<私的憂国の書>
様より転載させていただきます
米国慰安婦碑の影に支那系反日組織 ~ 日本はインテリジェンスで対抗せよ
産経新聞のワシントン駐在客員特派員である古森義久氏のコラムが、昨日、msn産経に掲載された。記事の内容は、米国内で執拗に展開される慰安婦碑建立の裏に、世界抗日戦争史実維護連合会(略称「抗日連合会」、GA)が存在しているという指摘である。
世界抗日戦争史実維護連合会 ロゴ
確かに記事は存在する。GAのサイトのProgressのページ には、しっかりと、“The Global Alliance supports memorial projects across the US.(「抗日連合会」は全米に渡って記念碑プロジェクトを支援する)”と記載されている。
http://www.global-alliance.net/progress.html
この「抗日連合会」は、2007年、米下院における慰安婦に関する対日非難決議を主導したマイク・ホンダに献金していたことが発覚している。公式サイトこ
そ質素ではあるが、世界に45支部、会員25万人を抱えるといわれる大組織だ。コンタクト先に正確な住所を入れず、私書箱のみを記載するような胡散臭さは
あるのだが、影響力は否定できない。米下院のみならず、オーストラリア上院、オランダ下院、カナダ下院で次々に対日謝罪要求決議が採択されたことでも、活
動の広さが窺える。
このGAという組織のサイトには代表者の名前も協力者の名前もない。言い換えれば、資金は中共から得ているのだろ
う。つまり、マイク・ホンダの主導した対日非難決議は、中共が抗日連合会を経由してマイク・ホンダを動かしたという構図が成立する。こういう組織は、目的
(=反日)のためなら誰とでも共闘する。在米朝鮮人を支援して慰安婦碑を全米に建立するというアイディアは、案外、抗日連合会側からの入れ知恵ではないか
という疑念すらわく。
2007年、ノーマン・シュー(Norman
Hsu)という支那系ビジネスマンの名前が、米国でしきりに取りざたされた。米民主党議員に莫大な政治献金を行い、注目を浴びた人物だ。シューは後に、ね
ずみ講で政治献金を集めたことでFBIに目を付けられ、お縄になるのだが、ウォール・ストリート・ジャーナルが公表した、彼が献金した議員のリスト
には、バラク・オバマ、ジョン・ケリー、ヒラリー・クリントンといったオールスター級の名前が並ぶ。なかでもヒラリー・クリントンは突出して多い。オバマ政権は相当な深度でチャイニーズ・マネーに浸食されていると言える。
ノーマン・シューとヒラリー・クリントン
支那の情報戦は徹底している。よく、米国でのCCTV(中国中央電視台)開局の話が出されるが、勿論その話は重要だけれども、もっと見えにくい部分で支那
系の金は米国に行き渡っている。あまり知られていないが、米国の名門アイビーリーグ(大学)には、支那からの相当な額に及ぶ寄付金が入っているという。支
那人の留学生が増え、それを引き継いだ形で支那に関する講義が解説され、学生が町にコミュニティを作る。華人の価値観を代弁する政治家が出てきてもおかし
くない社会構造が生まれていくのである。
日本はインテリジェンスで対抗するしかない。支那と違い、日本では税金の使途に透明性が求めら
れるため、湯水の如く資金を投入するわけにもいかないからだ。さしあたって、日本版NSCがそのカギとなるだろう。米国で支那系の大統領が誕生する前に、
インテリジェンスで対峙する体制の構築が急務だと考える。他方、米国にそれだけの反日勢力を育成している支那が、日本に対して何もしていないということは
あり得ないと考えるべきだ。英国はMI5とMI6、米国はFBIとCIAが国内外の諜報活動を分担している。日本の公安組織の体制強化も待ったなしだ。