掛け算の順序、ついに決着!? | 21vertexのブログ

21vertexのブログ

ブログの説明を入力します。

1月25日付の朝日新聞デジタルに、小学校のかけ算 えっ?順序が違うと「バツ」 がある。

この記事によると、「8人に鉛筆をあげます。1人に6本ずつあげるには全部で何本いるでしょう」という問題に対し、小2の娘が「8×6=48」と答えてバツになっているのに驚いた40歳の会社員が、疑問をブログで書いたところ千件近いコメントが寄せられた。これをネタに朝日新聞がまとめた取材は要約すると以下の通り。

1.教科書会社各社がつくり教師が授業の参考にする「指導書」で「正しい順序」を徹底するよう促している。

2.一方、文科省に問い合わせると、「国として、『正しい順序』を決めてはいない」と意外な回答。学習指導要領自体にも「順序」の記述はない。ただ、「8×6=48」をバツとする指導については「学校現場に裁量があり、コメントする立場にない」。

3.専門家によれば、鉛筆をトランプのように配れば「1巡あたり8本」×「6巡分」とも説明でき、「8×6=48」をバツにする根拠はないという。この「ナンセンス」論争、実は41年前の朝日新聞にも同趣旨の記事があるという。

古くて新しい論争だが、文科省として「正しい順序」がないとするなら、決着はついたと思う。学問的にも掛け算に「正しい順序」はないし、文科省も同じ見解。つまり、教える側がよかれと思って編み出した指導法が幅を利かせ、まるで掛け算に「正しい順序」があるかのようになってしまったということですね。

ご静聴(ご熟読)ありがとうございました。Thank you for your attention!
ランキングに参加しています。もしよかったらクリックをお願いします。

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ 374
にほんブログ村