苦しみとの決別 | ココア色の綿菓子とミルク色の角砂糖《無色透明な絵本》

ココア色の綿菓子とミルク色の角砂糖《無色透明な絵本》

詩のような絵本
絵本のような詩

私の夢は自分の言葉と無色の絵で紡ぐ世界を本にするものです

瑠璃色の水が光輝くここは冒険の星です

いつまでも…何処までも…夢は呼吸しています

私が小さな頃からお金は私の家に来ることを嫌がっていました

小さな頃からお父さんの仕事が長続きしなくて、お母さんや歳が離れた兄がずっと苦労していて、農協さんと市役所の名前を見かけるたびに今も心の中に疼く何かがあるのは、私が小学生の頃農協さんや市役所から督促状の葉書がしょっちゅう家に届いたからでした

督促状の意味がわからないながらも、悪いことをしているような気がしていて、農協さんや市役所から葉書が来るのが怖かったんです


社会人になりたての頃、私は危うく詐欺の被害に遭いかけました

それは特殊な技法で作成されたという版画を巧みな口車で高額で売りつけるもので、新宿の街中を歩いていた時、『絵を展示しています、是非見に来ませんか?』と声をかけられ、絵を見たいだけの思いでその建物を訪ねた私は、相手の口車に乗せられてしまい…数十万円もする絵を月賦払いで契約してしまい、それは家族の機転で契約を解除することが出来て支払わずに済んだのでした

その後観た報道番組で私が騙されかけた絵を売りつける詐欺の被害が多いことを知ったのですが、絵を高額で売りつける詐欺は今でもあるのでしょうか…


お金が貯められるかもしれない…という時に貯められるどころかお金が逃げていく…という日々が長年続きました

それは大きな欠乏感という絶望の日々です

一番の絶望は…数年前に姉が突然見舞われた難病でした

皮膚筋炎という膠原病のひとつで、何度も繰り返される入退院
入退院の中で何度も命の危険があったりもして、お父さんの年金も私が地道に働いたお金もどんどん消えていきました
闘病の中で姉はリンパ腫にもなりこの時の入院は数ヶ月と長引きました

ここしばらく病状は落ち着いているので安心しているのですが


長いこと私にとってお金は安心よりも不安だらけの存在でした


今現在も不安は大きいです

大きいことに変わりはないのですが、今現在私はきっと何かを学ぶ時なのですね

本当はここに書いた事態が起きた時に学ぶことだったのかもしれませんが、大きな絶望を感じるばかりで…感じた絶望が私に教えたことはただ大きな不安を抱えること、不安の中で生きるだけの日々でした


不安の中での欠乏感…これに流されて私はずっとお金に苦しんできた


でもね…きっとこれは流れを変えていけるはずです



変えていけるからこうして秘めていたことを話せるのです


ジンジャーブレッドマン明日から2・3日ブログの更新をお休みして、執筆と塗り絵を楽しもうと思いますジンジャーブレッドマン



天使お読み頂きありがとうございます天使