通勤経路に数年後、新しい橋が架かるらしい。確かに便利になる人もいるだろうし、今ある橋の朝夕の渋滞も緩和されるのだろう。でも...その橋の予定地の川っ淵に、大きな木がある。何十年もそこで根を張り、暑い日は木陰を作り、台風の強風に何度も耐えて、そこに立ち続けてきた木。橋を造る為、道路も造られる。でも、その木は、新しい橋の為に伐られ、引き抜かれ、倒されるのだろう....ずっとそこにあった景色。そこにあった小さな自然。人の便利さの為に、便利さの陰に、犠牲になるものがある。そう思ったら、なんか悲しくなった...