分娩室に移動してからはあまりに慌ただしくて必死で鮮明には覚えていない。

ただ、私の陣痛の進行が早すぎて助産婦さんが手術着みたいな服をちゃんとに着れないままだった。


最後の最後に、すごく眠そうな先生登場!


そして助産婦さんが状況を伝え、「一度心拍数下がりました」と言ったのを覚えている。


「もう頭見えてるよ、いきまなくても自然に出てくるよ」と言われ、
まぁいきんだんですけど…

無事に娘がこの世に出てくる!



と、先生が「1、2、3…」と数を数える。

へその緒が3回も首に巻かれていた!

そして、すーの時には聞こえた産声が聞こえてこない…


すごく不安になる…。
立ち会っていた旦那も「えっ?」って顔で私を見てくる。

生まれてきたばかりの娘はすぐにいろんな処置をされ連れて行かれる。


不安と緊迫した雰囲気に言葉を出せないままでいると、
助産婦さんから「大丈夫ですよ。元気です」と言われ、ひとまず安心する。

体重、身長、頭囲、胸囲を測られている娘。
なんだかヒューヒュー言っていて大きな産声は聞こえないままだった。


私の処置もだいたい終わり、先生から説明を受ける。

先生の見解では、
へその緒が3回も巻いてたこと、出てくる時に羊水を飲んだか娘が出した便を飲んだ可能性があるので呼吸がしにくいのかもしれないのではないか。
呼吸不全で入院扱いにするけど、特に深刻な異常はない。
と伝えられた。


私はもちろん心配だったが、楽天的な性格な為か
「よくあることなのかな、まぁ元気って言ってたし先生に任せておけば大丈夫だろうな」と思った。


そこに、次の産気付いた方と慌ただしく分娩室を交代する。




結局…
陣痛に気づいて3時間半、分娩室入ってからは30分も経たずに産んだ超安産。

体重2902g、身長49cm
予定日ピッタリの出産でした。

続く…