3月10日土曜日
エルおおさかにて開催された、つばさの会主催の医療講演会に、旦那さんと行ってきました
つばさの会は発病した時から知っていたけど、入会はしてなくて、講演会に行ったのも初めてです。今まで何故行かなかったんだ…と後悔しました
プログラム
①「小児の難治性血液疾患とiPS細胞」
京都大学iPS細胞研究所 副所長中畑 龍俊先生
②「成人再生不良性貧血の病態と治療について」
東京女子医科大学病院 血液内科寺村 正尚先生
③「成人骨髄異形成症候群の病態と治療について」
医療法人医仁会武田総合病院 血液病センター長
吉田 弥太郎先生
まず、
①iPSのお話
☆ES細胞→受精卵を壊して作る
(大量の受精卵が必要になる)
☆iPS細胞→ほぼ無限に増殖できる
(例えばヒトiPS細胞を用いて再生医療への応用ができる。)
★iPS細胞の問題点
・安全性の確認がまだされていない。
・細胞を無限に増殖するということは、正常な細胞だけでなく、ガン細胞などの異常な細胞も増やしてしまう恐れがある。
この点があげられるため、現実に実用化になるには、もう少し時間がかかる。
来年にはアメリカでiPS細胞で作った血小板細胞の治験が始まるそうです
*この先生のお話は難しすぎて、ほぼわかっていません(笑)専門的、そして出てくる言葉英語ばかり
②成人再生不良性貧血のお話
☆再生不良性貧血→正常な骨髄がTリンパ球が悪さをし、脂肪髄に置き換えられてしまい、血液細胞を作り出すことができなくなる。
☆MDS→血液を作り出しても、形がいびつなので、すぐに壊れてしまい、貧血状態になる(無効造血)
☆PNH→PIG-Aと呼ばれる遺伝子に異常がみられる。夜間に血液が溶血し、翌朝の尿と一緒に排出される。(夜間ヘモグロビン尿症)
★2008年まではウマATGだったが安全性が疑われ、日本では使用中止となり、ウサギATGに変更となった(知らなかった)
・ウマよりウサギの方が有効性が低いと言われてきている。
・アメリカではウマは七割の人に効いているが、ウサギは四割にとどまっている。
・日本やアジアではウマもウサギも同じくらいの効果を示している。(国によってばらつきがある。)★ウサギはリンパ球減少期間が長いので、感染症にかかるリスクが高い。(ウマの減少期間は1ヶ月、ウサギは半年くらい)