NYは今度こそしっかり下げてきていますね。もう、いい加減少し休んでいただきたいので、このまま月曜日に戻ってきて欲しいです。


さて、掲題の広島ドックパーク事件ですが、きっこのブログで、またもや波紋を呼んでいるという記事が出ていました。

http://www.kikko.cocolog-nifty.com/kikko/


とても面白い話なので少し書きますが


要は「ムーブ!」という大阪の番組が、ドックパークのボランティアに参加する人からの告発を受けて、そのボランティアの組織団体アークエンジェルに疑惑があるという主旨の放送をしたということだ。


アークエンジェルに集まった寄付金は約6000万円、口座以外にもその倍の募金があるのではないかとの憶測。広島に送られた大量の援助物資は日に日に消えており、大阪のアークエンジェル本拠に送られているのではないかとの疑惑。(アークエンジェル代表林氏はボランティアの人が盗んでいると発言)


現在、広島ドックパークには580頭くらいいた犬が約70頭くらいまで減っており(他は貰い手に渡った)、それだけの資金は必要ないはずで、しかも残り70頭はあえて譲渡せず、募金を集めるために利用されているのではないかとの疑惑。


更に、ドックパーク経営者の大前氏に対しアークエンジェル代表林氏は大前氏の施設の寄付を強要、及び5000万円の寄付をしないとおまえを潰すと恫喝した疑い。



この番組に対しては賛否両論あり、番組が随分アークの林氏を悪者に仕立ててすぎているのではないか?という意見があったり、パーク代表の大前氏は地元の暴力団などとの繋がりがあるなど、さまざまな憶測を呼んでいるようです。



凄い話になってきましたね。まあ、おいらも憶測でしかないので、あくまでもここから先はおいらの独り言なんだけど、


個人的にはやっぱりね。。という感じがしました。


そもそも、このドックパークがアークエンジェルのメディア活用によって一躍有名になった時、いくつかのブログなどでアークエンジェルは怪しい団体で寄付は犬の為に使われないから寄付しては駄目だと、声高に叫んでいた人たちがいました。(たしかちょうどこの頃、NHK職員の娘さんの寄付に関しても死ぬ死ぬ詐欺疑惑といった時期とたまたま一致していましたので、非常に寄付というものに対して混乱していた時期でもありました。)


その当時、おいらもアークエンジェルのHPを見たり、そのHPと様々なブログなどとのリンク(導線)などをチェックしてみた記憶があるのですが、手作り間があるHPながらも非常にこなれている、、いわゆる集金屋としてのプロの臭いを感じました。一言で言えば胡散臭い印象を持ちました。

(まあ、今だから何でもいえるんですけど、まあおいらの独り言なので)



ちなみに今から4年くらい前、おいらがサラリーやっていた時に担当していた新規事業が、もしかしたら社会貢献に近い領域のものかもしれないから、NPOや任意団体の仕組みに関して少し調査したことがあったんだけど、結構黒い部分があったことを覚えています。(当時、くしくもたまたま出張して調査した地がアークエンジェル代表の本拠地のある大阪だったんですが ^^;)


勿論、大前提として殆どのそのような団体はピュアな方々であったということを、まずは言わなければなりませんが、一部その仕組みを利用していた団体も存在していたことを記憶しています。



ご存知の方も多いかと思いますがNPOってノンプロフィットって意味だけど、実は利益はどんどん出していいんですね。


しかも利益を出したら給料をどんどんあげてもいい。でも税金はない。残った利益は活動資金という名目でプールされる。


だから、NPO単体ではなく、一般企業がNPOを作って両輪で上手く税金対策をしている輩が結構いる。まあ、具体的にいうと売上をつけかえて、親族にそのNPOの代表とかをやらせてそこに資金をプールさせるわけです。(アメリカでは当たり前というか常識なんですけどね。日本ではあまり言いたくないですが、介護系の会社がこの仕組みを上手く使っている会社が多かったです。)


ただ、NPOの弱点はそうはいっても収支の報告義務がある。(まあ、これもNPOの団体によって報告書の雛形が違うんで、かなり内容が怪しいってんで、統一に向かっているようなんですけど、この動きからしてもNPOにもザルな部分があることがわかると思います)



で、まったく報告義務がないのが、アークエンジェルのような任意団体。ボランティア団体もこの中に入るらしいけど。


これに関しては一切の報告義務はなく、あくまでも寄付者はその団体に全てを委任する形でお金を渡す。だから寄付なわけであって法的にもなんら報告義務もなければ、使用使途に関しても、寄付者は文句が言えないんですね。もちろん、税金という観点もないし、あくまでも善意によってその資金は使われるものであるという、資金の第三者からの監視という意味では、非常にゆるーい組織である。


で、これはちょっと怖くてあまり書きたくないんだけど、とある任意団体の代表と話して感じたのが、、なんというか言葉が悪いんですが、その人ってチンピラというかまっとうなタイプな人間ではなかったことはよく覚えています。(勿論、まっとうな任意団体の代表の方が殆どですよ)

ただ、なんというか生きていくということに関しての嗅覚であったり、一般ビジネスマンでは思いもつかないようなお金の集め方を知っていたり、人の感情を逆手にとって相手を動かす感覚であったり、独特の鋭さはありました。要はこの林代表と恐ろしく毛色というか雰囲気が似ているんですね。喋り方とか本当にそっくりでデジャブーって感じでした。


まさに番組中でも募金ビジネスなんて言葉がその番組でも出ましたが、募金ビジネスって最近の話ではなく、大昔からよくあるやり方でその集金手法や団体組織などの仕組みの活用方法なども非常に長い年月をかけて洗練されているんだなと当時、感じました。

(特にボランティアってボランティする人たちがそもそも無給なんで、支援物資や支援金が任意団体に丸々残ることって当たり前で、その資金口座は代表しか引き出せないし中身は他の職員誰も知らないなんて、アタシマエにあるようです。領収書だって勿論必要ないし。でも少しでもいいから何らかのボランティア活動をすればいいわけなんで。勝負はいかにお金を使わずメディアを利用して募金を集めるか。はっきりいってこの一言につきる。)



まあ、それが林氏もそれであるとは勿論断言は出来ないのですが、おいらの妄想としては


林氏は大阪のチンピラで広島ドックパークという千載一遇のチャンスを活かして、拠点をのっとり、資金の獲得への野心を燃やしているのは間違いないと見ています。だたし、ドックパークの大前氏の裏人脈は、馬鹿だからしっかり調べないで、恫喝したんじゃないかな・・・犬業者に騙されて3000万円取られた奴だから甘い奴だろうと・・・しかし、その3000万円すら、それは某ホニャララ団への形を変えた云々カンヌンで・・・それも知らず勝負に出て・・・悲しいかな所詮は大阪のチンピラあがり。。


消されるのはどっちか。


本当の闇って怖いですからね。大前氏の方が何枚か上手だと私は見ています。