- 人はなぜ裏切りに目をつぶるのか――心の奥では知っているのに自分をだます理由 (亜紀書房翻訳ノン.../亜紀書房
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最後まで本当に裏切りがあったのかどうか判らない。
成人してから夫に浮気をされたとか、暴力を振るわれたというのは事実でしょう。
しかし子供のころ性的虐待を受けたというのは、本当かなあ？
蘇った記憶というのは、かなりあやしい。
ひところアメリカで大流行した、記憶回復について全く無批判な記述です。
事実、ありもしない虐待の記憶を植えつけられた被害者がたくさんいたというのに、そのことについては触れていません。
たちの悪いカウンセラーだの精神分析だのがいたことには言及せずに、一方的に被害を声高に主張する姿勢に疑問を感じます。
これでは裏切りに目をつぶるのではなく、現実に目をつぶっているだけでは？
自分に都合のいい妄想に逃げているだけのようです。