8531の20年前 | ヘタレ車掌の戯言

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昨日の記事では大阪方8081の20年前の画像を掲載しましたので、今日は京都側の8531の20年前の姿を・・・


ヘタレ車掌の戯言-京阪3505 橋本~樟葉間 1993.8
京阪3000系3505の出町柳行き特急 橋本~樟葉間にて1993年8月撮影


このあたりは、ちょうど京都府八幡市と大阪市枚方市の府境にあたります。

昨日の記事の場所は、淀駅高架化で大きく変貌しましたが、このあたりは現在もあまり変わっていません。

当時の京阪本線の日中ダイヤは15分サイクルで、このあたりでは七条駅~京橋駅間ノンストップだった特急、出町柳駅~淀屋橋駅間の運転だった急行、出町柳駅~淀屋橋間運転の普通がそれぞれ15分ごとの運転でした。急行は上下両方向とも樟葉駅で特急の通過待ちがあって、実質的な京阪間速達列車は15分に一本の特急のみとなっていました。現在の日中ダイヤでは、10分サイクルで主要駅停車となった特急急行特急の需要を兼ねるようになり、急行は樟葉駅以南での運転になっています


現在、京阪特急の車内放送は、女声の自動放送になっていますが、当時は男声の自動放送で、七条駅および京橋駅発車後しばらくしてからの「大阪の京橋or(京都の七条)へは、ただいまから約30分で到着いたします。」という放送が印象的でした。



ヘタレ車掌の戯言-京阪8531 御殿山~枚方市間 20130106
こちらは3505の20年後の姿である8000系8531の出町柳行き特急

御殿山~枚方市間にて2013年1月6日撮影


ダブルデッカー車を組み込んだ8両編成には貫禄がありますが、かつての七条駅~京橋駅間ノンストップだった頃の特急には、有料特急ではないものの途中駅では見ているだけの存在という、違った意味での特別な存在でもありました。このあたりは、川向こうを走る6300系全盛期の阪急京都線特急も同様ですね。