生命保険に入る前に知っておきたい公的保障その1〜遺族年金〜 | 20代でマイホーム購入できる!プロによる資金計画・貯蓄節約術

生命保険に入る前に知っておきたい公的保障その1〜遺族年金〜

こんにちは!FP中川です。

骨盤がゆがんでいるのか、左右の脚の長さがちがいます。

まぁ、性格もたぶんゆがんでいるんでしょうね(笑)

さて、本題

マイホームを買うためのお金を捻出するには生命保険の見直しが一番効率的です。
しばらく生命保険関連の記事が続きます。

生命保険会社の保険に入る前に、国が準備している「保障」を知りましょう。

ちょっと説明に漢字が多いので眠くなるかもしれません

~遺族年金~

詳しい説明が下にありますが、メンドクサイ方はこう覚えて下さい。

「こどもがいて旦那が死んだら月10万くらいお金もらえる制度」

詳しく見たい方は続けましょう~

18歳未満のお子さんがいらっしゃる家庭で、旦那さんが亡くなったら国からお金がもらえる制度です。


遺族年金は3種類あります

遺族基礎年金・・・国民年金に加入している人(自営業者など)こどもがいないともらえない。

遺族厚生年金・・・社会保険料を天引きされている人(サラリーマンなど)こどもがいなくても、嫁がいたらもらえる
遺族共済年金・・・公務員の人、こどもがいなくてももらえる

遺族厚生年金と遺族共済年金はほぼ同じです。

自営業の人は遺族基礎年金しかもらえません。
男の人も遺族年金はもらえません(奥さんが亡くなったとしても男の人には1円のお金も入ってきません)


なんと男に厳しい社会だ・・・


サラリーマンや公務員の人は遺族基礎年金と遺族厚生年金をもらえます。


【いくらもらえるのか?】

遺族基礎年金・・・年額792,100+子の加算

子の加算は、1人目と2人目は年額227,900円で、3人目以降は年額75,900円です。
たとえば自営業の方で18歳未満のお子さんが4人いらっしゃる方が亡くなると

   792,100(基本)
+227,900(第一子加算)
+227,900(第二子加算)
+75,900(第三子加算)
+75,900(第四子加算)
=年額1,401,500円

国から受け取るようになります。
お子さん4人で月額116,000円くらいですね。
自営業の方はこれだけです


サラリーマンや公務員の人はプラス遺族厚生年金、遺族共済年金を受け取れます。

金額は収入や厚生年金掛けてる期間によって違いますが、
おおまかに年収300万円でこども1人なら、遺族基礎年金と遺族厚生年金合わせて月11万円くらい、こども2人なら13万円くらいです。

もし、この遺族年金額で万が一の時に足りないと思ったときに初めて生命保険を考えます。遺族年金の額で十分な場合は生命保険は必要ありません。