こんにちは。原です。

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カマンベールチーズのスフレ



スフレを作りました。
フランスでは定番の料理です。


今回は中にカマンベールチーズの塊を
入れて焼き上げました。

焼き上げた表面の香ばしさに
ふわっとしたスフレと
トロッとしたカマンベールが
とても美味しかったです。



オーブンレンジで焼いたんですが
本来オーブンで焼くと
上の部分だけじゃなく横も香ばしく
焼けるものです。







レシピ

分量
ベシャメルソース(ホワイトソース)
バター 50g
小麦粉 50g
牛乳 250cc

卵黄 80g
卵白 120g
すりおろしたグリュイエールチーズ
(粉チーズならなんでも良い。) 100g
各調味料 適量


1.ベシャメルを作る。
牛乳を鍋などで温める。
沸かす必要はない。


別の鍋にバターを入れ溶けたら
小麦粉を1度に入れ混ぜ合わせる。

その後小麦粉にしっかり
火を入れるよう炒める。
バターと小麦粉の混ざったものが
次第にゆるくなり少し白っぽくなる。



2.バターと小麦粉の入った鍋に
温かい牛乳を少しづつ入れる。

牛乳を入れる度に木ベラなどで
玉にならないようにしっかり混ぜる。
しっかり混ぜることで
ベシャメルの強度が強くなり艶がでる。


途中(前半)で塩、コショウで
下味をする。
早い段階で塩をしないと
下味の意味がない。
後塩と変わらなくなる。

ただし牛乳を入れた後に塩をする。
塩は液体以外には溶けないので
ムラが出来てしまう。

最後に味を確認して後に入れる
他の塩分を考えながらまた塩をする。
ベシャメルの完成。
(今回はスフレなので使わないが
本来のベシャメルには好みで
ナッツメグを入れる。)



3.卵黄と卵白に分ける。
卵黄にすりおろしたチーズを混ぜる。


卵白にひとつまみの塩と
少量のレモン汁を入れる。
卵白をホイッパーで硬くたてる。
9分立てが目安。

安定感のあるしっかりとした
沢山の気泡を作ることが目的。


スフレを入れる型に分厚くバターを
塗り小麦粉を振るう。



4.ベシャメルのあら熱が取れ
まだ温かい状態で先ほどの卵黄を混ぜる。


次にたてた卵白を3回に分け
ゴムベラなどで混ぜる。

1度目はよく混ぜる。
2度目、3度目は
気泡を潰さないようさっくりと
切るようにまたたまに
底をかえすように混ぜる。

気泡はスフレのふわっと感を
出すために大事な役目を果たす。

1度目は硬さをならすために
あえて気泡を潰すように混ぜる。


ベシャメルはあら熱が取れていないと
卵白の気泡が潰れやすく
また冷たいとベシャメルが
固まって混ぜづらい。
混ぜづらいと気泡が潰れてしまう。



5.混ぜた後も気泡が潰れていくので
すぐに先ほどの容器に入れ
160℃のオーブンで40分焼く。


焼きたてじゃないと
すぐにしぼむので早めに食す。


※カマンベールチーズに関しては
お好みてを入れてください。
今回はオーソドックスな
レシピを紹介してます。












細かいことを書きましたが
気泡を潰さないことを意識すれば
さほど難しい料理ではありません。

特にお菓子作りが好きな人に
向いているかもしれませんね。






熊谷喜八さんという
日本を代表する料理人の方が
いらっしゃいます。

この喜八さんの逸話で若い頃
フランス修行時代に同僚のフランス人に
余り物で作ってもらいそのスフレを食べ
フランス料理の素晴らしさを
再認識されたというお話があります。






豪華ではありませんが
気持ちのこもったおもてなしの心ですね。
人生をかえた料理だそうです。





この料理はすぐにしぼむので
作りおきができないので
素朴かもしれませんか優しさと
気遣いを表現するおもてなしに
ぴったりの料理です。

時間のある休日の朝食で
家族に作ってあげると喜ばれます。
ぜひ興味があれば
日頃よくしてくれる親しい人に
作ってあげてください。



ご意見、ご感想よろしくお願いします。
またリクエストなど
できる範囲でお受けします。


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