明日は金環日食 | 21vertexのブログ

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いよいよ金環日食が明日5月21日に迫りました。金環日食となる数分間は通勤電車の中の予定です。部分日食の開始くらいは観測できるはずだけど、朝忙しいのと日食グラスがないのとで、自力で観測することはないと思います。(TVニュースの映像は視ると思うけど)

金環日食関連の記事が期待されている可能性があるので書くのですが、中学受験(塾・指導・勉強法) 人気ランキング上位の記事で、中学受験 田中貴.com の「日食・月食に関する問題」 が必要にして十分にまとまっているので引用します。

この記事にちょっと付け加えることがあるとすると、「皆既日食の場合と比べ、金環日食の場合は地球と月までの距離は長いか短いか?」といった問題があり得ますね。(答は「長い」)。月の公転軌道が楕円軌道というのが中受の範囲内なのかどうかは自信がありませんが。中受の範囲と言っても小学校の学習指導要領は無視しているのでちょっと線引きが分かりませんが。

今年は6月6日に金星の日面通過も観測されます。これに関する予想問題と答は、

1) 日面通過の間、金星は太陽の表面をどちらからどちらへ動いて見えますか。
(答) 東から西へ

2) 前回この現象が観測されたのは2004年6月8日でした。この現象が観測されるとすれば6月7日前後か12月9日前後です。その理由を答えなさい。
(答) 金星の公転軌道が地球の公転軌道から少し傾いており、この2つの軌道面が交わるのが6月7日頃と12月9日頃だから。(その時たまたま地球・金星・太陽が一直線上に並べば日面通過が観測される)

3) 火星の日面通過は起こりません。その理由を答えなさい。
(答) 火星は外惑星(地球の外側の軌道を回る惑星)だから。

補足ですが、金星の日面通過で東から西へ動いて見えるのは地球と金星の公転の向きが(北極星から見て)反時計回りかつ金星の公転周期の方が短いからです。一方で、日食で右側から欠け、月食で左側から欠けるのは月の公転の向きが(北極星から見て)反時計回りだからです。

月の公転はおおよそ1時間に0.5度くらい(360÷30÷24=0.5)ですが、太陽と月の視直径がともに0.5度くらいなので、このくらいの速さでも無視できないわけですね。単純計算で日食の始めから終わりまで0.5+0.5=1度がすれ違うので1÷0.5=2時間掛かります。各地の食の始めから終わりまでは実際には2時間半くらいです。

ご静聴(ご熟読)ありがとうございました。Thank you for your attention!
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