※最後のほうで 

 ドレンチャーとスプリンクラーを混同しておりました^^;

 訂正しました、すみません。。。m(_ _)m




おはようございます ピパーチです



スプリンクラーの問題も未だに、うっかり間違えるので(;´▽`A``

まとめます。。。



合格物語のソフトで全科目を「全て」に設定して

「スプリンクラー」で検索をかけると

けっこうな数の問題が出てきます(^▽^;)



それだけ 重要で 

問題に出さねばならない(知っておかねばならない)

設備なのでしょうね~

計画の段階から設置場所を検討し

内装制限や防火区画にも関わってきます。。。




計画コード23132


事務所の執務室の計画において,
天井に設置する設備の配置や間仕切りの位置の
モデュールを,3.6m×3.6mとした.



この3.6×3.6って パターンですよね。。。

ハッキリとは分からないけど(;´▽`A``

正解の枝だと思います。。。


→答え マル



(解説)


事務所建築の計画におけるモデュールは,
意匠・構造・設備等の多角的な視点を

総括して決定される.
とりわけ,スプリンクラーヘッドや煙感知器の設置間隔が
大きな決定要因の一つとなり,

一般に3.0~3.6mが多く採用されている.




3.0~3.6mのモデュール、ですね!

製図にも使うはず。覚えておこう(´∀`)



。。。そんな スプリンクラーの素材は?




施工コード03192


スプリンクラー設備の配管には,
水道用亜鉛めっき鋼管を使用することができる.



水道用亜鉛めっき鋼管ですね!

亜鉛めっきされている部材がNG、という問題は

見たことがないので

覚えてないけどたぶん正解。。。(・・;)



→答え マル




設置場所については 消防法12条に載っていますが

おおまかに言うと



○使用者が逃げるのに時間がかかると思われる施設

 (児童福祉施設の類、その類似施設)

 規定の機能がない場合275㎡以上←引掛けで出ます



○劇場等の舞台部

 地階・無窓階・4階以上:300㎡以上

 その他の階:500㎡以上コレけっこう出ますね


○消防法別表中指定された用途で11階以上のもの


○その他面積・用途に応じてそれぞれ定められたもの



。。。やはり「避難」と密接な関わりがあるので

スプリンクラー設置の規定は


誰かの手を借りないと逃げられない、

広い場所・地下・高層階ほど逃げにくい、

モノが密集している倉庫(ラック式)。。。など



用途や面積などにからめて設定されていますね~




注意しないといけないのが設置義務のある建物の

水場に設置するのかどうか、という問題。



設備コード07221


スプリンクラー設備の設置義務のある建築物では,
一般に,浴室,便所などにも,
スプリンクラーヘッドを設けなければならない.



近くに水が出る場所というのは

消火に支障がないからか

スプリンクラー設置は義務付けられていません


→答え バツ




そんな 避難上重要なスプリンクラーは

大きく分けて5種類あります。。。




○ 閉鎖型スプリンクラー



常時閉じているヘッドの散水口が

ヘッドの感熱開放(火災の熱でヒューズが解ける)

によって散水する方式で3種類ある



※設置場所の正常時の最高周囲温度

 応じた定格作動温度(表示温度)のヘッドを

 取り付ける

(周囲温度が高い厨房などには高い表示温度のヘッドを取付する)





設備コード07225



閉鎖型スプリンクラーヘッドは,
ヘッドの感熱体の作動により放水するもので,
設置場所の正常時の最高周囲温度に応じた

標示温度のヘッドを取り付ける.



開放型との違いが分かっているかどうか、を

確認する問題ですねー

閉鎖型は感熱体(ヒューズ)の作動によって放水するから

答えはマル!



→答え マル




。。。注意しないといけないのが こういう問題。

これは 今までなら何度も間違えた問題です。。。




設備コード11222


閉鎖型スプリンクラーヘッドは,
作動温度の関係で,

厨房などのような周囲温度が高い部屋には適さない.



いや、厨房には高い設定温度の感知器を

付けた閉鎖型が使われるから答えはバツ。


→答え バツ



。。。一見、もっともらしい問題なので

気をつけましょう。。。(^▽^;)



。。。湿式のスプリンクラーは3種類あります




ホース 湿式


湿式弁からヘッドまでの配管内に

加圧水が充満している、最も一般的な方式




ヘッドが感熱開放されると すぐに散水。




ホース 乾式



乾式弁からヘッドまでの配管に

圧縮空気が充満している

ヘッドが感熱して開くと先に圧縮空気が出て

その後に散水される

 



凍結の恐れのある寒冷地で使用される





ホース 予作動式



乾式と同様で 予作動弁からヘッドまでの配管は

圧縮空気が充満している


ヘッドの感熱だけでは散水されず

別に設けられた感知器と両方が作動してはじめて

散水を開始する





誤作動が許されない電算室(コンピュータ室)等に

 使用される





○ 開放型スプリンクラー


ヘッドに感熱部が無く 散水口が常時開放している

起動弁の操作(火災感知器または手動)により

一斉開放弁を開いて散水する





加熱を感知しないため 

 天井が高い部分や 劇場の舞台部など、

 延焼が速く拡大しやすい室に採用




。。。閉鎖型と開放型の使用する場所について

問題が出されています。。。




設備コード09224


開放型スプリンクラー設備は,
起動弁の手動操作により一斉開放弁を開き,
散水する方式であり,地下駐車場等に使用される.



これ。。。(゚_゚i)

開放型は感知器が無いし 手動で散水するから

正解のような気がするんですが。。。



→答え バツ



あれー(iДi)?


(解説)


開放型スプリンクラー設備は,
劇場の舞台部分などのように天井が高く,
ヘッドの感熱作動が遅れてしまう恐れのある部分に
設置されるものであり,

地下駐車場等に設置されるものではない.



。。。そうか


一般的に閉鎖型を設置しておくけど

天井が高くて熱を感知出来ないものは開放型にする、

と覚えておけば良いのですね(^O^)






○ 放水型スプリンクラー


天井が非常に高く 通常のヘッドでは

感熱・散水消火が困難な高天井部分に用いられる



● 固定式放水型ヘッド(側壁型)


 高天井などに設けられ 放水型固定式ヘッドを

天井・側面に向けて一斉開放弁と連動して放水する




↑ こういうものですね






● 可動式放水型ヘッド(放水銃)



ドームなどの大空間に設けられる

走査型火災検知器

(炎検知部分が上下左右に自動的に作動する)

などで火災位置を検知して放水銃の照準を決めて

放水する







↑これですね! 銃にしか見えない。。。ですが

これもスプリンクラー。





スプリンクラーを設置すると いろいろと

除外規定が適用出来る場合があります。。。



法規コード 09235


スプリンクラー設備を

技術上の基準に従って設置した場合,
消火器具の設置個数を減少することができる.


→答え マル



。。。そうですね 消火設備(スプリンクラー)が

付いているのなら 消火器具は減らしてもいいのかも



スプリンクラーを設置すると

防火区画や内装制限でも緩和があります




法規コード11055


延べ面積3,500㎡の平屋建の物品販売業を営む店舗で,
全館に自動式のスプリンクラー設備を設けたものは,
防火区画をする必要はない.



スプリンクラーを設置したら

防火区画をする必要が無い、って。。。(゚_゚i)?


だって スプリンクラーが完璧に消火出来ないかも

しれないし 防火区画をするのは炎や煙を拡散させずに

安全に避難する、という意味があるから。。。


火災で亡くなるのは煙を吸ったことによるものが

原因、というのが多いし。。。答えはバツ。


→答え バツ




(解説)


「令112条」に「防火区画における面積区画」
についての解説が載っており,

その「1項」にカッコ書きで
「スプリンクラー設備等で自動式のものを設けた場合,
床面積の1/2を除く.」とある.これをわかり易く説明すると,
「区画面積を2倍にしてよい.」ということである


。。。あくまで必要区画面積を2倍にできるという

緩和措置であり,適用除外ではない.



「緩和はするけど除外ではない」ですね!



では 内装制限は?



法規コード07075


内装制限を受ける居室であっても,
スプリンクラー設備,水噴霧消火設備,
泡消火設備その他これらに類するもので
自動式のものを設けた場合には,内装制限は適用されない.



うーん これも スプリンクラーや消火設備を

取付して 火は消すことが出来たとしても

内装制限を全く適用しないとなると

危険なような気がするので 答えはバツ。



→答え バツ



(解説)


「令129条7項」に「内装制限の適用除外」の

解説が載っており,そこを訳すと

「スプリンクラー設備等で自動式のもの,及び,

排煙設備を設けた建物の部分においては

内装制限を受けない.」
とわかる.

問題文の建物は

自動式のスプリンクラー設備等を設けたのみであるため
内装制限は適用される.問題文は誤り



。。。やはり消火を同じくらい大事なのが

「煙を防ぐ」こと。


だから スプリンクラー(自動式)+排煙設備

の組み合わせをしないと内装制限は除外出来ない。



あら。 スプリンクラー(自動式)+排煙設備ならば

内装制限は除外出来るんですね!!



知らなかった。。。(^▽^;)




放水型スプリンクラー(放水銃)は

※ドレンチャーです


重要文化財にも使われていますよね。。。



前にコレ ニュースで見たことがあります(^O^)





合掌造りの 消火訓練の様子です

綺麗。。。(コラッase






これも スプリンクラー(放水銃)。


※ドレンチャーです


ニュースでは 

住民の方々が 自ら世界遺産を守るために

放水銃を使って消火訓練をする様子が

映し出されていました



スプリンクラーは

屋内だけではないんですね!



※スプリンクラーは消火が目的で屋内使用

 ドレンチャーは延焼防止で屋外に面するところに使用

 ですね!


ああ、勘違い。。。^^;