- 千円札は拾うな。/安田 佳生
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
サンマーク出版
安田 佳生
発売日 2006年1月20日
和書
満足度 ★★★☆☆
目の前の小さな利益の為に、貴重な時間を浪費するな!
この本は
「常識に縛られたくない経営者」
「斬新なアイデアを生み出すヒント」
「カタイ頭を柔らかくするきっかけ」
におすすめします。
「常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
― アインシュタイン
この本のテーマはズバリ
「常識的な行動がビジネスの正解ではない!」です。
なぜ著者は「千円札は拾ってはいけない」なんて不思議なことを言うのでしょうか?
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答え
「千円札じゃなくて、一万円札を拾う事が重要だから」
「千円札を拾うクセ」
すなわち、
「目先の小さなものを追うクセ」
が身に染み付いていると、
「一万円札が落ちていても気づかなくなるぞ!」
というのがタイトルの答えです。
この本のポイント
「残業をやめれば給料は増える」(P.23)
デキル人は残業ができなくなると、
残業をしないで成果を上げる画期的な仕事のやり方を見つける努力を始める。
今の時代は、時間で解決できる商品を作っている限り勝つことはできない。(P.21)
「頑張らないで成果を上げる」努力をしなければならない。
さもなければ人件費の安い国に必ず負ける。
今や、人と同じことを人より長い時間やることを「努力」とは言わない。(P.22)
これまで残業して上げていた成果を、残業せずに上げる工夫、
「仕事のやり方を劇的に変える方法」を見つけることが努力であり、今、求められる力。
「残業をやめたら給料が上がる!・残業をやめたら、仕事の成果が落ちるんじゃないの!?」
普通はこう思いますし、私も思っていました。
しかし、
「そのような考え方は、千円札にしがみついている典型的なパターンである。」
「世間の
と教えてくれる、とても刺激的な一冊です。
この本から学ぶ教訓
ファッション、お金の使い方、ビジネスの手法・・・。
今のやり方を捨てられる人ほど変化できる。
常識を捨てて、大胆な変化を楽しもう!
目次
1章 成果を生み出す「時間」のとらえ方—時間の常識はゴミ箱へ
2章 利益をもたらす「お金」の上手な使い方—お金の常識はゴミ箱へ
3章 大成する「いい男」「いい人材」の見抜き方—人を見る目の常識はゴミ箱へ
4章 トレンドを捨て、「本質」を貫く考え方—常識を捨てる勇気ある決断