こんにちは ピパーチです




今日は午前中 娘の保育園のお遊戯会が

保育園近くの公民館で開かれました(・∀・)



毎日側を通っていたのですが

今日初めてこの建物に入りました



製図の課題では

たしか地域コミュニティセンターや公民館?も

過去に出題されていた記憶があるので

この機会に、と しっかり見てきました(^O^)






1階は

中央に通路兼集会も出来そうなスペースがあり

片方に管理室と多目的部屋、






反対側には 吹き抜けから適度に光が入る

ウッドデッキのスペースがあります



年配の方々がベンチに座り

ゆんたく(おしゃべり)しています。。。



沖縄は 日差しが差すように強いのですが

海風があるので 

このように影になる開放的なスペースを作ると

自然と憩いの場になるのですねー(・∀・)






外周はぐるっとアマハジが周ります。。。



アマハジとは

沖縄の古民家でよく見る軒下の部分で




強い日差しを直接部屋に入れないために

このように軒下を広めにとります


大きな家では アマハジからすぐに部屋を繋げず

廊下を設けて ワンクッションおくので



強すぎる沖縄の日差しは

アマハジで遮られ さらに廊下を通じて

室内に入るので 夏でも過ごしやすいというのが

沖縄古民家の特徴です



部屋はあまり仕切らずオープンで

風が家中を通り抜けます。。。



現代の建物でも この特徴を取り入れて

設計されている建物が多いのです

暑い地域の知恵ですね(°∀°)b



過去に試験に出た名護市庁舎も

アマハジのようにアサギテラスを設置して

風の道を作っていました

古民家に習ったのでしょうか






2階への階段がEVを囲む形で

スペースにムダがありません



この形状、製図試験で使えそうー(^O^)






2階には

L字型になっている楽屋と舞台・ホールの

横に吹き抜けがあり



この吹き抜けによって 視覚的な開放感と

風の道が確保されています



トイレを楽屋に近い外周部に設置して

ホールとの間に吹き抜けを入れているので

ホールとトイレを

意識して離しているのかもしれません












2階にもアマハジがあり

ホールの周囲をぐるっと囲んでいます





丸い孔が開いているのは

沖縄ではポピュラーな「花ブロック」です


暑い日差しや目線を遮りながら

通風を確保し 意匠的にもポイントになります




 


アマハジは 影を作るだけではなく

舞台横から舞台裏までの動線としても

利用出来るようになっていました



ホールの窓は全て掃き出し窓なので

全て開けば外と繋がり

開放的な空間が出来ます

沖縄の古民家に通じるものがあります



やはり 影を作ることと通風が大事です






舞台裏には縁側があり 

休憩時に談笑出来るようになっています


写真左手には 階段が見えます





舞台の裏方がここから直接搬入したり

避難階段として使用するための

階段なのでしょう


2階のアマハジをぐるっと回ったら

その先には階段、というのは

避難経路として 非常に解りやすいです!


これは参考になりました( ´艸`)







ホールに入ると ここにも工夫が。





日差しを遮りつつ 明るさを確保するため

高窓には 外部に花ブロックを設置したり


壁にスリットを入れたりして

光を調節しています



そう、高窓から入る日射が

沖縄ではかなりキツイんですよね。。。


花ブロックが写っている部分の窓は

引き違いですが

オペレーターを使い手動で開閉出来るシステムでした



空調は。。。と見ると

天井にカセットのエアコンが。

梁と梁の間に設置してスッキリしてます



こういう所に来ると

空調はどうなっているのかが気になりますが

カセットエアコンで少し残念。。。

(ユープラの図面で空調をまるで表現出来なかったからase







外に出ると 防災倉庫やAEDもありました!

公民館は災害時に住民の生活拠点になる場所なので



こういった配慮もしておかないと

いけないのですね。。。


石垣島ならでは、だったのが

照明器具に船舶用照明を使用していたところです



石垣島に ほぼ毎年直撃する台風は

海が近いので かなりの塩を運んできます



船舶用照明ならば 常時海水のしぶきを受けるので

台風銀座ならではの工夫ですね






娘のお遊戯会が始まるまで

建物を見学出来て

かなり楽しめましたヘ(゚∀゚*)ノ



この内容を覚えておいて製図試験に活かせるよう、



まずは学科を頑張ろうおんぷ