時代劇から現代劇まで、
昭和から平成まで
「佐藤慶」を画面から見なかった時がないくらい
いろいろなドラマや映画に活躍していた名バイプレーヤー。
個人的には
『子連れ狼』(萬屋錦之介版)で佐藤慶の柳生烈堂役が一番印象に残っているが、
やはり佐藤慶と言えば1981年の映画『白日夢』だろう。
この人は当時すでに、
俳優座の売れっ子俳優。
なんで新人ポルノ女優の愛染恭子と
日本映画初のハードコアを撮影することになったのか
首をひねるばかりだが、
こういう決断をする事自体すごい俳優である。
個人的な想像だが、
70年代のベルナルド・ベルトルッチ監督、
マーロンブランド主演のハードコア作品「ラスト・タンゴ・イン・パリ」に
かなり触発されたのではないかと思っている。
またすばらしい俳優が逝ってしまった。
合掌。