おはようございます。


昨日、仕事の合間に面白いサイトを見つけた。

ソウス


このサイトによると、在宅勤務が敬遠される理由がおのずと見えてくる。

その中でも最後にあった

ケミストリー


肩書きや部署が違っても、同じオフィスに来ることで交流が起こる。多種多様な人間が集まることでの化学反応を信じてるから。(上記ソウスより引用)


私は、

これこそが在宅勤務の普及を阻み、かつ、発達障碍者の就労を阻み、さらに都市への一極集中を招く要因ではないかと考えている。


人間にはいろいろなタイプがいる。

1+1が必ずしも2になるとは限らない。

1+1が1を下回ることだってありうる。

もちろん3にも4にも、あるいはそれ以上になることもあるのだが…


ソウス2


このリンク先、以前にも取り上げたことがある。(現在この記事はアメンバー限定にしている)


人間力は、カリスマ性?包容力?いや、そんな一人だけに備わるものでもない。人によって表れ方が、異なる。言ってみれば、究極のその人らしさ。ただし、人を寄せ付けない厳しさではなく、他の人が入るゆとりがある。それが人間力ではないか。(上記ソウス2より引用)


以前も取り上げたが、注目すべきは

人を寄せ付けない厳しさ

他人が入るゆとり

というくだり。


発達障害、中でもつい最近までアスペルガー症候群と呼ばれた部類に入っている人は、
人を寄せ付けない厳しさをまとい、他人が入るゆとりがない

人が見られる。このような人は

1人で仕事をするとすごいパフォーマンスを発揮することがある半面、1+1が1を下回ることが往々にしてある

という。


もっとも、

1人で仕事をして、その成果物をチームに反映させることによって成果を残すことは十分に可能である。

典型例がイチローである。私もこの部類に近い。そういう人は在宅勤務が性に合う…ということになるのだが、現実はクリエイティブな仕事ほど、ケミストリーが重要視される方向に向かっている。その結果、在宅勤務の普及が進まない。


さらに、これから数年間、東京への一極集中はさらに進むであろう。一方、地方の疲弊は深刻さを増している。地方のこれ以上の疲弊を防ぐためにも、在宅勤務を増やすべきだというのが私の考え。月に1回は出勤すべし、という考えがあるが、給料を多めにして(月20万、年収250万以上)、その中で東京への交通費を工面すれば、成り立つのではないか。例えば、福岡からの飛行機代は往復4万(特割など、実際の相場価格)と考えると、日本のほとんどの高速通信回線がある地域で東京と同じ仕事ができる。私も現役のプロバルーンアーティスト時代、北広島町大朝でこれを実践していた。大朝というところは典型的な中山間地域。高速道路のインターチェンジが目の前にあり、高速道路を使えば1時間以内で広島市内へアクセスできたし、1時間強で広島空港へもアクセスできた。さらに東京や大阪へ(加えて名古屋も)直行できる高速バスもあった。引っ越して1年以内にADSLが入り、今では光インターネット回線が入っているという。


このようにメリットがたくさんある在宅勤務なのだが、それを阻むデメリット…が

ケミストリー

なのかもしれない。


考えてみれば、アメリカのヤフーもグーグルも、在宅勤務に否定的である。

オフィスに毎日集うことによって生まれる1+1が2を上回る効果を追い求めているのが今の企業の現状なのだろう。