Yes I Will! | 或る阿呆の長征・THE LONG MARCH

Yes I Will!


お台場のTV局への「国民」派デモについては、
黙殺したマスコミ、今度は昨日の反原発5~6万人デモの扱いも
各紙のカラーが如実に出た。
沖縄戦集団自決は軍強制との主張で右派には
とことん嫌われてる作家・大江健三郎氏らが発起人、
原水禁などいわゆるプロ左派組織のデモとは言え、
5万人前後を動員した「市民」派のこの叫び
(俳優の山本太郎さんや一般人も実際には多い筈)を
申し合わせたかのような同じサイズの
ベタ記事で扱う日経、読売、産経・・・の感覚。
或る阿呆の長征・THE LONG   MARCH-よみうり
一方、朝日、毎日は写真入りで一面扱い。
或る阿呆の長征・THE LONG   MARCH-あさひ
毎日に至っては、ご丁寧にもその写真の横の一面トップ記事が
「不便でも省電力、原発徐々に削減65%」と言う
独自世論調査結果を載せている。 
或る阿呆の長征・THE LONG   MARCH-まいにちいちめん
まぁとは言え、一度味わった利器の蜜の味からの脱却は、
余程の覚悟がいる、私なんか意志軟弱につき到底ムリ。
或る阿呆の長征・THE LONG   MARCH-まいにちしゃ
本当に放射能との離別を考えるなら、
これから生まれくる世代に、幼い頃から
省エネ節電で暮らす習慣を身につけさせた方が良い、
20年もすれば、日本の若年層は、
贅沢なエネルギー消費から離れた世代に育っている筈だ。
脱原発の環境作りは、一夕には、無理、時間をかけても良い。
或る阿呆の長征・THE LONG   MARCH
さて、そんな中、こっちは素早さこそが肝心の円高対策。
昨日は「現場が見たい」とかで、今更ながら町工場に行ったノダ、
そしてホザいた言葉が「小説よりリアルだ」と、ワケ分からんワ。
夜になってからは、国際市場で円一段と全面高の様相に、
明ければ、政府は、今度は、企業の「体力養う」遅効性の施策を発表、
事実上の今の円高を容認すると投機筋に見透かされても仕方ない。
スイス当局の様に投機筋を脅すには、
対症療法といわれても攻撃的な介入をまずやって、
その後も牽制を怠らない事だ。
その上で遅効性施策+即効性の介入の2本立てが急がれる。
円高に負けない体力の有る企業に育つまでなんて、
今日明日のスパンで生きている町工場は、
そんな悠長なことやってる内に干からびてしまう。


で、今夜の一曲、なんら脈絡無いデス音譜