パーム油のお話
テーマ:ブログ
「参加型学習会」
毎週火曜日
国際交流会館(福井県福井市です)
19:00~20:30
身近な問題から世界の課題をゲームやワークショップ形式で議論してます。
けっこう為になりますよ。。。
パーム油って知ってますか?
実は身近にあるモノでよく使われています。
マーガリン、ショートニングなどの植物油でカップめんやポテトチップ、チョコレートなどのスナック菓子、レトルト食品、アイスクリーム…
食品が8割だけど洗剤、化粧品などにも使われています。
植物性なので環境にやさしく健康にイイ(?)
兎に角効率のいい作物で時流に乗り、世界的に需要がありますが、3000ha以上ないと採算が取れないのでプランテーションで栽培されています。
そのため大規模な熱帯雨林が伐採され、パーム油の原料、油ヤシが植えられています。
インドネシア、マレーシアでほとんどの世界の輸出量を賄います。
プランテーションの開発が進み1分間に29haの熱帯雨林が失われています。
そのため土壌も侵食されスカスカに。
砂漠化も進んだりと環境に影響を与えている。
皮肉な事に植物性なので環境にやさしいという事で人気が出てきた背景があります。
2回に分けてワークショップが行われました。
1回目はすごろく形式でプランテーションで働く現地の人々の生活を学びました。
低賃金、農薬の為の健康被害、子どもが学校に行っていない…
実際に暮らしは良くなっていなく、なかなかこの循環を抜け出せれない様子が分かりました。
希望はおばあちゃんや親の世代を見てきた子どもが「このままでは何一つ変わらない」、「貧乏から抜けれない」、「勉強が必要(学校に行きたい)」
と言う事に気付き始めた事。
2回目はロールプレイング
サワラク州の油ヤシ農園開発についての関係者会議を行いました。
賛成派:
マレーシア政府役人→ この国の輸出品目第2位の重要な作物。面積が増えれば多くの仕事が生まれ外貨が稼げる。
農園開発企業→ 農園を開発する事でこの国の経済にも、労働者にも世界の消費者にも貢献できる。
日本の洗剤メーカー→ 環境にやさしい植物性の洗剤は日本でも人気が高い。この国にも会社にも利益になる
先住民族(開発地域の集落)→ 焼畑で移動しながらの森で狩猟をして生活。貧しく安定性がないが農園が開発されれば保証金や仕事も手に入れる事ができる。
反対派:
先住民族(開発地域の集落)→ この国の建国以前からこの土地で暮らしてきた。森が生活を守ってくれているし、農園労働者になっても賃金は低いらしい。子どもたちにはこの森を残してあげたい。
環境保護NPO→ パーム油の洗剤が環境に良い訳がない。熱帯雨林が1本残らず伐採、生態系や原住民の生活を壊してしまいます。除草剤で川も汚染され、多くの動植物に影響を与える。
それぞれの立場になりきり話し合いをしました。
私は反対派の先住民村長役。
とにかくここで住み続けたいし、今の生活環境を子どもたちに残したいと主張しましたが、「安全です」「仕事ができて生活が豊かになる」「大丈夫です」の一点張り。
何かに似てるな…
実際に現地の人たちは情報がないし、理論的ではなく感情的な意見しか言えないと想像するとやっぱり開発に進んでしまうのかな?と感じました。
…こうやって決まっていくのか。。
マイノリティの意見や居住権がないがしろにされる。
マレーシアの場合はダブルスタンダードでたとえ土地の権利がっても政府が反故できるしくみなっているらしい。
こういう状況でTPPなどの仕組みができても、やはり一部の人たちの利益にしかならず、現地の人は幸せになるとは思えないな~
いい勉強でした。。。

















