前回記事でも触れましたが、9日より出ていた撮り鉄旅から一昨日帰宅しました。今回はあまり天候に恵まれず、かえって消化不良的な感を残してしまったような気がしないでもありません。
さて、9日は日中ほぼ雨でしたので、乗り鉄に徹していましたが、10日はとりあえず雨も上がったので撮り鉄していました。ただ、どんよりした天気で・・・。まぁ、光線状態を気にしないで撮れると考えればそれもアリなのですが、やつぱり青空の下で鮮やかに撮りたいものであります。
阪急電車では、昨年夏休み期間中の“リラックマ号”が好評だったのか、春休みのこの時期(3月10日~4月17日)にも再び“リラックマ号”が走ることになりました。
昨年夏同様、神戸線、宝塚線及び京都線に1編成ずつ運行され、それぞれの線区でヘッドマークや側面戸袋のステッカー、車内広告も異なるものになっているようです。
詳しくはこちらへどうぞ。
友人宅から大阪市営バスで阪急電車京都線上新庄駅へ向かい、上新庄駅から阪急電車に乗車し、阪急梅田駅へ・・・
乗車券はスルット関西2dayチケットですので、十三駅~阪急梅田駅間が折返し乗車になっても不正乗車にはなりません。
まだ朝の通勤ラッシュが終わらない時間帯ですので、10両編成の電車も運転されていて、朝しか働かないw増結専用車も見かけます。
この9000系9106の新開地行き特急は、後(大阪方)に7000系2両を繋げた10両編成です。ちなみに、神戸高速線内は8両編成までしか運行できないので、増結車は阪急神戸三宮駅で切離します(西宮北口駅で切離しの列車もあります)。神戸線では6000系、7000系、8000系、8200系と9000系がそれぞれ相互に編成単位で連結が可能(但し、連結器の種類によって不可能な場合もあります)です。3月19日のダイヤ改正から、増結運用の見直しと女性専用車導入によって変化があるようです。
とりあえずどこで撮るか・・・というより撮りたい編成の運用を確認するために先頭車に乗車し、対向列車を確認します。
西宮北口駅で普通に乗り換えるのですが、日中ダイヤのように特急と対面で接続するのではなく、途中の園田駅で追い抜いてきた電車を待つことに・・・
1000系1100の阪急神戸三宮行き普通に乗り換えるのですが、よさそうに見えた場所があったので結局は特急停車駅の岡本駅で下車(笑)し、芦屋川駅方向へ歩いた踏切で撮り鉄開始。では撮影順に・・・
7000系7007の西宮北口行き普通
リニューアル工事で前面形状が大幅に変更された編成です。但し、改造費用が掛かりすぎたためか、この前面形状はこの編成とC#7008×8と7300系のC#7320×8の3編成で終了してしまい、その後のリニューアル工事は内装更新がメインの改造メニューになりました。
8000系8032の回送
8000系なのは前2両のみで後6両は7000系です。この編成は側面に神戸をイメージしたわたせせいぞう氏によるイラストが描かれています。8000系・8300系は、前面の額縁形状が風圧などで問題があって、その対策として何パターンかの改造が見られますが、この車両は額縁を薄くしたタイプです。
1000系1008の阪急梅田行き特急
神戸線の“リラックマ号”はこの編成です。ヘッドマークは大阪方はリラックマだけ、神戸方はリラックマとコリラックマ、キイロイトリが描かれています。ヘッドマークのデザインは神戸線、宝塚線、京都線でそれぞれ異なると言われていますが、実際には背景の色が異なるだけのようです。
8000系8002の阪急梅田行き特急
8032と同じタイプの前面改造車ですが、8032の前照灯がシールドビームなのに対し、この編成の前照灯はLEDです。
9000系9002の阪急梅田行き特急
今回初めて気がついたのですが、一部の編成で電気連結器カバーが無塗装なのかシルバーになっています。
5000系5000の阪急梅田行き普通
1967年導入の5000系トップナンバーです。現在、神戸本線最古参(神戸線系の支線である今津線と伊丹線にはこれより古い3000系・3100系が運用されています)となる形式です。
7000系7000の阪急梅田行き特急
リニューアル工事より前に実施されていた大規模工事施工の編成です。
6000系6050の阪急梅田行き普通
今回のもう一つの目的はコレでした。この編成はなかなかのレアキャラです(笑)
この編成は2012年7月20日の記事でも触れていますが、6000系なのは編成両端の6050と6150だけでして、中間の6両は7000系です。で、その両端の6000系も、純然たる6000系ではなく1975年に電機子チョッパ制御の長期実用化試験車として導入された2200系を前身としていて、前面・側面の表示幕装置や関西初となるワンハンドルマスコンを採用し、以後の阪急電車の基本となった車両です。その後、VVVF制御試作車導入、電機子チョッパ制御の長期実用化試験終了による組成変更、阪神大震災被災などを経て6000系に編入され現在に至っています。昨年、2200系として導入されてから40周年を迎えたことから期間限定として側面に2200系からのワンハンドル車に採用されていた“H”マークと、1992年の現行社章制定によって撤去された旧社章をステッカーで簡易的に復元して運行されています。阪急電車の公式情報によると、今月23日ごろで終了とのことなので終了前に撮っておこうと思っていました。ヘッドマークは2200系時代の前面が描かれています。
実は岡本駅に到着した時、反対側に来たのでスマホでも撮影
6150の阪急梅田行き普通
6150の側面に輝く“H”マーク
現行社章への移行よって旧社章と共に役目を終えましたが、スピード感のあるこのマークに今なお思い入れのある社員の方も多いとか・・・
ちょっと脱線したので脱線復旧(笑)
7000系7009の阪急梅田行き特急
リニューアル工事施工車ですが、C#7007×8などより改造内容が見直されました。内装更新がメインとなり、前面形状は改造前と変わっていません。
5000系5008の阪急梅田行き普通
ダイヤ改正告知のヘッドマーク付き。ダイヤ改正告知のヘッドマークは、前面車号が車両側窓下にある車両に掲出されていたようでした。
8000系8003の阪急梅田行き特急
8000系の前面改造車のうち、額縁を薄くした上で車号を車掌側窓下に移設した車両です。
1000系1000の阪急梅田行き普通
この後、岡本駅へ戻り次の場所へ移動します。(次回以降に続きます)