いつもお世話になっております。
ゴンベです。
麻呂さんは昨夜は意外と早く帰ってきて、わたくしを仰天
させてくれたのですが。
息子さんに、彼自身の仕合わせを考えて、
このまま三人で暮らすか、
麻呂さんと二人で暮らすか。
あるいは違った方法を探すか
例)麻呂さんと麻呂さんの実家へ帰り、四人暮らしする。
など
を、今夜にでも答えてくれと伝えたと言ったら、
麻呂さんが
『何を唐突に』
(このバカ女。また酔いどれてんのか?とち狂いやがって。面倒くせぇな〜折角イベント行って、気持ちよく眠れる所だったのに、明日もイベントあるのになぁ)
と、考えて居るであろう(推測。ただ面倒とは顔に出ていた)そして、
『別居の話になった時に元サヤとまではいかなくても、一緒に住むってなったじゃないか』
「だから。麻呂さんにそのつもりが全くなくても、私は抉られるほど傷つく事を、笑いながら言ってくるの。いつも。そう言われると、傷つくから辞めて、って頼んでるのに、止めてくれないし」
麻呂さんは、あの別居事件の後、私が何度もキレたり
ゲロって長時間トイレから出て来られない。
出てもほとんど動けず、薬だけは強い抗がん剤の時は出ていたので、痛み止めついでに飲んでいましたが。
ほぼゾンビに近く、布団に横になっているか、布団を適当にたたんで、そこに寄りかかるようにしていたのも、腰が凄く痛くて、寝ていられなかったり、体中が麻痺しているのに、痛いと言うワケが解らない状態で、その痛みに耐えかねて、『ああぁっぁ〜!!』と、ワケの解らない奇声をあげながら、転がり回るという、けったいな状態を、全く知りませんでした。
まぁ、お互いにタイミングが悪いのは承知でいこう。
と、同居再開になった時に了承はしていましたが。
一時全く今に顔を出さず
(麻呂さんや息子さんを、玄関まで見送り、足音や鍵の音で気付いて、出迎える事はやっていましたが)
酒と本と、つまみだけで生きていた時代も、このパソコンを開こうともせず、電源落としたままでも、特に何も気にしていない人でした。
この時代のコンビニで購入した弁当などは、現在も私の財布が痛い原因である。
最低限の住環境の用意と、病院への送迎はしてくれる。
そんな同居で、稀にドライブにも行きましたが、アイドルの曲がズと流れていて、こっちが苦痛になり、申し出て
(何しろ何もない日常生活中に、頭の中がずっとアイドルの曲だと、好きでもない人間にとっては、少々苦痛です)
乳房切除してドレーンつけてる間に、二日間イベントに行ったのも、べつに良い。
だが、夏の別居事件のきっかけも、結局アイドルだったんですけど。
麻呂さん的には
『ハァ?!』
という怪現象。というか、この女、頭おかしいわ。
またかよ、何言い出してるんだ。でしょうけどね。
でも、こっちも、結構来てるんですよ。
これ以上私を壊さないで欲しいんですよね。
『お前のお母さんから頼まれたから、約束しちゃったし、死人との約束じゃ、反故に出来ないだろうが、しょうがない。仕方ないから面倒見てやってたんだよ。誰が好き好んで、お前なんか』
『本当に、あの時婚姻届けにハンコ押した自分が憎い上に、今の自分が哀しくて、もう言葉も出ないね』
等々。
昨夜
「麻呂さんの毒口は、結構オイラにゃキツいので、
笑って、冗談にして、躱してきたが、もう限界だ。で、息子さんに相談してみた」
『期限明日(今夜です)って、酷だねぇ』
(反応するの、そこか。やっぱ、息子くれてやるから、アイドルの所へ飛んでいけ〜〜)
で、まぁ過食嘔吐をする勢いで(また最近始まってしまい、以前とは対象が変わっている事に気付いてしまって……しかも、あの、母親へ向けられていた憎悪と恨みと、何とも言いがたい全部を、食べ物に当たり散らして吐き出すことしかできない。最低最悪の行為は、その感情がこっちがキツい状態で麻呂さんだった。)
これは、離れた方が良さそうだな。
という判断のきっかけにもなっている。
好きでも無いわけじゃないというか……嫌いとか、もう、そういう事じゃなく。
傷つけられるから嫌なのだと、自分で分かってしまった。
「麻呂さんも嫌なことを沢山我慢してるだろうが……」
『え?俺?……そうでもないけど。もう馴れたし』
(おさすが。と、キミに拍手を送ろう。)
僕にキミは言い放ったね、莫迦にしきったみたいな口調で。
『そんなのまるで人生落後じゃんか』
「落語ほど高尚なお笑いじゃないけどね。笑って済ませるしかないじゃん。怒ったら揉めるんだから。それに、僕が起こると、三倍返しの嫌味が来るからね、笑って冗談かまして躱すだろ。普通。自己防衛だ。昔からずっとそうしてきた」
『じゃぁ、俺にも嘘ついてた時があるって言う事か?』
「嘘ばっかりだよ。好きな男に良く思われたいって、普通は思うだろ?こんなぶっ壊れてても、壊れてるなりに頑張っては来た。女なんて嘘の塊で、次の瞬間には違う事言ってる、みたいな事言ってたの、キミじゃなかったっけ?」
まぁ、彼は息子さんの判断に従うでしょう。
今日も、息子さんの分だけ、夕食は用意してくれています。
あ〜何食おうかな〜〜。
こっちがこれ以上壊れると、息子さんを壊しかねない。
手足をあげることに、躊躇いがない人間です。麻呂さんに
『絶対に手足あげるな!言って聞かせれば分かるんだ。子供なめるなって言ってるだろ?!』
と言う、お叱りが一応この壊れた脳ミソに書き込まれていましたが。
大好きな人の子供。
と思えば、我慢ができても。
友人にクローンか?!
と言われるほど似ているらしい彼を見ていると、意味もなく蹴りたくなる。
衝動的には、リスカや過食嘔吐したい感覚に近いため、彼を傷つけることで、自分を罰したい感情が満たされ、理想的AC(アダルトチルドレン)に仕立て上げて、現在の自分が楽になりたい。
生け贄の山羊は、すでに一度、あまりに離人感が強くなり、医者にも相談している。
ただその時はまだ抗がん剤が強くて、薬を変えたり増やしたりは無理だった。
一時、戻ってきたように感じていたが、
また最近酷い。
その上、今さっき気付いたら、いつも部屋着のパーカーのポケットに入れている家の鍵がない。
(麻呂さんが居て、洗濯物が干してあると、下まで煙草を吸いに行く為、締め出しが怖くて持ち歩くのがクセになり、その鈴の音が、どこかで安心感にも繋がっていたのだが)
昨日は、多分あった、と思う。
曖昧なのは、麻呂さんが一日中居なかったために、煙草を吸いに下まで降りていなかったのだ。
今日、ふとジュースが飲みたくなって、アパートの出入り口に一台ある自販機で、何か買おうと思って、息子さんに過去閉め出されたことがあるので、(煙草を吸いに降りただけなので、鍵を開けっ放しにしていたら、息子さんは私が鍵をかけ忘れて、買い物か何かに行ったと判断し、親切からやったので、おこったりもしなかったが)ジュース買うのでも、用心のためにパーカーのポケットを探ったら、鍵がない。
キレた時には眼鏡。
今度は鍵か……。
参ったなぁ。
麻呂さんは案の定、ガン見で顔を合わせてるのに、僕がカラコン(しか持っていない)仕方なく入れてることにも、疑問を持ってないし。
しかも初詣で引いたおみくじでは。
失せ物 ものに隠れて出ず
と書かれていた。
まぁ、家の中ならそのうちに出てくるだろうが……。
多分大丈夫だろうが、夢中遊行(いわゆる夢遊病)が再発して、フラフラ家から出て行って、どこかで捨てたり、落としてないと良いんだけど……。
そんな夕方のゴンベ、黄昏気味でした。
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