4月4日
こはるが生まれてからの楽しみの1つだった
待ちに待った入園式
パパもたくさんの出張のハードスケジュールの中
こはるの入園式の日はばっちりお休みをとってくれてた
ちょうどさくらが満開の頃だったから、
私はさくらの木の下で入園の記念に家族写真を撮るのを楽しみにしてた
そして入園式の後には公園に花見に行きたくてとにかくさくらを見に行くのを楽しみにしていた
式に来ていく服も靴も準備して、カメラもばっちり充電して、わくわくで就寝、
そして朝の6時前に
ぶちっ!!
と破水?赤ちゃんが胎盤をけった?
よくわからなかったけど、ただごとじゃない感覚に飛び起き、
すると2~3秒で大量の血が床にまでだらだら流れ始めた
パパも起きてビックリしてすぐに病院へ電話してくれて、
私は急いで浴室で服を脱いで血を洗い流す
寝起きの突然の大量の血に少しパニックになりながら、
着替えてでかいナプキンつけて、バスタオルでおさえながら用意しておいた入院バッグを持って病院へ
病院へ向かう途中も血が流れているのがわかった
まだ貯血を1回しかしてなかったからすごく不安になった
病院について少し待たされて、
パパは家で寝ていたこはるを向かえに
私は診察
今から帝王切開になる可能性が高いと言われ、
MFICU(母体胎児集中治療室)へ移動
医師・看護師・助産師10人くらいに囲まれベッドの上で張り止めの点滴をしながら、モニター、レントゲン、心電図、採血等たくさん検査しながら、手術のリスクの説明をうけているうちに出血とはりがだんだんおさまっていった
まだ33週と3日
まだまだ赤ちゃんは未熟で小さい
1日でも長くお腹にいる必要があるから、出産まで入院で絶対安静と言われる
赤ちゃんが無事だったことを安心したり、こはるが入園式に行けなくなったことを悔やんだり、あと1ヶ月以上入院してパパやこはるの生活はどうなるんだろうと心配したり。
絶対安静って本当に何もできなくて、トイレはもちろん部屋の中にあるベッドから2~3m離れた洗面台へ行くのも車椅子。
もう産むまで何もできない
なんだかとんでもないことになってしまった
その日はただただ安静にすごした
パパとこはるは緊急帝王切開と言われすぐに病院にもどってきてくれ、でも一旦落ち着いたからまた家に戻り、
今度はスーツとワンピースをきて
入園式の格好でまた病院にきてくれた
こはるは少しお姉ちゃんに見えてすごく可愛いかったし、パパもスーツ似合っててカッコ良かった
点滴で震える手でベッドの上から二人をカメラにおさめた
すごくぶれてた
なんだか泣けてきた
それから赤ちゃんの肺の成長を促す筋肉注射を打ったり、夕飯を食べたり、消灯の時間が近づきパパと電話していると、
まただらだらだらと生温かい血が瞬く間に流れてきて慌てて電話をきってナースコールをならす
看護師さんと先生が急いでみにきてくれた時にはベッドは血の海のようになってすぐに緊急帝王切開の準備が始まった
こんなに出血して助からないかもしれない
もう信じて任せるしかない
夕飯を食べてそんなに時間がたってなかったから、全身麻酔でいきますと言われ、
手術室へ運ばれ、すごく広くてきれいな手術室にたくさんの医師・看護師・助産師
なんだかドラマでもみてるような風景だった
手術の準備はすぐに完了、緊張と張り止めの点滴の副作用で震える手をおさえながら同意書にサインをし、深呼吸をして手術が始まる
私は麻酔ですぐに意識がなくなった
かと思ったら痛みで意識がもどる
痛い!!痛い!!お腹が強烈に痛い!!
目の前にいる先生達に、早く麻酔を足して!!と言いたいけど、金縛りにあっているかのように体は動かないし、声もでない
痛みで目だけが覚めている不思議な状態がしばらく続いた
そして手術が終わり、すぐ外にパパとこはるが待ってくれていた
もう夜中なのに二人して待っててくれた
赤ちゃんが無事だったと聞いても、あまり実感がわかなかった。
赤ちゃんの声も聞いてないし、姿も見てない。出産したというよりも赤ちゃんと私助かったんだ、手術成功したんだと喜びと言うよりも安心した。
私はそのままMFICUに戻り、両腕に点滴と尿管を繋がれた状態で
看護師さん達が1時間おきくらいに術後の経過をチェックしにきてくれる
そして術後6時間後から3時間おきの搾乳が始まる
朝になって私が少し落ち着くと、看護師さんが赤ちゃんの写真を持ってきてくれて、ちゃんと自分で呼吸していたよ、と教えてくれた。
ここで嬉しさが込み上げてきた
こはる出産後、流産→手術を2度繰り返し
3度目妊娠がわかってからもすぐに出血
今回もダメなのかもと毎日1日1日が長くて、妊娠2ヶ月入ってから何度か少量出血しながらそのままずっと自宅安静の8ヶ月間。
すごく長く感じていたから、赤ちゃんの写真を見たときは本当に嬉かったし安心した。
この日楽しみにしていたさくらを見ることはできなかったけど、
待ち焦がれた赤ちゃんが生まれてきてくれたから、
この子の名前はさくらにしよう
と写真を見ながら思った。
Android携帯からの投稿
こはるが生まれてからの楽しみの1つだった
待ちに待った入園式
パパもたくさんの出張のハードスケジュールの中
こはるの入園式の日はばっちりお休みをとってくれてた
ちょうどさくらが満開の頃だったから、
私はさくらの木の下で入園の記念に家族写真を撮るのを楽しみにしてた
そして入園式の後には公園に花見に行きたくてとにかくさくらを見に行くのを楽しみにしていた
式に来ていく服も靴も準備して、カメラもばっちり充電して、わくわくで就寝、
そして朝の6時前に
ぶちっ!!
と破水?赤ちゃんが胎盤をけった?
よくわからなかったけど、ただごとじゃない感覚に飛び起き、
すると2~3秒で大量の血が床にまでだらだら流れ始めた
パパも起きてビックリしてすぐに病院へ電話してくれて、
私は急いで浴室で服を脱いで血を洗い流す
寝起きの突然の大量の血に少しパニックになりながら、
着替えてでかいナプキンつけて、バスタオルでおさえながら用意しておいた入院バッグを持って病院へ
病院へ向かう途中も血が流れているのがわかった
まだ貯血を1回しかしてなかったからすごく不安になった
病院について少し待たされて、
パパは家で寝ていたこはるを向かえに
私は診察
今から帝王切開になる可能性が高いと言われ、
MFICU(母体胎児集中治療室)へ移動
医師・看護師・助産師10人くらいに囲まれベッドの上で張り止めの点滴をしながら、モニター、レントゲン、心電図、採血等たくさん検査しながら、手術のリスクの説明をうけているうちに出血とはりがだんだんおさまっていった
まだ33週と3日
まだまだ赤ちゃんは未熟で小さい
1日でも長くお腹にいる必要があるから、出産まで入院で絶対安静と言われる
赤ちゃんが無事だったことを安心したり、こはるが入園式に行けなくなったことを悔やんだり、あと1ヶ月以上入院してパパやこはるの生活はどうなるんだろうと心配したり。
絶対安静って本当に何もできなくて、トイレはもちろん部屋の中にあるベッドから2~3m離れた洗面台へ行くのも車椅子。
もう産むまで何もできない
なんだかとんでもないことになってしまった
その日はただただ安静にすごした
パパとこはるは緊急帝王切開と言われすぐに病院にもどってきてくれ、でも一旦落ち着いたからまた家に戻り、
今度はスーツとワンピースをきて
入園式の格好でまた病院にきてくれた
こはるは少しお姉ちゃんに見えてすごく可愛いかったし、パパもスーツ似合っててカッコ良かった
点滴で震える手でベッドの上から二人をカメラにおさめた
すごくぶれてた
なんだか泣けてきた
それから赤ちゃんの肺の成長を促す筋肉注射を打ったり、夕飯を食べたり、消灯の時間が近づきパパと電話していると、
まただらだらだらと生温かい血が瞬く間に流れてきて慌てて電話をきってナースコールをならす
看護師さんと先生が急いでみにきてくれた時にはベッドは血の海のようになってすぐに緊急帝王切開の準備が始まった
こんなに出血して助からないかもしれない
もう信じて任せるしかない
夕飯を食べてそんなに時間がたってなかったから、全身麻酔でいきますと言われ、
手術室へ運ばれ、すごく広くてきれいな手術室にたくさんの医師・看護師・助産師
なんだかドラマでもみてるような風景だった
手術の準備はすぐに完了、緊張と張り止めの点滴の副作用で震える手をおさえながら同意書にサインをし、深呼吸をして手術が始まる
私は麻酔ですぐに意識がなくなった
かと思ったら痛みで意識がもどる
痛い!!痛い!!お腹が強烈に痛い!!
目の前にいる先生達に、早く麻酔を足して!!と言いたいけど、金縛りにあっているかのように体は動かないし、声もでない
痛みで目だけが覚めている不思議な状態がしばらく続いた
そして手術が終わり、すぐ外にパパとこはるが待ってくれていた
もう夜中なのに二人して待っててくれた
赤ちゃんが無事だったと聞いても、あまり実感がわかなかった。
赤ちゃんの声も聞いてないし、姿も見てない。出産したというよりも赤ちゃんと私助かったんだ、手術成功したんだと喜びと言うよりも安心した。
私はそのままMFICUに戻り、両腕に点滴と尿管を繋がれた状態で
看護師さん達が1時間おきくらいに術後の経過をチェックしにきてくれる
そして術後6時間後から3時間おきの搾乳が始まる
朝になって私が少し落ち着くと、看護師さんが赤ちゃんの写真を持ってきてくれて、ちゃんと自分で呼吸していたよ、と教えてくれた。
ここで嬉しさが込み上げてきた
こはる出産後、流産→手術を2度繰り返し
3度目妊娠がわかってからもすぐに出血
今回もダメなのかもと毎日1日1日が長くて、妊娠2ヶ月入ってから何度か少量出血しながらそのままずっと自宅安静の8ヶ月間。
すごく長く感じていたから、赤ちゃんの写真を見たときは本当に嬉かったし安心した。
この日楽しみにしていたさくらを見ることはできなかったけど、
待ち焦がれた赤ちゃんが生まれてきてくれたから、
この子の名前はさくらにしよう
と写真を見ながら思った。
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