カナヘイ花 Monday 月曜日 裁判所第1日目

 

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この裁判所初日とは言え、仕事の山は減ってくれない。

朝の7時半から自宅で電話での会議して、その後出社して、8時半から12時半までオフィスでしっかり働いて、通りがかりのカフェでサンドイッチをランチに買って、1時の出頭予定に余裕をもって裁判所に入った。

 

入り口では金属探知機などを使った入場者と持ち物検査を受ける。

Jury Summonsと書かれた手紙を表示して受付を済ませるのだけれど、ぞろぞろ入り来る人たちを数えると100人を軽く超える。

まるで団体様の入場。

 

百数名が収容された陪審員編成室でぼんやりと待機すること2時間。 

所々にあるスクリーンで15分ほどの長さのアメリカの裁判のシステムをざっと説明するビデオが流れること数回。

 

皆さん慣れたようすで、本や新聞を読む人、携帯電話でテキストメッセしてる人、人目をはばからず大声で電話を使ってる人、ぼおっと座ってる人、椅子を何席分も陣取って横になって眠ってる人もいるだっだぴろい部屋の、ずうーーッと奥まで進んで、窓際のテーブルのある席で持ってきたランチを開いて食べる。

 
まだ何か始まらないのかなあ。。とゆっくり食べても、事態は進行しなかった。

 

食べ残しをゴミ箱に捨てに行き、

トイレにも行って、

持参した本をのんびり読み終えても、

何事もないようす。 

2席おいた隣の人がどっか行っちゃた事を除いては、周りにいた人々の面子も同じ。あああああ、前のほうには人が増えたようだなあ、と伸びをして立ち上がったところで、前方になにやら動きが。 

「これから名前を呼ばれた方はxx号室へ移動してくださいー、 
ooosann,fffsan,------と名前が限りなく続き、呼ばれた五十人だか六十人だかは民族大移動のようにどこぞへ消えてゆく。 

沢山の名前が呼ばれたけれど、私の名前は出なかった。。。 

名前呼ばれなかったんですけど、って受付に尋ねに行くと、「裁判所のウェブサイトでアップデートがでるから明日見て」と言われる。 
じゃあ今日わし何しに来たんカナヘイ!?


げええ。ショックなうさぎ

4時半まで、うすら汚れた裁判所で、なんだか無駄っぽい時間を過ごして、職場へ戻り、市民の義務を果たすために費やした間の仕事を減らしてもらえないばかりか、5時前に戻ったオフィスでは、裁判所行った証明書もらったの?って聞かれ、ああじゃあこれとこれもやっておいてね、とか言われて、まっ暗い10時まで働いたんだぜー。で、「出来やしたー」ってメールを出したら、大ボスから即返信メールで細かい指示出されちゃって、またそこから15分釘付けになっちゃうし。

自宅で理由も分らず、腹をすかせて待ってるにゃんこも可哀想でしょ。 
ふっ。市民のお務め!カナヘイ花 

 

Continued -- 唇

 

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