大学に広報が根付かない理由 | 広報力向上ブログ

大学に広報が根付かない理由

大学に限ったことではないが、民間企業以外の組織(例えば事業仕分け対象者など)に広報活動は余り根付いていない。もちろん、ホームページや冊子などを活用しての情報発信や、広告などは盛んにやっていることは言うまでもない。


しかしこれらの「自身からの直接的な情報発信」では付加できないのが、やはり”信憑性”である。より理解を促し、信用や信頼を得るためには、”信憑性”はなくてはならないもの。理想は第三者であるメディアを通じた情報発信が望まれるが、生みの苦しみと言うか、まったく広報活動の土壌が無い中でいきなりメディア対応を行っていくことも厳しいこともあり、個人的には初期の段階からメディア対応を行うことは必須とは思わない。


広報活動で一番重要なのは、如何にメディアに取り上げられるかということではなく、第三者的な視点で評価検証するということではないだろうか。これさえ出来ていれば、ホームページのコンテンツや表現方法、冊子などの作り方や広告での打ち出し方も変わってくる。


大学などに広報という考え方が根付かない理由は、第三者的な視点で自身の評価や検証が出来ていないからだろう。自身の評価も出来ていないから広報活動にも理解がない。即ち、広報担当者への評価も出来ないから育てられないのではないだろうか。


男は黙って自分の生き方さえしていれば、追い掛けなくとも女性はついてくる的な感覚は、もう何十年も前の発想。歴史や伝統があるから”理解される筈”と思っていても、周囲の環境は日々変化しているため、間違いなく取り残されてしまう。背中だけでは誰も評価はしてくれない。


一度、”自身の組織”という発想ではなく、第三者的な視点で自身の組織を評価、検証してみては如何でしょうか?


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