今は、2018年の2月22日・・・

最終更新は、2014年の2月15日

う~~ん。4年も放置してたか。

 

娘たちと登った山を記録していた、このブログですが、たまに見てくれる方もいるようで、

宇都宮の山々や、娘たちが通った幼稚園のこと等、検索でヒットされてるみたい。

 

宇都宮を離れ、3年が過ぎ・・・

長女は中学1年生、次女は5年、三女は3年、そして4女が生まれ1歳になった。

わたしは相変わらず、田町の片隅で働いている。

 

柿の木幼稚園時代、たのしかったな。

ファミキャンや父子キャンプ、オプガル。。。そういや親父の会の副会長だったので

諸先輩方との飲み会も多かったな。

 

それにしても、山登りしてないな。

キャンプにも行ってない。

3月になったら、久しぶりにアウトドアしてこようか!

 

弥栄

 

幼稚園の活動で「百人一首」を諳んじる娘。
三女は年中ながら、30首位は諳んじて言えるようです。
年末年始には、娘たち全員で競うように暗記をしていて、長女となれば全て暗記しているようでした。

さて、そんな百人一首ですが、よく娘に「お父さんこれ知ってる?」「お父さんは、何が言える?」と
いろいろ聞かれます。
「お父さんは、百人一首知らないよ。蝉丸しか知らない」などと言うと皆、目を丸く驚いていますが
お父さんは、子ども時代にその様な暗記に励んだことも無く、情けないかな知りまへん。。。

そんな情けない父ですが、大学受験ぶりに古典の読解とばかりに百人一首の超現代語訳を
してみようかなと、よく娘が詠んでいる一首をあげてみます。

恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか」壬生忠見
よく次女が諳んじてたやつです。
勝手に現代語訳してみますと、
~私が誰かを好きになっている、なんて噂が早くも立ってしまった。。。
 みんなにばれないように、好きになり始めたばっかりなのに。
こんな感じ?かなりのナルシストですね。「どーでもいいよ」と突っ込みたくなります。

続いて、
忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで」平兼盛
これまた勝手に現代語訳してみます。
~みんなにばれないようにしていたけど、あの人が好きだって気持ちが出ちゃってたのかなぁ?
 「悩みでもあるの?」なんて聞かれるんだもの。。。
いい感じに気持ち悪さが出ていてくすぐったくなります。

昔の方は、日記は他人に読まれるものとして書いていたようですし、
こうした百人一首を触れても、「他人に知られたくないと言いつつも、ちょっとは知られたい」
そんな感じが伝わります。面白い心理ですね。

さて、楽しくなってきましたが平日の夜にこんなオタクなブログ書いていること自体が不健全です。
最後の締めということで、最近、テレビCMで真木よう子さんが詠んでいる与謝野晶子の短歌。
柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君
これは、与謝野鉄幹が相手何でしょうか?分かりませんが、これについては現代語訳ではなく、
勝手に超私見的に男性心理を解釈してみます・・・

一言で言うと「男のやせ我慢」です!

さびしからずや・・・と詠まれていますが、ちがいます!
さびしいなんてもんじゃなく、すでに興奮を抑えきれない男(野郎)が、最後の理性を振り絞って、
「おい、俺!落ち着け!落ち着くんだ!」と己を冷静にしようと心の中で叫んでいる時に、
女性には「道を説く」と思われたような、わけのわからん事を言ってしまっている・・・そんな状態
じゃない?かと。
※博学な方には大変申し訳ございません、酔っ払いの超私見的解釈ですので悪しからず。

それにしても、さすがは与謝野晶子。すさまじい情熱ですね。
10人以上のお子さんを生んでいるだけの事はあります。柿の木のレジェンドもビックリです。
子どもの名前も一部、ビックリですが・・・

・・・閑話休題

詠むこと、諳んじること、いずれも楽しいですが、最低限の古典文法を頼りに味わうこと。
そんなことも、いつかは娘たちもしてくれることでしょう。

言葉を通じて、「味わうこと」「表現すること」、これこそが生きている証ではないかな、と。

弥栄

昨日は、幼稚園の「音の祭り」でした。
プロの演奏、園児の発表、みんなの合唱など、今年も魅力的なプログラムでしたね。
特に今年のひばり組発表は、昨年までとは大きく変わり、園の学習成果が挽きだされた素晴らしいものでした。あの大舞台で一人、百人一首を諳んじる経験は一生の財産でしょう。

さて、たまたま、ひばり組の先生が指揮されるすぐ後ろの席に座っていましたが、4名の担任教師と主任の大先生、それぞれ味がある指揮で面白かったです。(面白いなどと言って済みません・・・)
長女、次女がお世話になった先生たちは、当時を思い出す熱い指揮でした。また、他の先生も、園児たちの力を信じ、いつもより声が出ていなければ口を開けるよう指示したり、終わりになれば帰る方向を指先でチョンチョンと指したり、と私にとっては大変ユニークでした。

園児は、皆、教師を信じあれだけの大舞台の中、全員が教師を見つめています。
そして、発表となれば大舞台を見渡し、舞台役者のようでした。
これだけの練習成果を発表できる機会に感謝し、ステージに立った皆様に改めて拍手を送る気分です。

三女は、前日まで風邪で園を休み、芸学生として発表していた次女も小学校を熱で休んでいましたが、当日は復活し、無事に参加できて良かったね。


さて、そんな素晴らしい発表の数々でしたが、少し気になった事。
毎年、プロの演奏家の方々の発表は園児が本物の音楽にふれ合う又とない機会です。
その意義は大きいと毎年感じていますが、演奏家の「演奏」はプロであっても、残念ながら「話し方」が素人では、せっかくの楽器や音楽の素晴らしさも伝わり難いな、と感じました。

話し癖もそうですが、話す段取り(構成力)や印象付けのための表現力など。
演奏家の皆様は、大人への伝え方以上に園児でもよく分かって、「やってみたい」「不思議だね」「素敵だね」と思えるような伝え方を意識したらいかがでしょうか?

お父さんは、年間、3000件以上のプロの交渉担当者、営業パーソンの話し方をコンサルしている立場から、この様な事が気になってしまいましたが、こうした「表現力」となる国語学習の重要性を親になりひしひしと感じています。
中でも小学校の先生のプリントの書き方や授業参観時に見る説明の仕方の稚拙さ、そして熱意の無さ・・・彼らから学んでいては、伸びるものも伸びないでしょう、と悲しくなります。

「説明力」や「伝え方」の研修は近時、ますます増えていますが、教員や仕事の傍らに話す事がある職業人にも、学習してもらいたい事ですね、なんて普段の山記録とまた違った書いたけど、そんなことを感じた昨日でした。

弥栄

なかなか忙しく、ブログ更新できてまへんな。

昨日の夕方、大阪出張から戻りスーツなど用意して、そして今再び、大阪へ向かっています。
今週は、大阪で月・火とコンサル先の某カード会社様で報告会をおこなった後、東京戻り。
水曜日、9時より某ハウスメーカー様の報告会、午後は某通信関連企業で研修。説明力を高める営業研修というお題。
木曜日も、同社で終日研修し、金曜日は弊社講師向け勉強会の実施。。。

てな訳で、自分の仕事が全くできない一週間です(泣)

さて、そんなこんなで、先週・今週と行きたかった山登りを断念しております関係で
2014年1月の山登りは4座となりました。
詳細は、また時間がある時に記事を書きますが、

●1月12日
18座目:真岡の山、磯山(104.9m) 幼稚園施設などがあり、子供会などでキャンプも出来そう。
19座目:芳賀郡二宮の山、浅間山(208m) 山頂の眺めはいいです。
20座目:芳賀郡益子町の山、高舘山(301.8m) 山城跡。思わずジオキャッシングの宝を発見!
  ついでに、山の下にある西明寺のえんま堂は必見。
  数年前に登山とは別で遊びに来ましたが、夢に出そうな怖さです。

●1月13日
21座目:鹿沼の山、糠塚山(180m) 地元の人に愛されているな、と感じるよく手入れのされた山。
  登り、2分以内にですが、初めて愛を感じた地元の山ですね。

最後にこの日、行けそうだったら行こうと思っていた鹿沼の岩山。。。
登り口から進むと結構時間がかかるので、ゴルフ場裏から行ってみると、噂に聞いていた、断崖絶壁の鎖場(約50~60m下降)がそびえ立つ。
その前も、岩登りの技術を要する岩、岩のため、我が家の登山スキルでは裏側からは登頂不可能と断念!

我が家が3年かけてきた登山の中で登山口が分からず諦めた山はありましたが、登り始めて諦めた、いわば初敗北の山が岩山と相成りました。。。ハイキングルートからは行けるでしょうけど。
また、みんなで行こう!

ついでにかなピー話し。
・・・敗北感を胸に下山後、クルマを発信しようと思ったら、左サイドを全く見ておらず、鉄柱にぶつけ、思いっきりクルマをへこませてしまいました。。。
私にとっては、大変重重しい、岩山となりました。。。

弥栄
今年も間も無くとなりました。
現在、嫁さんの実家にいますが、これから新潟へ向かいます。

本年は9座へ行くことができました。
数こそ少ない結果ですが、それなりに思い出もあり、娘たちの成長も確認できました。

283座を登りきるには、未だ、現実味の少ない山数ですが、2014年こそ全山踏破を実感できるように進めたいですね。

そして、2014年はもう少し計画的に社会貢献的に活動できるように策を練って山へ行きたいと思います。

弥栄
◆中山(ナカヤマ)
大平山の山下に構える里山。ブルーベリー畑が周囲を囲む。
周辺には関東ふれあいの道沿いに大中寺(1150年ごろ建立された曹洞宗の寺)がある。
標高:143m

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本当であれば、この日一日で9座登ろうと計画していたが、出だしが遅く、結局、4座目の中山で日が暮れそうだ。
錦着山~芝塚山~磯山~中山~岩船山~佐野市の中山~東山~足利市の両崖山~浅間山とめぐる魂胆であったが残念だ。
岩船山~の5座はまた次の楽しみにしよう。

さて、この前の3座は100m以下の最低山。
中山は143mという事もあり、多少は山らしい雰囲気も味わえそうだ。

まず、アプローチが分かりにくい。
ナビゲーターという名の道案内役に任命された嫁さんが迅速にスマホ検索し先輩方のブログから登り口の見当をつける。
http://team-v.jp/tozan/nakayama2/nakayama.html
Team vermilionの皆様、ありがとうございました!

先輩が掛けてくれたピンクリボンを頼りに道なき道を進む。
今年最終の山歩きに相応しい野趣あふれる山道。数年間、道なき道、里山歩きをしてこなければ、ここは三女が愚痴りだしていたであろう。しかし、見事な健脚。そして愚痴一つ言わず、「楽しくなってきた」とまで言ってくれる。

道は微かに誰かが踏んだであろう跡が分かる程度。
あとは山頂方面へ向かい、草をかき分けひた進む。
杉、松、コナラ(?)など様々な樹木が生えているが、立ち枯れている木々もある。

道々には小動物の足跡もある。
みーが発見した木の下部を剥いだ跡やフン。さわが見つけたウサギの毛。木の中部にひっかいた三本の爪痕。そして、まん丸の穴はクマゲラか?

中山は豊かな里山だ。

30分程登り、登頂に成功。
暮れゆく西日が勝者を照らすようで、その眩しさが照れくさい。山頂に立ったご褒美とでも言えよう。
しかし、娘たちは、嫁さんが用意したコンブに並び、踏破の余韻を味わうことも無い。

登ってきた道とは別にはっきりとした山道があるので、大中寺方面から登るルートがあるのかもしれない。
見た目はこちらの方が登り易そう。

しばしの休憩の後、来た道を下る。
出発前には、さわが音頭を取り「えいえいお~」

松の小枝が木々に引っ掛かっている様を見たさわが、「ハンガーみたい」とはしゃいでいる。
あおいは木の芽をみつけ、なんとか坊主とか言っている。

枯れ葉で覆われた道にお父さんが滑って転ぶと、皆大喜びだ。
※こういう時は笑う前に助けよう!

今年もスローペースながら山歩きを続けて来れたが、栃木の山を親父と子どもで全山踏破を目指し、もう3年になるが未だ17座。
来年こそは、もう少しペースアップを目指したいが、結局、お父さんが土日居なかったりする事が敗因のようで。。。来年も自分との戦いと言えそうだ。

◆総評
ルートはまっすぐ登るだけの単調な山道。
景色は、木々に囲われており、良くはない。

普段、登山する方も少ないためか、道はほとんど形が無い分、自然が残り、小動物の息遣いが感じられる。
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弥栄
◆磯山(イソヤマ)
大平町運動公園直ぐ近くの栃木県内283山一番に低い山。
山頂には戦前に置かれた日立制作所のコンクリート水槽や諏訪神社がある。
標高:51m
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栃木県で3番目に低い山・錦着山、そして2番目に低い山・芝塚山を踏破してきた我が家は、そのままの勢いで栃木県下最低山(最も低い山)・磯山を目指す。

出発前日に本屋で25,000分の1を購入し、山計画を立てていると娘たちが私のパソコンを覗きこみ、山の名前を勝手に覚えていたようだ。

車の中で
父「問題です。栃木県の中で一番低い山は?」
娘(全員)「はい、はい、はい」
父「はい、みー」
みー「いそやま!」
父「お~正解」

父「では、第2問。磯山の高さは?」
娘(全員※さわちゃんは分かってますか?)「はい、はい、はい」
父「はい、あお」
あお「51m」
父「お~正解」

父「では、最終問題。磯山はある運動場の近くにあります。その運動場とは?」
娘(全員)「・・・」
父「はい、正解は、大平町運動場でした~」

とのように、娘たちの知識も大したもんだ。

さて、運動場の前の並木を進むとぽっかりと山が見える!
一路、その山容へと車を進ませる。

永野川沿いに公園が見えた。

そこの駐車場に車を止め、さっき購入したかっぱ寿司を持ち登り始める。
登山口に相応しい、うっそうとした構えに誘われる。

落ち葉や小枝のクッションが足に柔らかい。
少し進むと、なぜか大黒天、布袋様がひっそりとたたずんでいる。

この辺が山頂かな??と思いながら、もう少し進むと日立製作所のコンクリート円筒水槽が見える。

そこまで行くと山名ボード「磯山51m」と明記されている。
山頂には巨岩がごろごろしている。栃木市の低山は巨岩ができていて面白い。

斜面から今にも落ちそうな巨岩があったので思いっきり蹴飛ばしてみるが、びくともしない。
これを見た嫁さんが「本当に落ちたら、どうするの?」とお怒り気味。

そんな山頂で、大平山、晃石山を仰ぎ、さっきのかっぱ寿司を食べ英気を養い次なる低山・中山を目指す!
※大平山、晃石山は踏破済み。
こう見ると太平山も340mの低山だが、たいそう、立派に見える。

ここでハプニング発生。
山歩きのときに持参している、バーナーのガスの出方が悪い。どうも根元からガスが出ているようで火が安定しない。
炎が大きくなってしまって枯れ草に引火してしまって山火事になりそうであった。
このバーナーも長く愛用しているから、そろそろ寿命なのかもしれない。。。お湯を沸かす事は諦めよう。

◆総評
地元の皆様にとっては散歩コースの一角であろう磯山。
栃木で最も低い山と言われれば不名誉にも聞こえるが、地元の鎮守の森として今も地域を守り続けている。

山(森)と神の関係は深い。
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という訳で、次なる山へつづく

弥栄
芝塚山(シバツカサン)
栃木商業高校の直ぐとなりに位置する栃木県内283山二番目に低い山。
山は芝塚山公園となっていて園内には「立ち割り石」という巨岩が割れた岩がある。
標高:55m
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先程の錦着山に続き、連続して山探しを開始。
栃木商業高校の近くという事で、錦着山から車で5分も進むと、こんもりと小高い丘が見えた。。。

「もう、これしかないでしょ」
と、勇んで車を降り、「一気に駆け上がるぞ~」と半そで姿の三女。僅か、30秒程度で山頂に着いた。。。

山名ボードも何も発見できなかったが、ここがまぎれも無く芝塚山。記念撮影し、下山。

山の片隅に「立ち割り石」なる巨岩がある。
ハチ注意の看板があるので、巨岩の割れ目に蜂の巣があるのでしょう。この手の蜂の巣は、以前は日本ミツバチが多かったのですが、最近はスズメバチも多い、秋は危険ですね!

さて、この立ち割り岩。栃木市史では、牛若丸が二太刀切りつけ、見事に三つに岩が割れたという。ちなみに足利市には弁慶の立ち割り岩があるそうだ。

先程の錦着山も同様であるが、住宅街の中に突然、岩がごろごろと噴出している、栃木の山は変わった地質だ。

そんな芝塚山は、僅か30秒で登頂し、滞在時間は2分以内。
過去最大級に簡単な山であったが、次に目指すは、栃木県内最も低い山、磯山だ。

◆総評
芝塚という地名からして、古墳跡だったのかな?とも思っていたが、古墳ではない模様。

山登りをしながら、地域や山の名前、歴史をみているといろいろな不思議が垣間見え面白いものです。

民話や逸話レベルのものが多いのですが、1000年後、平成の世の出来ごとは何か残せるのでしょうか?
残せるとすればipadやデジカメではなく、木や岩なんだろうな、といつも思ってしまいます。
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という訳で、次なる山へつづく

弥栄

◆錦着山(キンチャクサン)
旧名:箱森山。
巾着の形をしているという事で名付けられたとの一説もある、栃木県内283山三番目に低い山。
栃木市内でも交通量の多いとおりにひょっこり出現する。
つつじの名所とのこと。山頂には護国神社があり、戊辰戦争の戦死者を合祀されており、灯台は日露戦争の戦勝記念でた照らされたもの。
標高:80.5m

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年末の今日。年内最後の山歩きになるであろう、この日。
普段であれば、1座がせいぜいのゆったり登山であるが、今日という日は登山数を稼ぐ秘策を秘めていた。。。

実は、栃木の最低山を連続登頂し、数を稼ごうと予てから画策していたのだ。しかも、最低山(※このように表記するとなんだか、駄目な山のように聞こえてしまうが、最も低い山の意である)は栃木市内に集中している。

ちょうど、嫁さんの実家である群馬へ行く道すがら栃木経由で向かうとして連続して低い山をどんどん登ろうと狙っていたのであった。

さて、そんな年内最終日の登山、一発目は錦着山だ。

栃木市内を栃木市総合運動公園方面へ向かえばひょっこり出てくるだろうと、いつものように安易な計画で出発する。
そして、今日からは、家族メンバーに明確な役割を与えた。
・ドライバーとして山近くへ我々を送る役目:嫁さん
・先頭:みー
・ゴミ係:さわ
・スーパーサブ:あお
それぞれの特徴を踏まえての布陣であるが、単純な4名はそれなりにその役割に納得しているようで特に不満も出なかった。
そして、約15分に渡り、山歩きでのパーティの役割について熱く語った。有能である事よりも和を大切に出来る事が重要であると、延々と語り皆閉口。それでもお父さんはまったく気にしないぞ。

さて、アプローチは突然に現れた。
「錦着山北口」との標識が現れた!おお、直ぐ近くか?と左を向くと小高い山が!

「これしかないでしょ!?」ってことで左折すると、錦着山護国神社の名が確認できた。

80.5mの栃木県内3番目に低い山。
15分で片づけてやるぜ、と子どもたちと共に一気に駆け上がる。
「うしろを振りむかくな~。振り向くと鬼が来るぞ~」とよく分からない脅しで子どもたちは全力疾走。

3分もかからず、頂上らしき神社が見えてきた。
周辺にはつつじが覆い、その小高い丘は栃木市内が眺望出来る。

山頂の眼前には階段が立ち並ぶ。
一歩一歩踏みしめていると、豪気な狛犬がお出迎え。こんなに
勇ましい狛犬は初めてですね。
小さな狛犬を足蹴ににらみを利かせている。。。勇気の無いものは入れなそうだ。

そんな護国神社に旅の安全をお祈りし、山頂を探す。
神社後方へ進む小道を行くが、山頂らしき姿が確認できない。。。もしかしたら、別のところか??と不安になってきたところ、神社後方の広場中央で三角点が発見される。

各地で山名ボードか三角点を捜索している娘たちを招集し、「たった10分で登頂に成功したぞ~」と勝どきを挙げ、心弾んですぐに下山。


イメージとすると宇都宮市内の八幡山公園であろう。街中の何気ない公園が山であり、しっかりと三角点もあるのだ。
今では、年中の娘ですら三角点が発見出来る、逞しくなったものだ。

この勢いで、本日2座目の山、芝塚山を目指そう!
・・・嫁さんは直ぐ下のかっぱ寿司でお昼を買っていた。

◆総評
錦着山は栃木市内の皆様が忘れかけている、古びた公園であり護国神社であろう。
ただ、この公園の持つ意味は私たちにとって大きい事を親は子に伝えていかなくてはなりません。

そして、身近な公園が栃木県内の三角点を有する立派な山である事も教えていかなくてはいけませんね。

山とは思えないほどの低山ですが、大変意義ある山でありました。
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という訳で、次なる山へつづく

弥栄
◆栃木の山283座登山記録(2011年7月30日~)

1、八幡山 標高158.7m 登頂日:2011年(平成23年)7月30日(土) 晴
  
備考:八幡山公園 一等三角点
2、羽黒山 標高458.2m 登頂日:2011年(平成23年)8月1日(月)曇
  
備考:羽黒山神社 栃木百名山
3、多気山 標高377m 登頂日:2011年(平成23年)8月6日(土)曇
  
備考:多気山神社 栃木百名山 大谷七名山
4、茂呂山 標高192.6m 登頂日:2011年(平成23年)9月19日(祝)曇/雷
  
備考: 二等三角点
5、刈場山 標高412.5m 登頂日:2011年(平成23年)10月9日(日)晴
  
備考: 三等三角点
6、三かも山 標高229m 登頂日:2012年(平成24年)4月21日(土)晴
  
備考:みかも山公園 栃木百名山
7、大平山 標高340m 登頂日:2012年(平成24年)9月22日(土)曇
  
備考:太平山神社
8、晃石山 標高419.1m 登頂日:2012年(平成24年)9月22日(土)曇
  
備考:一等三角点 栃木百名山
9、唐沢山 標高240m 登頂日:2013年(平成25年)4月28日(日)晴
  
備考:唐沢山城址(関東七名城)、唐沢山神社
10、黒戸山 標高412m 登頂日:2013年(平成25年)4月29日(祝)晴
  備考:宇都宮アルプスの一つ
11、アド山 標高 371.1m 登頂日:2013年(平成25年)5月6日(日)晴
  備考:アド山城跡
12、古賀志山 標高 582.8m 登頂日:2013年(平成25年)7月15日(日)晴
  
備考:日本百低山、栃木百名山
13、兜山 標高 372m 登頂日:2013年(平成25年)12月22日(日)晴
  
備考:国土地理院の地図上では鬼山と表記が間違っている
14、錦着山 標高 80.5m 登頂日:2013年(平成25年)12月29日(日)晴
  備考:栃木県三番目に低い山、護国神社
15、芝塚山 標高 55m 登頂日:2013年(平成25年)12月29日(日)晴
  備考:栃木県ニ番目に低い山、義経の太刀割り石
16、磯山 標高 51m 登頂日:2013年(平成25年)12月29日(日)晴
  備考:栃木県一番低い山
   (25,000分の1地図に山名が記載されている事を山の定義としている)
17、中山 標高 143m 登頂日:2013年(平成25年)12月29日(日)晴
  備考:近くに大中寺(曹洞宗)、ブルーベリー農園