今日はスイカの日らしいです。
 

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福井県でも特産のスイカがあります。


〇輝く黄金色の皮とピンクの果肉の小玉スイカ
福井市 
金福スイカ
https://www.city.fukui.lg.jp/sigoto/nourin/engei/kinpuku.html

〇福井県の園芸作物の一大産地「坂井北部丘陵地」で栽培!
あわら市
スイカ
http://awara.info/cat-gift/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%AB

〇これからが旬の高級スイカ!
越前市
白山スイカ
http://www.echizen-shirayama.jp/tokusan/entry-29.html

 

農家民宿の地域に与える効果について考えてみましょう。

 

前回も述べましたが、こういう宿泊施設がある事で滞在してゆっくり地域を楽しんで貰える事が可能になる。(地域にプログラムが必要だが)
農家民宿がある地域は宿泊施設が無いことが多いので滞在時間が増えることで地域に落ちるお金も増えることになるし、自分が作っている農産物の事を直接知ってもらえるチャンスでもあります。モノが売れない時代、お客さんにストーリーを伝える機会は貴重だと思います。

また、いろんな人と交流する機会でもあり、最近だと日本の生活文化を体験したいと外国人が泊まりに来るケースも増えています。
交流の機会が増えれば地域に賑わいがもたらされるし、教育旅行などで数軒の農家民宿に子どもたちが分宿する形になれば、受入れるために話し合う機会も増える。

さらに、農家民宿自体が地域内調達率が高いことが特徴と言えます。
『漏れバケツの経済』と言う話があります。
せっかく稼いだお金を地域外で買物したり、輸入品や国内でも地域外産ものばかりに購入すると地域外にお金が逃げていく結果になり、地域で回るお金の量が少なくなる。
本来、地域で作ったものをお金に換えたり、稼いだお金を地域内で消費することで小さいながら経済が回ってお店や仕事が成り立っていた。
おそらく地域で小さい経済を回さない事にはこれからの人口減少社会の中で存続することは難しくなってくるし、地域の文化を残して行きたいと強く思わない地域はコンパクトシティの考え方に沿って消えて行く運命にあると思います。

農家民宿は食材の仕入れも、従業員も、ほぼ地元産。メンテナンスや貸布団業者もおそらく地元に近い業者を使っていると思われる。
そういう意味では地域経済循環に大いに貢献できると言える。

次回は実際に農家民宿に登録するのはどのようなプロセスが必要か?について書く予定です。


 

福井県では『農家民宿』を推進しています。

■福井県農家民宿
 http://www.fukui-ecogreen.org/ecogreen/farmer


とは言いながらも、まだまだ県民の人たちにも十分に周知されていません。

民泊が全国的に注目を集める中で、小規模で開業できる宿として興味を持っていただければと考えています。


農家民宿の多くは農家の家の一部分が宿泊スペースとしてお客さんに利用してもらっています。
要望があれば農業体験や地域散策、料理作りなど各家でできる体験メニューを提供しています。

 

農家民宿は、規模が小さいが、旅館業の種別で言う『簡易宿所』(民宿、ゲストハウスなど)にあたりますが、農林水産業の振興を目的として(=農林漁業体験を提供できる事が前提)、簡易宿所に必要な要件が緩和された形で開業が可能になっています。

ケースにもよりますが、ほぼ家の設備そのままで宿ができるという事です。


「住んでよし、訪れて良し」は観光庁でも観光地域づくりの基本方針として謳われているように、観光客もその土地ならでは経験を得たい考えていて、それがただ美しい景色や食べ物、体験プログラムだけだったらおそらくまた訪れることは少ない。
しかし、美しい景色×その景色を守っている人、食べ物×地元伝承料理が好きなおかあさん、林業体験×木使いのプロのおんちゃんなど人が加わることで「また行きたい」、「仲の良い人にも知ってほしい」となってリピートにつながるのだと思います。

宿泊体験を通しての地元の人との交流が農家民宿の価値です。
まさしくこれからの観光ニーズにマッチしたコンテンツだと思います。

 

ちなみに6月15日にスタートした「住宅宿泊事業者法」(民泊新法)は旅館業の許可を取らなくても要件を満たして申請すれば「お金を取ってお客さんを泊めてもいいよ」と言う法律で旅館業とは別モノになります。
ビジネスチャンスとして取組んでいる人も多いようだが、交流を目的に日本文化を伝えたいという気持ちで取組んでいる人もかなりの数が居るようで、取り組む方向性は近いのではとその人たちのお話を聞いて感じたところです。

いずれにしてもそういった地域の核、ハブとして周辺のレストランや土産物屋、直売所、体験事業者などと深くかかわることで魅力的な訪れるべき地域として選ばれるのではないかと考えています。

 

次回は、農家民宿の地域への波及効果や開業までのプロセスについて書きたいと思います。

 

 

 

『田んぼ』 は体験学習にうってつけの題材です。
 
日本人はなんだかんだ言っても米が主食で、狩猟採集生活から一カ所で定住するきっかけをつくった作物でもあります。
一粒の種もみから約お茶碗1杯分くらい増える非常に効率の良い作物です。

平野部だけでなく里山近くにも田んぼがありますが、保水能力が高く、木と同じ、もしくはそれ以上の水をためておくことができるようです。

また、水田は人の手が関わることで生物多様性が忌まれています。
例えば畦の草を刈ることにより強い植物以外も育つ環境になり、カエルを始め、多くの水生生物がお米のサイクルに合わせて生息できる環境になっている。(近代化農業では崩れている部分もあるが…)


それらの事を実際に感じてもらうには現場で体験するのが一番です。
今の農業を知ってもらうためにもトラクターや田植え機、コンバイン、最近ではドローンを使った農薬散布などの機械を使ったやり方を伝えるのが大事。
一方で個人的には昔のやり方を技術として後世に残していくことも重要だと思っていて、手植えや手刈り、はさ掛けを体験することも重要だと考えています。

手植えやはさ掛けの体験活動をやっていて思うのは、昔の集落みんなで農作業をした賑やかを違った形で再現しているのではないかということ。
今では機械を使って一人でできることが多く、便利になった反面、孤独な作業になっている。



そんな里山にある田んぼも近年はイノシシやシカなどの動物の食害に悩まされ続けています。
大きな課題で、様々な対策が進行中です。


 そんな課題を楽しく解決するイベントが、越前町で開催されます。

『Mount of music』 
8月18日(土)13時~23時
https://www.facebook.com/events/734370973620432/

 稲に穂が出て、ケモノに狙われやすい時期に山奥の田んぼで音楽フェスが開催されま
す。山奥なので音は流し放題、音と大勢の人の存在で獣たちの警戒心を煽り、ビビらせる効果をねらったイベントです。

 基本は楽しむことが目的ですが、ついでに農家に貢献できるっておもしろいですね。

 参加者募集中です!!

かなり久しぶりの更新です。
申し訳ないです。。。



私は福井県内の都市農村交流を推進する仕事をしています。
主に、ホームページやSNSでの情報発信や、人材育成のための研修の企画や運営サポート、体験プログラムづくりの支援やコーディネートになります。

その中で「農業体験」、「漁業体験」などは重要なコンテンツだと考えています。

ある農家さんは言っていました。
農業は究極の商材を扱っていると。

人は食べ物がないと生きてはいけません。命の元になっているので需要自体が無くなることはありません。

ただ、この食べ物をつくるという行為自体が近年遠い存在になってきて、「食べられればなんでもいい」とか「どうやって自分の口に入ってきている」などに対しては知らないし、知ろうとも考えないというのが多数だと思います。
なので、遠い外国から燃料を使ってやってきても安けりゃいいし、そのことによって現地の人たちの食料が不足したり、作物を育てるために大量の水が使われたり、日本では食料廃棄率が高かったりする。
安全安心な食材がイイとは分かるけど、高いのでそんなに買えない。自給率が低いのは国家戦略としてマズイ状況で輸入がストップされれば食べ物が無くなってします。(そんなことは無いだろうと思っている)


人によって捉え方は様々かもしれませんが、少なくても食料生産に対する意識の向上は「つくる人」、「食べる人」に関わらず重要です。


それには「知る」ことは重要ですが、『体験』がキーワードになってきます。


アインシュタインは下記の言葉を残しています。

「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。」

だから、体験が重要なのです。



手法はいくつかありますが、観光農園で収穫を楽しみ、農家さんと会話することもその一端を担えるかも知れませんし、農業ボランティアか短期の農作業アルバイトに参加するのも良いでしょう。
農業の担い手不足を嘆くのなら、大変なことも多いけど「楽しさ」や「やりがい」もちゃんと伝えるべきでしょう。

農家民宿に泊まって農家さんと交流するのも良いでしょう。
農家にとってはいいお客さんとの出会いによって直接、農産物を購入してくれるようになるかもしれません。
お客さんにとっては顔の見える人から購入できるチャンスです。今までの観光で味わえないような生活文化を楽しめるかもしれません。

教育旅行も非常に重要です。
農林漁業体験はきっと生徒にとっての大きな学びになる事でしょう。

ある大規模農家たちは高校生の修学旅行の受入を始めました。
このままでは国産の野菜には目を向けてくれなく無くなるのではないかという危機感からです。
生徒たち接することで自分たちの仕事にあらためて誇りを持ったようです。

ある漁業関係者も子ども体験受入をもう数十年続けています。
きっかけは「魚離れ」です。

両者は同じく目先ではなく「未来の需要」を創り出すことを大事に考えています。


そう考えるとこれはソーシャルソリューションビジネスなのかもしれません。