発掘ネガから | ヘタレ車掌の戯言

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毎日惰性だけで生きているヘタレ車掌の日常です。

いよいよ、京阪特急の名車・旧3000系(現・8000系30番台)の終焉が近づいてきましたね。

定期運用は今週末の10日まで、その後は3月中の土休日に臨時快速特急として運転されるようです。

臨時快速特急での運用時には、往年の姿に近づけようとするため、ダブルデッカー車を抜いた7両編成での運転になると、京阪サイドからも発表がありました。

撮影する方へのファンサービスということになるわけですが、裏を返せばこの編成のダブルデッカー車に乗れるのも、側面の時代祭のイラストも目にすることができるのは10日までということになります。

ヘタレ車掌の戯言-京阪8081 藤森~深草間 20130106 3000系時代の前面に近づけた8000系8081の淀屋橋行き特急 藤森~深草間にて2013年1月6日撮影



ヘタレ車掌の戯言-京阪8831 寝屋川車庫 2012.10.14
10日で見納め乗り納め ダブルデッカー車8831 寝屋川車庫にて2012年10月14日撮影


そんな旧3000系改め8000系30番台の3000系時代かつリニューアル改造前のネガフィルムが実家で発掘されましたので、お目にかけたいと思います。


撮影時期は今から20年前の1993年8月、撮影場所は高架化前の淀~中書島間の、京都競馬場目の前です。

現在は高架化にあたってこのあたりに淀駅があります。

1993年ですと、特急車の分割運用廃止により3000系は固定7両編成として運用されることとなり、先頭運用車は連結器の交換・スカート改造と貫通幌撤去が、中間組込み車のうち4号車となる中間組込み先頭車は運転台としての機能を構内運転専用に限定し、車掌側はスイッチ類の撤去と専用扉の固定化を実施し電話室に改造していましたので、原型とかオリジナルとまでは言えないのですが、今となっては貴重な一コマかと思います。ちなみに一枚目の画像と同じ車両です。


ヘタレ車掌の戯言-京阪3006 淀~中書島間 1993.8
幌枠がないとしまりがなくなると、京阪電車の関係者の方も思ったのか、1995年のリニューアルでは、イミテーションの幌枠を設置しました。