大阪 医療講演会/相談会(再生つばさの会) | cocoaの再生不良性貧血からPNHへの徒然日記

cocoaの再生不良性貧血からPNHへの徒然日記

2003年20歳の時に再生不良性貧血を発病。
2008年に再発。
その後寛解と再発を繰り返し、2016年PNHに移行。
現在はユルトミリス投薬、ネオーラル服薬中で、体調安定しています。

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3月10日土曜日
エルおおさかにて開催された、つばさの会主催の医療講演会に、旦那さんと行ってきましたニコニコ

つばさの会は発病した時から知っていたけど、入会はしてなくて、講演会に行ったのも初めてです。今まで何故行かなかったんだ…と後悔しましたショック!



プログラム
①「小児の難治性血液疾患とiPS細胞」
京都大学iPS細胞研究所 副所長中畑 龍俊先生

②「成人再生不良性貧血の病態と治療について」
東京女子医科大学病院 血液内科寺村 正尚先生

③「成人骨髄異形成症候群の病態と治療について」
医療法人医仁会武田総合病院 血液病センター長
吉田 弥太郎先生



まず、
①iPSのお話
☆ES細胞→受精卵を壊して作る
(大量の受精卵が必要になる)

☆iPS細胞→ほぼ無限に増殖できる
(例えばヒトiPS細胞を用いて再生医療への応用ができる。)

★iPS細胞の問題点
・安全性の確認がまだされていない。
・細胞を無限に増殖するということは、正常な細胞だけでなく、ガン細胞などの異常な細胞も増やしてしまう恐れがある。

この点があげられるため、現実に実用化になるには、もう少し時間がかかる。

来年にはアメリカでiPS細胞で作った血小板細胞の治験が始まるそうですニコニコ


*この先生のお話は難しすぎて、ほぼわかっていません(笑)専門的、そして出てくる言葉英語ばかりショック!


②成人再生不良性貧血のお話
☆再生不良性貧血→正常な骨髄がTリンパ球が悪さをし、脂肪髄に置き換えられてしまい、血液細胞を作り出すことができなくなる。
☆MDS→血液を作り出しても、形がいびつなので、すぐに壊れてしまい、貧血状態になる(無効造血)
☆PNH→PIG-Aと呼ばれる遺伝子に異常がみられる。夜間に血液が溶血し、翌朝の尿と一緒に排出される。(夜間ヘモグロビン尿症)

★2008年まではウマATGだったが安全性が疑われ、日本では使用中止となり、ウサギATGに変更となった(知らなかったショック!)
・ウマよりウサギの方が有効性が低いと言われてきている。
・アメリカではウマは七割の人に効いているが、ウサギは四割にとどまっている。
・日本やアジアではウマもウサギも同じくらいの効果を示している。(国によってばらつきがある。)★ウサギはリンパ球減少期間が長いので、感染症にかかるリスクが高い。(ウマの減少期間は1ヶ月、ウサギは半年くらい)