過去にお世話になった病院といったら、
仕事場近くの杏雲堂と三楽だった。
キレイさと近代化済みといった感は、
三楽が断然上アップ


お見舞いで行ったことがあるのは、
これも仕事場近くの順天堂と東京医科歯科。
どちらも古い感じ。順天堂の個室なんて
作りが随分と古めかしかったっけ。


検査機関で専門医に紹介状を書いてもらい
今朝行ってきた日赤は、規模とキレイさで
私の知る病院を格段に上回る施設!


2年前に新しくなったというのだから、
当たり前といえば当たり前だけど、
美しい~、明るい~。キラキラ


せっかくの日赤デビューだったので、
今日を振り返りメモメモ。φ(.. )


前もって電話で確認したところ、再来の
受付は7時50分からで、初診は8時30分から。
病院入口はもっと早くから開いていると
教えてもらったので、どんなシステムなのか
知るためにも初診なのに7時30分に行ってみた。


3つのイスがくっついて一つの長イスが
受付前に6行×5列くらい?並んでいて、
その背にまるでゼッケンのような番号札が
掛かっている。先着順に若い番号のイスに
座って待つ、というシステムらしい。


そして、7時50分になると病院スタッフが
「○番から○番の方、受付を始めます」
と該当者を自動再来受付機に誘導しはじめた。
患者さんは例のゼッケンをイスから外して
列に並ぶところでスタッフに渡していた。


三楽では、小さな整理券を手渡されたっけ。
番号を呼ばれても、自分の順番の前後は誰か
整理券が小さいので分からず、なんとはなしに
みんな不安そうにキョロキョロしてたな。
このイス・ゼッケン式の方が、待つ間から
自分の前後の順番が明快でよろしいのかも。


初診の私の方は、というと。
初診受付窓口に用意されたプラスチックの
番号札を取って時間まで待った。


ちなみに、7時30分に行って番号は2番。
何時からきてたら1番だった?
(再来の方は20人くらい着席してた)


8時30分に初診の受付が始まり、
札の番号で呼ばれ、早いとこ診察券を入手。
三楽でも扱ったことのある呼出し機を渡され、
内科受付へ行くように説明を受けた。


8時45分頃には内科の受付も終了。
あとは、予約患者さんの間に診てもらうため
何時になるか分からないけど、順番が近く
なったら呼出し機が鳴るので、電波の届く
場所ならばどこにいてもいいですから、と
説明されて自由時間。


まずは、朝ご飯を食べようーとタリーズへ。
その回りには花屋、入院中便利そうなものが
ゾロっとそろう売店、レストラン、書店、
それに図書館もあった。←ステキっっ音譜


病院に図書館だなんて、気が利いているねぇ。
(そのときはまだ開館前だったので、内容は不明)


お腹が落ち着いたところで、内科受付近くの
長イスで読書して待機。


9時45分頃に呼出し機が鳴って驚くが、
診察室前の待ち合いのイスに座ってからも
45分くらい待たされたので、診察開始の9時から
1時間15分待ち? 病院に到着してからだと
2時間45分経過。ま、こんなものかしらん。


子宮頸ガンのときは先生選びに失敗したぁー
と術後に思ったので、今回は事前にちゃんと
担当医スケジュール表をHPでチェックしてきた。


この人とこの人だったら、どちらでもよい
と考えた医師二人が同時に入っているのが
月に2、3回。そのうちの1回が今日だった。


この人に診てもらいたいとトップさん狙い。
先生の顔はHPで見ている。


が、実際に呼ばれて入った診察室で会った先生の
顔ったら、HPとは違う??????Σ(・ω・ノ)ノ!


名前は同じだけど、実際はもっと若くて清潔そう。
間違えた?と、一瞬ギョっとした。


あ、もしかして、あれかな。
マスクをしてたらかっこよく見えるパターン?
子宮頸ガンの時もそうだったじゃん!!!!!


人間ドック再検査後の専門医が話していたように、
肺の末梢には気管支鏡は届かないだろうし、
生理食塩水で洗浄しても、その結果は50%くらいの
数字でしか有効と言えない。


皮膚の上から針を刺し通して、肺の怪しい
細胞を採ってくるという方法も、場所が悪く
おそらくムリと言われた。
肋骨があり、さらに乳房があるから、と。


確定診断を得るためには、切除した細胞を顕微鏡で
覗いてみる、コレしかない。


そこまで至る前に、できる検査をしましょう、
と早速問診の後に血液、尿、痰の検査を受けた。


採血と尿検査は特筆にあたいしないけど、痰だ。
吸引器を使うと言われたので、ストローみたいなもので
喉の奥から吸い上げてくれるものだと思ってた。


が、違った!


まず、聴覚の検査をするような個室に一人入り、
吸引器の扱い方を教わった。ま、スイッチを
ONにするだけなんだけどね。


水タバコのようなパイプを口にくわえ、
スイッチONすると煙が出てくる。
その煙を肺いっぱいに吸い込むこと。
刺激で咳が出てくるので、咳をした後に
この容器に痰を入れる、と説明された。


えー、容器が2つもあるーーー!
一つに3つの検査、もう一つはまた違う検査に
回されるのだという。


この痰にガン細胞が混じっていないか?の
細胞診なのだけど、細胞診をしないとPET検査が
実費となってしまうと先生に説明を受けていたので、
なんとしても痰を出したい。PET検査に数万円とか
払いたくない。


何分くらいで咳が出てくるの????
と説明してくれた看護師さんに質問したら、
眉根を寄せて「ひとそれぞれですよ」。


で、私の場合、オェーとなってきたものの、
いっこうに肺がムズムズしてくることなし。
痰がからむこともないし、さぁどうする。


私も眉根を寄せて、一人でオェオェ。
うーん、ムズムズしないけど、肺から大きく
咳込んでみたら出る?とムリにゲホゲホし、
ちょっと喉がからんだかなと思ったところで、
容器のキャップを取り、カーッ、ペッ!!!


なんとも罰ゲーム的な検査だ…。


一つの容器に少しペッとしたところで、
さっきの看護師さんが「いかがですかー?」と
戻ってきてガラス越しにインターホンを使い
聞いてきた。


一つはクリア!と汚いけど痰らしきものを
封じ込めた容器を振って見せたら、
「あともう少し頑張りましょうねー」とまた
どこかへ消えてしまった。


頑張るといってもねぇ…。
水タバコの経験ないけど、こんな感じ?と
思いながら煙を吸いまくった。
だけど、肺はちっともムズムズしてこない。


PET検査で数万円、PET検査で数万円、
PET検査で数万円……


頭の中で唱えて、どうにか出てちょーだい、
と2つ目の容器を手に咳き込んでみた。
痰らしくはないけど、ねばっこいものを
キャップを開けて、カーッ、ペッ!!!!!


はぁ、切ない…。
と思っていたら、男性の看護師さんが来て、
どうですかー?と。


痰かどうか分からない、と言って容器2つとも
手渡したら、天井の蛍光灯にかざして振って見て、
「大丈夫! カタマリがあるから!」。


なんだ、カタマリって???


どうやら痰らしいものを目の前でじっくりと
見られるのって…。なんという初体験だ。


ちなみに、血液検査では小さいながらも
9本も採った。どんな検査なんだろー。


この結果を知るためと、心電図、またしても
レントゲンを撮るために、次回は8月1日に
予約を入れてもらった。


全部終わって、会計も済んだら11時45分だった。
総合受付で広尾駅までの道順を教えてもらい、
「5分で着きますよ」の最後の一言にハテナ?と思った。
日赤のHPには徒歩15分とあったのだけども。


裏道だったのか、本当に5分で駅に到着。
(行きは乃木坂からタクった)


ふと、2年前の自分のブログ記事を読み返してみた。
ちょうど今の時期に「手術するの???」とプルプル
打ち震えていた頃だった。今年も8月末に手術かなぁ。



¥本日のお会計

10,240汗
(初診・検査〈血・尿・痰〉)