焼きつける太陽の

日差しが

私の体を

照り付けていた

 

太陽の光が

右の胸の

先の

照らし、

リングが

まぶしく光った

 

“あなたも

こちらに来て”

“今いくよ~”

バリ島Vilaのプール

誰にも見られる

事がないので

水着は必要ない

 

何も身に

着けていない

私の体に

バリの太陽が

照らす度に

3つのリングが

光っていた

 

最初にリングを

入れてから

4年がすぎ

子供達が成人して

私も離婚した

 

胸の

リングは

私が

離婚した時に

 

愛の証に

入れたものだった

 

今日は幸一さんと

二人で

バリ島に旅行に

きていた

 

“愛ちゃん”

“な~に”

プールサイドの椅子から

身を起こし

幸一さんのほうも見ると

彼は両手で

指輪ケースを

持っていた

 

“結婚してください

僕からの

愛の証として

このリングは

僕が

君の指にはめたい“

 

私はもう言葉がでなく

ただ

うなずくだけだった