産むことのできなかった母へ | ベビが授かる日まで

ベビが授かる日まで

34歳からベビ待ちスタート。現在37歳。
不妊治療と同時に、ベビが授かる体づくりも頑張っています。

今朝、BSテレビで、特別養子縁組についての番組がやっていました。


特別養子縁組は、6歳未満の子に限りますが、

産みの親との関係はなくなり、育ての親が実親となる制度です。


私は、今まで大した知識を持ち合わせなかったため、

その実情を知って、驚きました。


望んでいない妊娠・・


中絶できる期限を過ぎてしまったという 14歳の中学生・・


彼氏と別れてから妊娠が発覚したが、

彼氏からは、「無理」というメールが届き、次の日からは音信不通に

なってしまったという女性・・


就職してすぐに妊娠発覚し、

「もしこれで仕事を辞めるとなったら、

 自分の人生の計画が狂ったな、と思う」 と言い放った女性・・


同棲してた彼氏との間に子供ができたが、

結婚するつもりはなく、彼氏には中絶を迫られた、という女性・・


中絶もしたくない、だからといって、自分で育てることもできない、

そんな女性たちが、養子として人に託すことを選択するんだそうです。


そんな人任せな無責任さに、大きな憤りを覚えました。


でも、その一方で、

そんな子供たちを待ち望んでいる夫婦もいるのです。


42歳。不妊治療をして3年になるという夫婦。


「そこに命があって、その子の命の行き場を探しているのであれば、

 うちに来てもらったら、幸せになれるのでは、と強く思った」 と。


そして、14歳の中学生の産んだ赤ちゃんが、この夫婦のもとに

引き取られることになりました。


特別養子縁組の場合、育ての親が名前を付けられるそうで、

赤ちゃんと初めて対面したとき、

自分たちが付けた名前で赤ちゃんを呼び、

2人とも、本当に心からの満面の笑みで、とっても幸せそうでした。


産んでも育てられない母から、産むことのできなかった母へ・・


複雑な思いが、頭の中を巡りました。


私は、今のところ、全く考えていませんが、

不妊治療から解放されて、幸せそうな夫婦の姿を見ると、

不妊治療の先に、小さな光が見えたかな~って思います。