月曜日のサンフランシスコ、日本総領事館へ国籍喪失届を提出に行った。

 

日本大使館サイトから国籍喪失届に必要な記入フォームを入手し、(合計5枚無料)

それらを週末に記入して、アメリカで帰化した時の登録証など持参に必要な書類を準備、ついでにパスポートも用意。サンフランシスコではダウンタウンにある日本総領事館が取り扱う。

 

日本総領事館へ経路途中、コピー屋さんでその記入済みフォームをプリントし、(合計5枚 USD 80 cents)

書類を大使館のご指示どおり公証してもらう為に、ダウンタウンを歩き回ること40分、3軒目でやっと手の空いた公証人Notary Public見つけて、(合計2枚 USD 30 dollars)
書類が勢揃い。

 

小さな事務所を設定した日本総領事館で国籍喪失届の提出に来ました、と告げると、ちょっと違うフォームを出されるので、それらも全部またいちから記入。

 

記入を間違えるといちいち捺印が必要になるので、アメリカの住所を日本式に記入させられたり、西暦年号と和年号を確認したりと細かいところ要チェック。

 

ようやく窓口で提出した際には、私の用意した大使館ご指定のフォームは要らないと5ページ全部返却される。

 

私「え、Notary Publicで30ドルかかったんですけど。」

係員さん「どこか他で使って下さい。」

私(使えるわけ無いでしょ。。午前中の労力と$30.80ドル全て水の泡??)「日本大使館サイトで指定されてましたけど必要ないんですか。」

係員さん「大使館のウェブサイトではそう書いてありましたか。。スミマセンね。とろこでこの欄の住所は戸籍に記載されたとおりの住所表示でなくてはいけないのですが、番地ですか番ですか?」

私「あ、そこは番ですね。」

係員さん「最後に号ってついてますか?戸籍抄本か謄本お持ちですか?戸籍は普通号とかついてないんですよ。」

私「え?うーん。抄本は持ち合わせてないです。」

係員さん「ん。では戸籍謄本をお取り寄せになって、記入事項を再確認してから提出してください。ここに私の一旦受け付けたというノートを付けておきますね。」

 

さすが日本のお役所。 びっくり

戸籍から抹消する際に、その届書に戸籍との一文字の違いがあっては成らじと戸籍を日本から取り寄せて、字面を合わせてから抹消届けを出せとな。

 

郵便でやり取りするより日本へ一旦戻って役所へ行ったほうが早いかな。

でも、そのときにはアメリカ発行の持参書類に不備があるとか言われてまたそれを取りに戻る破目になりそう?

 

やれやれ、半日では完了できないタスクだとは見損なっていた。昔の日本人も峠を越えるのに関所手形や通行手形が胡散臭ければ監禁されたり、女性は旅行できなかったり、と不便が多かったらしいけど、この役所のpaper workってどうよ。

 

日本の抄本や謄本を発行するのに450円とあるけど、コンピューターで繋がった役所同士無料で流せば済むことでは、と、IT、インフォメーション・テクノロジー部以外の人でも疑問に思わない?

 

利用者の手間と迷いそうになる時間を減らして、さっさとお買い物やサービスの利用が出来るように改革を重ねるIT部門の方針が骨髄まで染み込んでいる私には理解しがたい。

 

違うお役所を物理的に人が行き来して、1通ならまだしも、同じものを2通も3通も重複コピー出来るものを1通づつ料金取って、その貴重な書類はファイルされれば、次に日の目を見るまで何年もかかるのでしょ。なぜ手間と資源を酷使するのかな。

 

今年の年頭、海外在住日本人の方のブログでは、確定申告がオンラインで他国からも簡単にできるようになったと書いてらしたので、まだ戸籍システムなんかもオンライン化の発展途上なのかしら。必要書類の内容もワシントンDCの大使館とSFの日本総領事館ではconsolidate統合されてなかったし?

 

もともと、わたしの猫脳では戸籍の意味が良くわからなかった。住んだこともない所に確保できて、住民票とはまた違う。で、マイナンバーとかもできたんでしょ。超めんどくさそう。さっさとDNAで個人選別と登録できないものなのかしら。

 

 

( ´_ゝ`) 

と、ぶつくさ書いたけど、時期慧敏な書類処置を怠った私の責任でございます。

皆様、素敵な旅に出てお楽しみあれ。

しかしお役所への届けは綿密に。

 

 

 

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