サンフランシスコはペットフレンドリーな都市、と言われてます。
我が家では数年前に、念願の猫ちゃんをもらい子しようと、
ネットで猫の写真を見てはアニマルシェルターに通いました。
シェルターでは引き取り手のない犬猫が増えると、
永遠の眠りに付かせなくてはいけないので、
「貰って頂戴」って広告がインターネットにわんさか。
動物愛護の本道を行くようなシェルターだと、
Adopt, Don't Buy!
「動物を販売するペットショップからペットフードや用品を購買しないように」なんてメッセージも載ってる。その根拠は、
- ブリーダーまたはアニマル・ミルは利益本願で動物をネグレクト、アビューズしがち。参考記事と写真リンク
- 世の中は既にネグレクトされた愛玩用動物で溢れている。
- ブリーダー、アニマル・ミルへの需要を減らしましょう。
シェルターでは拾われた・持ち込まれた動物に予防接種や避妊手術を施し、
希望者に 0 ~150ドルのアダプションフィーで授ける。
私は最初、可愛い子猫を欲しいと思っていたんだけど、
生後4ヶ月未満の子猫は密接なケアーが必要なので自宅で働く人にしかあげない、
と聞かされ、当時1日に10時間程働いていたので諦めた。
No Kittens4Me.
他項目では、成猫でも1匹だと退屈するから是非2匹で、
もしくは兄弟姉妹全部切り離さずに貰って、なんてペアーでアダプションを待っている動物もいる。
また猫によっては、「この猫は子供の居る家庭は駄目、犬の居る家庭は駄目、ドライフードは駄目」なんてやつも居る。
アダプション・プロセスてのをみてみると、
審査と面接があるとな。
住居の所有権を証明する書類か大家の許可を示す書類を提出し、
電話で確認されるとこから始まって、
住居を実際に訪問し安全性を検査することも多く、
猫が爪や体を引っ掛けやすい網戸や紐の多い住居は駄目と判断されるらしい。
ふうん。
とある午後、20匹ぐらい猫の居るフォルサムストリートにあるシェルターを訪れてみた。
張り紙がいたるところにあって、
ガラスをたたかないことだとか、
猫個室に入室する前には手を洗うことだとか書いてある。
かわいい、生後4,5ヶ月の猫が4匹の居る猫個室に入れてもらって、
30分ぐらい猫と過ごした。
ソフトな肌・毛触りとつぶらな瞳がたまらなく、
「マイケルちゃんが気にいったのですが」とここでの条件を尋ねると、
=5ヶ月未満の子は必ず1日のうち6時間以上家を離れない人に。
=もしくは2匹セットで引き取ること。
という。
私なんか母子家庭に一人っ子で毎日毎晩寂しい思いをしておかんに構って貰えないばかりかいじめられて皿洗いに床磨きしながら育ったけど、ここでは猫さまのご健康と幸福が私の希望なんかより大事なのね。て、一瞬すねた。
2匹もいると、そこらじゅう毛だらけになってやだな、と思っていると、
「猫が1匹で長時間過ごすと、人好きのしない孤立した性格になりやすく、そういう子は捨てられやすくなり、またその後の飼い手が付かなくなるからね。」
と言われ、納得。
その昔私も「こんな思いするくらいなら施設にでもやってくれればいいのに」って思ってたから、「猫にトラウマを与えないように」を尊敬しちゃう。
猫がベットの下から出てこなかったら、理解してあげて、隠れ場所を整えて、
待ってあげましょう、って心得書きも給付される。
で、ボランティアに志望すると、
猫扱いのクラスを初級、中級、上級と扱いやすい猫から始めて、
猫の飼育の仕方を徹底的に教えてもらえるとあって、
アニマルシェルターの意図と方針に感心して、
暫くの間、猫飼うのあきらめて、ボランティアになった経緯でした。
ボランティアったって、
猫用のおもちゃを作ったり、
猫と遊んで噛まないように教えたり、
猫と遊んで幸せになったり、
猫を見に来た人たちと微笑みを分かち合ったり、
猫が里親と去ってゆくのを喜んで見守ったり、
そのうち上級ボランティアになって、
生まれたての子猫の世話させてもらったり、
ヒステリー気味の猫ちゃんに辛抱強く面会に行ったり、
そのうち怖かった猫にもブラッシングさせてもらうようになったり、
と、素敵なことばかり。
その1年後には念願かなって可愛い子猫に出会って、連れ帰ったよ。
ちなみに、ワンコのボランティアのクラスとコースは、猫のより長期間で、ケージ・トレーニング、トイレ・トレーニング、散歩・トレーニング、また躾 obedience のトレーニングなど、多々あります。
にゃんこはワンコより扱うのが楽?
犬は250までの言葉とゲスチャーを学ぶ事ができる。
犬は5まで数えることができ、簡単な数学をこなす。
猫はあなたの戯言なんて気にもかけないし、うんざりしてる。
人間として同等の年齢は 42歳。
I love both cats and dogs though!
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