刺激的でした…「外資系トップの仕事力」 | 自分残思徒然

刺激的でした…「外資系トップの仕事力」

インタビュー集。でも、刺激的。

 

 

 

文字通り、外資系トップに立つ人が、

 

 

■どのような経緯で今に至ったのか

 

■仕事に対し、どのような考えを持っているのか

 

 

を深く掘り下げて紹介したもの。

 

 

 

とはいえ、合計12人のトップのフラッシュインタビューは、とても刺激的。

 

こんな時間まで一気に読み進めてしまいました。

 

 

 
外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

 

 

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経営は金勘定だと思っていたのですが、まったく違う。組織としてビジョンを追求するものであり、その結果としてお金がついてくる、それが経営だと思いました。

  

 

会議では必ず発言しなさい。できれば一番最初に。しないのなら、その場にいる意味はない。

  

 

成長を要求するのです。成長が止まってしまったら、それは本人にとっても、マッキンゼーにとっても、クライアントにとっても幸福なことではない。

  

 

どれだけ仲間を助けたか。

どれだけ仲間として信頼されたか。

マッキンゼーはそれを問います。

 

  

クライアントが何を求めているのか、あるいはクライアントに今、何を言うべきかを考え、それを直接クライアントの人にぶつけて議論する。それが何より大事だと気がついた。それからは仕事が一気に面白くなっていきました。

 

  

どんなに高額なプロジェクトを獲得しても、それだけで評価されることはありません。プロフェッショナルな商業主義になってはいけない。プロジェクトのためのプロジェクトはしない。クライアントから依頼されていても、我々よりも上手に、あるいは効率的に仕事ができる第三者がいるなら、そちらを紹介する。

 

  

いい仕事をするためには、まず仕事にオーナーシップを持つことが大事です。当事者意識を持たなければ、絶対にいい仕事はできません。自分はこれをやりますというコミットをする。当事者意識がないと迫力が出ない。コミットがないとエクスキューズを探し始める。プロは「そこそこ」の仕事ではだめなんです。一流の仕事をするためには、ある程度、自分を追い込まなければならなと。

 

  

ビジネスマンの真価というのは、自分が発言したことはちゃんと実行できて、結果を出して、その責任を負うことではないかと思った。言うだけだったら、だれにでもできるんじゃないかと。

 

  

出世とか給料とか、そういうことを考えたことはまったくないですね。それは結果であっても目標にはなりえない

 

 

でもね、睨まれたら睨み返せばいいんです。相手が目を見てきたら、こっちも目を見て返せないと、そこで負けてしまう。

 

 

一番大事なのは、顧客の話を聞くことです。恥かしがらないで現場のみんなに聞くことでしたね。とにかく人の話を聞く。そこにはこだわっていました。とにかく猛烈に勉強するんです。

 

 

何が重要かといえば、目的を定め、徹底的に情熱を傾け、最善の努力をすることができるかどうか。全力を出し切れるかどうかなんです。だからこそ、自分の力を100%以上発揮できることが求められる環境が大切になるんです。

 

 

若いときは間違ったって払うコストはそんな大したことはないんです。失うものがないんだから、どんどんやればいい。大事なことは自分がどうしたいか。どんな方向に進みたいかです。

 

 

どんな仕事をする人でも、その仕事に関しては会社のだれよりも自分が一番知識を持っている、自分が一番良く知っているというくらいの知識と経験を、自分の仕事に対して持つことです。カスタマーを知り、競合他社を知る。その二つを組み合わせ、自分なりに会社の進むべき方向性をつくっていく。会社のだれよりも両者をしっているとなれば、自分の意見に多くの人が耳を傾けてくれるようになります。結果として、会社全体を動かすことができるようになるんです。


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外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか