おしゃべりC女史と長時間ドライブするなんて、耳に蛸でも生えるんじゃないかと心配した私は結局出発前夜に全然眠れなかった。
前話:Memorial day road trip with a Chatterbox
待ち合わせの時間にいつも遅れてくるC女史は、今回は約束の時間に一時間遅れで私を迎えにきた。けど、会うと速攻おしゃべりが止まらないいつもの彼女となんだか違う。おはよう、と言って固くステアリングを握り運転する姿勢もガチガチ気味。
'Are you okay or is something wrong? You are awfully quiet.' と尋ねた。
C女史は普段短距離しか運転しないので、ハイウェイを使ったり慣れぬ土地での運転には緊張しまくりで会話なんて到底できないそうだ。彼女の多弁ぶりを恐れていた私はふ〜ん。。。 「私は市内もハイウェイも田舎道も運転するの大好き!けど、前夜は眠れなかったので、人の車を運転するのはちょっと緊張かな、それにこの午後にクライミングするなら睡眠不足で危ないかもね。」と打ち明けたら、
"You couldn't sleep at all? Sleep now. I'll turn up radio, so I stay up while I drive. Can you sleep with radio on?"
「寝れなかったの?寝なよ。ラジオ付けてても眠れる?なら、私はラジオ聴きながら起きて運転できるから。」と言い、さっさとボリュームを上げちょっと怖い顔で運転している。
私が何かを話しかけても、C女史は険しい顔で文章を途中で切って運転に集中しようとしている様子なので、ハイウェイ上では私は眼を閉じて休むことにしたら結果1時間ほど眠った。ハイウェイ101をSFから南下したGilroyで降りて産地直売のサクランボとアスパラガスなどを買って、そこから農業地帯を東に突っ切ってOakhurstへ。
Fruit stand in Gilroy
トイレ・コーヒー休憩に止まった時点でちょっとお話モードになったC女史によると、実は私のM氏情報はobsoleteでneeded updates: 2年前M氏は恋人Aちゃんに別れを宣言され、しかし、彼女の両親所有のranchを世話しながらそこに一人で住んでいて、ロッククライミングガイドと店員のバイトをし、最近近所に一軒家を買ってAirBnBで貸し出して収入を得ているらしい。
別れたなんて、M氏大ショックだろうな
私はその彼女Aちゃんとも何度かクライミングした。M氏は安全確認を怠らず、その上女性に器具やロープを運ばせない紳士なクライマー。Aちゃんも含めてキャンプしてクライミングしたときには、Aちゃんをお姫様のように扱ってデレデレしているのを見て、そのうち結婚するんだろうと私は思っていた。
4時間半の道のりを経て、都会の喧騒や公道から離れ到着したAちゃんのご両親所有のranchは3Bed2Bathでプールとデッキと池と馬の飼育場やら野山に囲まれている。2年ぶりに再会したM氏と私、数カ月ぶりのM氏とC女史でハグしあって、車から荷物を下ろして、今度はクライミングのための荷造りをして、M氏の運転する4WDのトラックで私たちはSierra National Forestへ入り、クライミング!
M leading a 5.8 sport route.
C climbing.