再び、村上育朗さんの体験から | 愛してます!守谷 守谷市議会議員 髙梨 たかしのブログ

今日のブログに書いた村上育朗さんの「心を動かす教育論」から引用。皆さんも機会があれば、Gakken出版の「心を動かす教育論」を読んでみてください。


本のなかにはこんなことも書いてありました。引用して紹介します。


「2011年3月11日に発生した東日本大震災で、私は被災した。あの巨大地震と巨大津波から三週間後、自宅をようやく見に行けるようになり、まだガレキがあちこちに散乱している中、家路についた。分かってはいたが、あの朝までに確かにあった家が消えてしまったとは、見るまでは信じられなかった。あの家の中にあった有形無形のものすべてが、本当に消えたのだろうか。実際にその場に立ってみると、何の感情も出てこなかった。何も思わなかった。何も思えなかったと言うべきか。私の記憶の中には、まだしっかりとあの家が生々しい感覚が残っている。しかし、眼前の風景の中には、その家は存在しない。私は、自宅を喪失し、生まれ育った故郷を喪失し、通った地元の小学校も中学校も高校も喪失した。すべてを失った。」



機会があれば、Gakken出版の「心を動かす教育論」を読んでみてください。