「し、死んだ?」
頭の中が真っ白で何も考えられない。
「そうよ。あなたは交通事故で死んだの。」
「ほ、本当?!」
女の子の服を掴む。
「本当よ。それより離して。」
私は「あ、ゴメン」と言いながら手を離す。
私、ほんと~~に死んだんだ。
実感がまったくない。
「やったー!!!!!!!」
この気持ちが抑えきれずつい声にしてしまった。
「は、はぁ?何で嬉しいのよ。」
女の子がビックリしたような声で言う。
「だってさ!神様に会えるんだよ!超最高じゃんっ」
「―天国は生存者にとってとてもいいとこなのかもしれない。」
女の子は急に悲しいような、寂しいような、そんな表情をしている。
「・・・・何を言っているの?」
私は少し女の子を心配しながら言う。
「でも、天国はいいとこなんかじゃない。」
天国はいいとこじゃない?
嘘。だって何でもできるじゃない。
「―貴方、本当に死んでよかったって思ってる?」
「へ?うん。だって神様に会えるんだもん!それに何でもできるし!」
天国はそんなに悪いとこなのだろう?
「確かに何でもできる。―でも親族や、友達には会えない。たとえ地上へ
下りても私たちのことは見えない。」
「そ、そんな・・・・」
死んだって地上へ下りればいつでも会えると思ってた。
でもそりゃあそうだよね。私死んでるんだもん・・・・
@続く@
面白くない展開でゴメンなさいよーだっ←