【健康管理は体に悪い?】№1042


無能唱元師の心に響く言葉より…


朝日新聞の「天声人語」欄に、次のような興味ある記事が載っているのを、読んだことがあります。

かつて、フィンランドの保健当局が、栄養指導や健康管理の効果について、科学的な調査をしたことがある、というのです。


まず、40歳から45歳までの男性を600人選び、彼らを定期検診し、ビタミンやカルシウムなどをはじめとする栄養的管理を徹底させ、酒やタバコの類(たぐ)いを控えさせ、毎日適度の運動をしてもらい、こういう生活を15年続けてもらったのです。

その効果を比較して調べるため、同じような条件にある男性600人を選び、こちらは、いかなる健康管理の対象にもせず、ただ、健康状態の調査のみをして、同じく15年間調べました。


15年後、二者の間に、恐ろしいほどの違いが現われました。

心臓血管系の病気、高血圧、死亡、自殺、いずれの数も、一方が他方よりずっと多かったのです。

それがなんと、健康管理をした方のグループだったのです。

医者たちは仰天し、その実験結果の公表を控えたそうです。


この実験結果が言わんとしているのは、なにも「健康管理は不用だ」といった短絡的な結論ではありません。

そうではなく、「過保護は人を依存的にする」ということなのです。


自立は自律とつながっています。

われわれが、他者依存的になったときは、自律組織によって生ずる自然な抵抗力を失ってしまうのです。


自らを救うのは、まさに自分自身なのです。

健康管理が他律的に行われるとき、恐るべき自己喪失がそこに生じ、それが自らの心身を守るエネルギーを失わせてしまうのであります。

『小さなサトリ』河出書房新社



無能唱元師は、「幸せ」とは、心身が「弛緩(しかん)」(リラックス)している状態であり、「不幸」とは、過度にこわばった緊張が弛緩しないでいる状態だ、と言う。

人から管理されたり、コントロールされているときは、緊張が続いている。


人は、自ら決定し、自発的に動くと、限りないエネルギーが湧いてくる。

やらされていると感じたり、義務だと思ってやっていると、それがストレスとなり元気は出てこない。


世界最長寿と認定された、泉重千代さんは、「長生きの秘訣は?」と問われ、「酒とタバコ」と答えた話は有名だ。

また、「どういうタイプの女性が好きですか?」との質問に、「年上の女かのぉ」 と答えたそうだ。


健康、健康と騒ぐような、いわゆる「健康オタク」はいただけない。

「健康のためなら死んでもいい」という言葉を地で行っているからだ。


こだわりを捨て、もっとリラックスして生きて行きたい。




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