この小さな兼続くんが、今の二人の気持ちを実に巧みに代弁していたのだ。
悪いことは言いません、魚沼スカイラインへはクルマで行きましょう。
気を取り直して、午前10時56分
へぎ蕎麦の名店「しんばし」へ到着。
午前11時ちょうど。
店員が暖簾を掛けにやってきた。
さぁ、喰うぞ~~~!
まずは、へぎ蕎麦を注文。
親切な店員が「そばの量」 を上手に説明してくれる。
結果、へぎ蕎麦4人前をチョイス。
続いて、新潟と言えば、「舞茸」
そして、海老を始めとした「小天」を二人分、頼んだ。
まずは、舞茸から。
う~ん、写真で見ると天かすの塊に見えるな(笑)
でも、実物は肉厚でとっても美味しかったですよ。
そして、メインのへぎ蕎麦がやってきた。
おぉ!海老もデカい!
そうそう、へぎ蕎麦の「へぎ」とは、盛られているこの木の器を指します。
また蕎麦には布海苔と呼ばれる海藻を使っていることでも知られています。
個人的にはもっとゴリゴリの田舎蕎麦が好きですが
これはこれで美味しかったです。
腹を満たし店を出たのが正午を少し回ったところ。
千葉を出て魚沼スカイラインを走破して、へぎ蕎麦を食べて、まだこの時間。
やはり、早起きは三文の徳ですね!
どーでもいいのですが
隼のサイドスタンドって何か、角度が変!
のぶさんのCBRと比べても何かなぁ。
時間がたっぷりあるので、続いては日本三大渓谷のひとつ「清津峡」へ。
ちなみに、残りの二大渓谷はこちら。
黒部峡谷(富山県)、大杉峡谷(三重県)
実はここで、魚沼スカイライン入り口で通行止めのために
Uターンをさせられていたクルマの情報が活きる。
カーナビが引いた「清津峡」へのルートが
まさにあのクルマが行こうとしていた道だったのだ。
ここまで幾多の難関を乗り越えてきた二人は冴えていました。
そうか、あのクルマは「清津峡」へ行こうとしていたのか!!!!
即座にカーナビで迂回路を探す。
なるべく、太めの道を選ぼう。
道中、自転車で旅を続け、このまま富山県まで行くという男性と会った。
自転車の素晴らしさだけを一方的に伝えてくるのではなく
適度にオートバイの良さも認めつつ
自転車の魅力を伝えることが出来る優しさを持った、素敵な男性だった。
「おわら風の盆に参加して踊りたいんだ~」
おぉ~~~、ニュースでよく聞く、富山の祭り。
名前だけは聞いたことが有ったので何か嬉しかった。
我々に手を振って、坂道を漕ぎ出す男性。
ちなみに、男性との話しの最後に・・・
「失礼ですが、おいくつですか?」 と尋ねると
「70歳」
えぇぇぇぇ~~~~!
超元気なお爺ちゃんでした。
午後1時45分
迂回は一発で成功。
無事に清津峡へ到着。
日本三大渓谷・・・日本三大・・・三大・・・
トンネルはすぐそこ。
さぁ、行くぞ~~!!
つづく