見る時も同じです
鷹は首が短いからそんな事はできませんが、止まって獲物を見るほどぐうたらではありません
  飛びながら見る事で「角度を変えて見て」
  時間差による画像のずれから距離を知るのではないでしょうか
猫の両眼は僅か10cm程度しか離れていませんから遠方のものまでの距離感はつかめないでしょう。でも猫が100m先のネズミに飛びつく事はありません方、数m先までの遠近感が分かれば十分でしょう。
鷹は数十m上空を高速で飛びながら獲物を探しますが、0.1秒でも数mは飛ぶでしょうから、その2つの画像を比べれば、遠くのえ者までの距離は猫より遥かに正確にわかるでしょう。だから上空から舞い降りて正確に獲物を襲える。
でも鷹は肉食性だから鳥の中では前に向いているような気がしますが、近くは意外に苦手かも・・・
人間は鷹よりも猫に近いですから高速で走り遠方のものを識別するのは苦手なはずで、そんな人間が高速で運動する自動車や飛行機を運用するには沢山の補助器具が必要、と言うよりも「補助器具頼み」になるのは当然ですね

日本70位に低迷~空気の良好さ世界ランキング

2
 モーリシャスやセーシェルに比べれば日本の空気は汚れているとは思いますがそれにしても70位とは凄いですね。そしてもアジアはひどいですね。
発展途上で「成長優先」、空気の事など考えていられないのでしょうか?
 環境よりも経済優先で原発をやめられない日本の自民党政府と同じですから日本も大きなことは言えませんが、少なくとも日本で事故を防げなかった原発を輸出するよりも排気ガスの出ない自動車や空気清浄化システムを輸出した方が世界に存在感を示せると思いますが・・・さてこの表の元記事はこれなのですが・・

1
まるで高度成長期の日本そのままで・・・あのころほうぼうの都市で排気ガスが問題になり四日市喘息や、交通量の多い道路沿いの家に犬が呼吸器系の病気になった事さえありましたねえ
学校の校庭が光化学スモッグに覆われたなどと言う事も
列車の前方に都市を覆うスモッグのドームが見えたりもしました
でもいま考えるとあの時代のものは目に見えたから良かったですね
今回の福島原発事故では目にも見えず香りさえしない放射性物質でしたから・・・しかも長期間残る・・・住民は避けようがなかったですね
その上情報を隠されたため危険な時間に外で長時間待った人、避難が遅れた人などあったようで・・・・
工業生産力や貿易収支よりも放射能、空気や水など農産物を汚染する物質が少ない社会を実現してほしいものですね・・・

巨大企業の既得権益を守るための原発維持か


 原発立地自治体だけでなく、多くの周辺自治体の住民の故郷を奪い、3年が経過した今もなお避難生活を余儀なくされ、帰郷はおろか他の地域での生活再建さえ出来ていない膨大な数の市民の現状を見て、なおかつ「原発は安全だ」など良く言えるものですね。
 そして彼らが言う「安全な原発」はいまだに放射性物質を垂れ流し続けそれを止めるめどさえありませんから、他の原発を動かさなくても、福島の大地と、世界の海・太平洋は今後も長期間にわたって汚染され続け、それが食物連鎖で濃縮されて世界の多くの人に放射線被ばくの危険を広げ続けるわけです。

 彼らには知能も常識も欠如し、特定企業の利益と自己の保身しか見えないのでしょうね。
そして「反対者を排除し、賛成者だけを集めて議論する」という日本独特の模擬討論によって結論を出しますから、それを他者が見た時にどんなに滑稽に見えるのかも気づかないのでしょう。

 そして、そんな企業に担がれ、閉鎖環境にある事務方に担がれた自民党政権には原発廃止やエネルギー政策の改革など不可能でしょう。
でも国民はそんな自民党にかくも多数の議席を与え、彼らに反省する機会を与えませんでした。

原発自体は福島の事故の経過と原因が解明されてない以上は「安全策」など取れるはずがありませんから、再稼働すれば近隣の皆さんは常に「逃げ出せる準備」をして暮らさなければならないでしょうが、それも「誘致した自治体」には親の世代などが「賛成したからしかたがない」と言う面もあるでしょうが、近隣自治体は誘致には何の関与もできなかったわけで、それでも被害を被る事を恐れなければなりません。
原発とは罪なものです
それを推進するのは安全な東京でぬくぬくと暮らす官僚や政治家そして巨大企業の幹部たちです。
やりきれない世界ですねえ

飛ぶ~技術には常に危険が伴います


今朝、境川土手を散歩していたら頭上を通過しました、かなり低空です
ジャンボではありませんがかなりの大きさですから重いでしょうね
みなさんこんな重いものが飛ぶ事を不思議に思いませんか?
そして危険を感じませんか?
人間の基本的な能力では、走る速さは秒速10m、時速にすると36km
ジャンプ力にしても走り高跳びの記録は走った勢いを利用したものですからあれより数段小さいわけです。
したがって視力、聴力、判断力、筋力、反射神経など全てがそれに対処して行動できるように出来ています。
そんな肉体で時速100kmの自動車を運転すれば事故を起こすのは当たり前です。
その他の個人の行動、社会や国など集団の行動にもそんな多くの矛盾と危険が満ちている現代社会ですが、物質的には「生きてゆくために必要なもの」はほぼ手に入れたと思われる現在も、いまだにもっと手に入れるために危険を冒す人間は、心の成長が遅れた種なのかなあ、などと考えるこの頃です。
便利だからという理由で危険な川や海の近くに住み、同じ理由で人が住む場所の近所に原発を作る。
確かに津波や原発事故はめったに起こりません。
でも起こってしまったらとんでもない事になります
古代遺跡は高台の上にあるそうです
古代の人たちは自分たちの弱さを知っていたのでしょう
そして弱さを知るという事はそれ自体が強いということです
だからこそ彼らは生き残り、その子孫である私たちが生きています
自分の自分たちの弱さを正直に見つめ、それに沿った生活をする
現代社会に一番欠けているのがそんな思考のあり方だと思います
「天敵」を失った人類の思い上がりなのでしょうね。