第四巻 [名古屋JOINTS2013]
第四巻のサイドストーリーを書かせて頂きます高橋と申します。
実はまーしー君からこのお話を頂いた時、本当はあまり書く気にはなれませんでした。
「本人が書かないブログに意味はあるのか?」という気持ちからでした。
昨年の11月に突然の不慮の事故で彼を亡くして、
皆さんも同じ心境かも知れませんが未だに現実を受け止める事が出来ていないまま
時間だけがどんどん過ぎて知らぬ間に美化された思い出にしたくなくて。
でも色々考えて・・
きっとみんな「自分に何か出来ることをしたい」という想いがあって・・・
それでこのサイドストーリーを書いていて・・
自分達が彼の残したバイクを完成させようという想いと同じなんだろうなと感じ
今回書かせて頂きます。
前置きが長くなりました・・。
それではお話を
あ、このブログは19rockのお客さんだけじゃなく
彼の友達も見てるのかな?
僕らは彼のバイク仲間だったので今回の話はバイクのお話です。
えーと
2011年の12月末、横浜で開催された「ホットロッドカスタムショー」
に出展した彼の作品「TOY RACER」というバイク。
カワサキの250TRをベースに作ったバイクです。
(2011年ホットロッドショー時)
このバイクを今回、名古屋で開催されるカスタムショー「JOINTS2013」に展示してきました。
というのもこれは出展した2011年末のロッドショーのあと彼が
「今回はバタバタで未完成のままの出展だったから、ちゃんと仕上げて春のJOINTSに持って行き
たいんだー」
と言ってたことからの始まりになります。
しかし2011年末のホットロッドヨーに出て、雑誌やメディアなどで彼の作品が取り上げられ
お店も忙しくなり2012年春のJOINTSに参加することもなくお店に眠ったままでした。
事故の1週間前、彼と最後に会った時 2013年の計画を色々しました。
レース参戦・・
ツーリング・・、
カスタムショー参戦・・
もっと大きな店への移転・・
あ、大きなビル借りて
バイク屋とか服屋とか床屋とかの複合施設作りたいとか言ってたっけ。
そんな事なんかを葬式のあと仲間で話し
「未完成だったあのバイクをみんなで仕上げて名古屋へ持って行こう」
となりました。
みんなそれぞれ仕事の合間の僅かな時間で集まり、
「彼だったらこんな感じで作るかなぁ」なんて想像しながら製作しました。
まずはそんな製作作業風景などを・・
塗装もやり直したいと言っていたので、良いところだけを残し剥離作業開始
マスキングして
まずは真ん中のロゴが完成
さらにマスキングして
タンクのラインを塗って完成!
1回失敗して塗り直したコトは彼には内緒にしよう。
そしてお次はフロントフォークの再塗装
塗装の為フロントを分解するとまさかのボールベアリング。
小さい玉を撒き散らし全部回収するまで1時間!
ちなみにこんな大きさ↓
やってくれます。
塗装も大体終了し、お次はハンドル周り
彼の遺品から良さそうなハンドルを見つけたので若干詰めて塗装。
ライトに悩み、渾身の鉄仮面を製作するも却下される。
するとチョッパーの神様が光臨し「良い物売ってるトコあるヨ・・」と耳打ち
その良い物も購入し装着するとアラ不思議!
こんな素敵なお顔にになりました。
その横で若者はせっせとライトのサビ取り作業をやらされてます。
これにあとはウインカーとテールランプ、サイドナンバーを製作し装着して行きます。
(この時点で集中力が途切れ写真を取り忘れる)
大体完成に近づいたところでせっかく作ったフロント周りを一新させるが如く、
ナイスなハンドルを持った男が登場する。
一度跨るも、自分の作ったハンドルを持ってきて合わせると・・
これまた恐ろしく似合う!
「・・・こっち付けるか」となり塗装してやり直し。
んで
良い感じになりました。
これにて完成!
と解散後に「ステップがノーマルじゃん・・」と気付き
ありきたりですがBMX用のペグを加工して流用
でやっと完成。
因みにダァーっと書きましたが1日の出来事ではないです、ハイ。
あとは名古屋に持って行くだけ・・。
-イベント前日-
朝も早くから搬入の為、トラックに積み込みます
今回トラックを出してくれたのは千葉県は野田の建設王「大柴建設」
雨予報にも関わらず一人だけ車に乗らず自走する若者もいました。
ちなみに彼の車両も19ROCKで製作したものです。
そんなこんなで名古屋到着。
皆せっせと搬入作業に入ります。
展示スペースも大きな通路側を頂きあとは当日を待つだけになりました。
-当日-
雨予報もどこかに吹き飛んでました。
渾身の19ROCKブースはこんな感じです・・
こんな素敵に展示出来ました!
最初は「持って行って何になるの?」とか「自己満足じゃないの?」とか
色々言われたり、考えたりもあったけど
「持って行って良かった」
の一言です
もし自分が死んで製作途中のバイクがあって
そのままになるのを
友達が、仲間が、恋人が
代わりに完成させてくれたら
僕だったら嬉しいから。
ちなみに彼の愛車のラビットも持って行きました
柳沢慎吾は愛嬌です
この19ROCKの「TOY RACER」
ビルダー「山下 剛」は
「おもちゃ箱から出たようなボートトラックレーサーにしたい」
と言ってました。
彼の頭の中に描いていた物を僕らで少しでも形に近づけてたら幸いです。
以下が製作に関わった7人の若者です。
若干若者じゃない人もいますが気にしないで下さい。
製作に協力してくれた二軒のバイクショップ
「ACLA」
「エキセントリックモーターサイクル」
ありがとう。
応援してくれた彼の家族、友達、19rockのお客さん、仲間
ありがとう。
そんなわけで皆様のお陰で無事ジョインツに持って行って帰ってこれました。
剛君、会場でこのバイクみんなに絶賛されてたよ
このバイクを初めて見る人も「かわいい」とか「欲しい」とか
いっぱい言ってくれてたよ
こんな感じで良かったかな?
喜んでくれてるかな?
んでさ
見てよこの写真
みんないい笑顔だろ?
実はまーしー君からこのお話を頂いた時、本当はあまり書く気にはなれませんでした。
「本人が書かないブログに意味はあるのか?」という気持ちからでした。
昨年の11月に突然の不慮の事故で彼を亡くして、
皆さんも同じ心境かも知れませんが未だに現実を受け止める事が出来ていないまま
時間だけがどんどん過ぎて知らぬ間に美化された思い出にしたくなくて。
でも色々考えて・・
きっとみんな「自分に何か出来ることをしたい」という想いがあって・・・
それでこのサイドストーリーを書いていて・・
自分達が彼の残したバイクを完成させようという想いと同じなんだろうなと感じ
今回書かせて頂きます。
前置きが長くなりました・・。
それではお話を
あ、このブログは19rockのお客さんだけじゃなく
彼の友達も見てるのかな?
僕らは彼のバイク仲間だったので今回の話はバイクのお話です。
えーと
2011年の12月末、横浜で開催された「ホットロッドカスタムショー」
に出展した彼の作品「TOY RACER」というバイク。
カワサキの250TRをベースに作ったバイクです。
(2011年ホットロッドショー時)
このバイクを今回、名古屋で開催されるカスタムショー「JOINTS2013」に展示してきました。
というのもこれは出展した2011年末のロッドショーのあと彼が
「今回はバタバタで未完成のままの出展だったから、ちゃんと仕上げて春のJOINTSに持って行き
たいんだー」
と言ってたことからの始まりになります。
しかし2011年末のホットロッドヨーに出て、雑誌やメディアなどで彼の作品が取り上げられ
お店も忙しくなり2012年春のJOINTSに参加することもなくお店に眠ったままでした。
事故の1週間前、彼と最後に会った時 2013年の計画を色々しました。
レース参戦・・
ツーリング・・、
カスタムショー参戦・・
もっと大きな店への移転・・
あ、大きなビル借りて
バイク屋とか服屋とか床屋とかの複合施設作りたいとか言ってたっけ。
そんな事なんかを葬式のあと仲間で話し
「未完成だったあのバイクをみんなで仕上げて名古屋へ持って行こう」
となりました。
みんなそれぞれ仕事の合間の僅かな時間で集まり、
「彼だったらこんな感じで作るかなぁ」なんて想像しながら製作しました。
まずはそんな製作作業風景などを・・
塗装もやり直したいと言っていたので、良いところだけを残し剥離作業開始
マスキングして
まずは真ん中のロゴが完成
さらにマスキングして
タンクのラインを塗って完成!
1回失敗して塗り直したコトは彼には内緒にしよう。
そしてお次はフロントフォークの再塗装
塗装の為フロントを分解するとまさかのボールベアリング。
小さい玉を撒き散らし全部回収するまで1時間!
ちなみにこんな大きさ↓
やってくれます。
塗装も大体終了し、お次はハンドル周り
彼の遺品から良さそうなハンドルを見つけたので若干詰めて塗装。
ライトに悩み、渾身の鉄仮面を製作するも却下される。
するとチョッパーの神様が光臨し「良い物売ってるトコあるヨ・・」と耳打ち
その良い物も購入し装着するとアラ不思議!
こんな素敵なお顔にになりました。
その横で若者はせっせとライトのサビ取り作業をやらされてます。
これにあとはウインカーとテールランプ、サイドナンバーを製作し装着して行きます。
(この時点で集中力が途切れ写真を取り忘れる)
大体完成に近づいたところでせっかく作ったフロント周りを一新させるが如く、
ナイスなハンドルを持った男が登場する。
一度跨るも、自分の作ったハンドルを持ってきて合わせると・・
これまた恐ろしく似合う!
「・・・こっち付けるか」となり塗装してやり直し。
んで
良い感じになりました。
これにて完成!
と解散後に「ステップがノーマルじゃん・・」と気付き
ありきたりですがBMX用のペグを加工して流用
でやっと完成。
因みにダァーっと書きましたが1日の出来事ではないです、ハイ。
あとは名古屋に持って行くだけ・・。
-イベント前日-
朝も早くから搬入の為、トラックに積み込みます
今回トラックを出してくれたのは千葉県は野田の建設王「大柴建設」
雨予報にも関わらず一人だけ車に乗らず自走する若者もいました。
ちなみに彼の車両も19ROCKで製作したものです。
そんなこんなで名古屋到着。
皆せっせと搬入作業に入ります。
展示スペースも大きな通路側を頂きあとは当日を待つだけになりました。
-当日-
雨予報もどこかに吹き飛んでました。
渾身の19ROCKブースはこんな感じです・・
こんな素敵に展示出来ました!
最初は「持って行って何になるの?」とか「自己満足じゃないの?」とか
色々言われたり、考えたりもあったけど
「持って行って良かった」
の一言です
もし自分が死んで製作途中のバイクがあって
そのままになるのを
友達が、仲間が、恋人が
代わりに完成させてくれたら
僕だったら嬉しいから。
ちなみに彼の愛車のラビットも持って行きました
柳沢慎吾は愛嬌です
この19ROCKの「TOY RACER」
ビルダー「山下 剛」は
「おもちゃ箱から出たようなボートトラックレーサーにしたい」
と言ってました。
彼の頭の中に描いていた物を僕らで少しでも形に近づけてたら幸いです。
以下が製作に関わった7人の若者です。
若干若者じゃない人もいますが気にしないで下さい。
製作に協力してくれた二軒のバイクショップ
「ACLA」
「エキセントリックモーターサイクル」
ありがとう。
応援してくれた彼の家族、友達、19rockのお客さん、仲間
ありがとう。
そんなわけで皆様のお陰で無事ジョインツに持って行って帰ってこれました。
剛君、会場でこのバイクみんなに絶賛されてたよ
このバイクを初めて見る人も「かわいい」とか「欲しい」とか
いっぱい言ってくれてたよ
こんな感じで良かったかな?
喜んでくれてるかな?
んでさ
見てよこの写真
みんないい笑顔だろ?