胃カメラのつらさを10代で経験してしまい、胃カメラから逃げてきました。
胃カメラを飲む覚悟を決めたのが、週末に予定していた旅行に楽しく行くためでした。
少しでも楽に検査を受けたいため、ホームページでいろいろな病院を検索して、実績があり、鼻からの内視鏡(口よりも苦しくないらしい)を受けれるHクリニックで検査を受けることにしました。
朝食は絶食し、診療時間前に病院に行ったのですが、すでに待っている人が5人もいました。
どうも人気の病院みたいです。
しばらく待って、まず診察を受けました。
診察の結果・・・十二指腸潰瘍
次は、内視鏡検査。
しばらく待って、鼻に麻酔やカメラが通りやすくなる薬を注入されました。
これが結構痛くて、ホロリと涙しましたが、胃カメラの苦しさに比べると我慢できました。
そして、ついに鼻から胃カメラです。
麻酔が効いているため痛みはまったくなく胃まで挿入できました。
鼻からの胃カメラは先生とも話ができるため、自分の胃の状況についていろいろ質問できました。
先生はこのときすでにがんを見つけ、胃の粘膜の細胞を採取し、組織診にまわしていました。
私は確かに採取していることはわかりましたが、自分で胃カメラのモニターを見る限り、がん細胞(いぼみたいなのは見えなかった)は無いように見えたので、ピロリ菌検査のためだろうと軽く考えていました。
内視鏡検査の結果・・・十二指腸潰瘍(たいしたことない)、出血性胃潰瘍(重症)
まさかの出血性胃潰瘍です。
吐血も黒い便もなかったのに、なんで・・・。少しショックでした。
先生からは絶食+安静+週末の旅行禁止+点滴を言い渡されました。
旅行は残念ですが、旅行中に吐血したらと思うとゾッとしました。
会社には今日休むということと胃潰瘍であることを伝えました。
上司からはゆっくり休めと言われました。
このとき、まさか4日後にがんを告知されるとは思ってもいませんでした。