子を持つ親ならば思うこと、思わずにはいられないこと | 大腸がん、ぶっ飛ばす!19歳年下のオモイ。

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大腸ガンになった19歳年上の男の人を支えるblog。


多分ガンを支える人間としてのレベルは最低・最悪です。(笑)


同じガン患者を支える家族の方の肩の荷が少しでも軽くなりますように。。。

私は44歳がガンになってからブログを始めました。

ブログを始めて、皆様の闘病の記録や気持ちを見るようになりました。


闘病されている気持ちや、考え。

支えていらっしゃる方の記録や気持ち。

色々考えさせられるものばかりです。

そんな中で、私はどうしてもコメントができない、どうしても気持ちを伝えられないカテゴリーがあります。

それは、『小児の闘病』です。

私はかなり前から脳死と判断されたお子様をもつ、お母様のブログを読ませていただいています。

アメンバーにしていただいたのに、メッセージも送れずにいます。

もう私はお母様に対してかけられる言葉すらないのです。

辛いでしょう
頑張ってください

なんて半端な言葉を言えないのです。

私が想像しているより、はるかに壮絶な現実の中で毎日闘病をされていらっしゃると思うのです。

『想像したこと』でメッセージを送るのは多分正しくなく、お母様の気持ちをより深く傷つけてしまうかもしれないので、出来ないのです。

このお母様のブログ以外でもお子様が脳死判定を受けたという、お母様のブログ。

小児がんと闘い抜いたお子様の記録のブログ。

白血病と闘い抜いたお子様の記録のブログ。


骨肉腫と闘い抜いたお子様の記録のブログ。

を読ませていただいています。



もう言葉が出ないのです。

お子様の病気と戦っているお母様たちはもう『闘病を支える』とかの問題ではなく、

『一緒に闘病している』

のです。

すごいなと思います。

というか、この言葉一言でしか表現できないのです。

こどもを持つ親として、言葉が出ないのです。

お母様たちの気持ちが痛いほどわかるのですが、私が痛いと感じているより、はるかに壮絶に痛いと感じているお母様たちなのです。

私は44歳のガンを支えています。

私は正直、44歳のガンには納得?というか、仕方ないと思うこともあるのです。

そりゃ、死にたいとかいっている人がガンになったらいいって、

車で歩行者にクラクションを鳴らすバカなやつがガンになればいいって、

もっと金持ちで富のある、生活には不自由しないやつがガンになればいいって、

思っているのも事実です。

どうして44歳がガンに?と思うときもやっぱりあります。


でも44歳はいうのです。

『25歳(私)と6歳、2歳のもの(これから起こるであろう、病気や不幸なことが起こらないように)を受け持ったんだ』

と。


自分を納得させるように。

私もその言葉で相手を責めてしまいそうな時は納得させます。


でも闘病をするお母様たちはそんな言葉で自分を納得させることなど不可能です。

『どうしてこの子が?代わってあげたい』

と思うのが親だと思うのです。

私はブログを見るたびに早く医療が発達すればいい!

まわりにもっと安い宿泊施設や、生活の質があがるような設備がある施設がないのか、、、。

市役所の人間もわからずや、事務的に、『失礼だとは思いますが、』と前置きはするが、全く失礼だと思っていない、やつらに腹が立ったり。

と心の中で思うことばかり。

でも私は何も協力すらできない、、、虚しい、、、。

決して闘病されているお子様、お母様に同情しているのでも、引き合いに出しているわけでもなく、言葉にできない気持ちを今書いています。



私は

親が亡くなること

パートナーが亡くなること

こどもが亡くなること


は全然、全く、違うと思っています。



親が亡くなること

確かに悲しいです。

私も今親がいなくなってしまったらと思うと困ります。

本当に困ります。

だから、親が闘病しているというこどもには共感できると思いますが、同じガンでもパートナーが闘病している人に、あるいはパートナーが闘い抜いた方に、

『私は親がガンだったので気持ちがわかります』

という、コメントやメッセージはかなり違うと思ってしまいます。

なぜなら、こどもの立場でしかわからないことと、パートナーの立場でしかわからないことが違い過ぎるからです。


パートナーがガンで亡くなること

やはりしつこいようですが、ここでも言います!

『親がガンで~』

というくだりはどう考えても私は違うと思ってしまいます。



こどもが亡くなること

これは耐えきれないと思います。

親ならば、、、絶対に耐えきれません。

『想像を絶する』なんて言葉が当てはまらないくらい、というか当てはまりませんね。


もうこの世の終わりと思います。

襲いかかる悲しみは半端のないものだと思います。




私は何が言いたいのか、と言うと

正直に

ずばり、

うつ病だけが心がズタズタではない

と言うことです。


私は闘病をされているお母様たちは、いつ病気なってもおかしくない状況にある、と思っています。

夜中3時間置きの体位交換にオムツを替えるお母様や、

放射線治療のため、我が子を寝かせないように神経をピリピリにするお母様、

必死に現在の状況を夜中ノートに記録し、朝お仕事に行かれる、お母様、

息抜きの暇もないくらい、気持ちを張らない時間はないくらい、頑張っていらっしゃると思います。

だから、お母様たちはいつ病気になってもおかしくないと思ってしまいます。

でも守るものがあるから必死になるのです。

守るものがある人は病気になる暇もないと思ってしまうのです。

ガン、脳死、ALS、白血病、、、などは愛では治らない病気です。

愛では治らない病気です。

もう一度言いますが、

愛では治らない病気です。

寝ている時にほっぺにちゅーし続けても、

髪の毛を毎日乾かしてあげても、

治らないのです。

辛い治療をしながら、生きているという選択をしている人たちなのです。


愛で治る病気の人はわからない。

自分より小さな子が闘っていることが。

自分より小さな子のいのちをどれだけ必死に守っている親がいるか。

私は愛で治る病気の体をこの小さな命に捧げて欲しいと思ってしまうのです。








長々と読んでくださり、ありがとうございました。

このブログにはかなり批判する声のコメントが来そうです。

私は愛で治る病気のことをつらつらと嫌みっぽくコメントされるのはいいです。

ただ、私の気持ちがうまく伝わらなかった闘病されているお母様たちからのコメントが怖いです。

私はかなりこの記事を書いてるとき、言葉を間違えないよう、表現を間違えないように気をつけて書きました。

が、闘病されているお母様たちのお気持ちに傷がついてしまっていたりしたら、本当に申し訳ありません。

もしそのような表現、言葉がありましたら、心よりお詫びしたいです。